ナガサキ・ユース代表団 2018活動レポート vol.6 を公開しました!
2018年度は、公募で選ばれた長崎の大学生及び大学院生8名が、ナガサキ・ユース代表団第6期生として、ジュネーブの国連欧州本部で開催された『2020年核不拡散条約(NPT)再検討会議第2回準備委員会』への参加を中心に、様々な活動を行いました。『ナガサキ・ユース代表団2018活動レポート:BE THE BRIDGE!』を是非ご覧ください。
レポートの全文は こちら
サイドイベントで上映したショートフィルム(短編動画) |
動画は3つのパートで構成されています。パート1には、「長崎という被爆の歴史を持つ場所に住む若者は核兵器について何を思っているのか」そのリアルな想いを収録、パート2では、当時爆心地から700mで被爆した池田氏へのインタビュー内容(当時の状況、今の核兵器をめぐる問題について、若者に対して思うこと)と核兵器の数を視聴覚的に体験できるBB弾によるシミュレーションを収録、パート3では、被爆者の想いや核兵器の数を知った上で若者が「核兵器廃絶に向けて何ができるのか」を考え、回答した様子を収録しました。
サイドイベントでショートフィルムを上映した際、参加してくれた各国政府関係者や海外の若者及びNGO職員に「自分にとって核とは」「核兵器廃絶に向けて何ができるのか」の2つの質問を行い、その回答をアート作品にしました。世界には2つの質問に対して様々な答えがあふれており、その部分は色紙で表現しました。同時にそうしたアプローチや発想、考え方が違っても同じゴール(核兵器廃絶)に向かって伸びてゆくこれからの未来を、木として表現しました。
希望の木 |
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【お問い合わせ】
〒852-8521 長崎市文教町1-14(長崎大学核兵器廃絶研究センター内)
TEL:095-819-2252 FAX:095-819-2165
核兵器廃絶長崎連絡協議会事務局(PCU-NC)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、9月19日、3回目の南北首脳会談を終え、その結果を「9月平壌共同宣言」として発表、署名した。内容は大きく分けて、南北の敵対関係の終了と、北朝鮮の非核化に関する具体的措置の合意であった。RECNAとしては、4月の板門店宣言に続く、歴史的な南北合意として高く評価したい。今後の注目すべき課題も含めて、重要な視点を3つにまとめた。
見解の全文は こちら
ナガサキ・ユース代表団第7期生を募集します!
2019年春、核軍縮・不拡散問題の国際会議である「2020年NPT(核不拡散条約)再検討会議第3回準備委員会」がアメリカ・ニューヨークの国連本部で開催されます。世界各国から多数の政府関係者・専門家・NGOが集まるこの会議に、「ナガサキ・ユース代表団」として参加し、最新の国際議論の動向を学ぶとともに、世界の人々とのネットワークを広げてみませんか。核なき世界の実現に向け、「もっと学びたい!」「何かやってみたい!」、熱意のある<若者>を募集します。
詳しくは 募集概要 をご覧ください。
【お問い合わせ】
〒852-8521 長崎市文教町1-14(長崎大学核兵器廃絶研究センター内)
TEL:095-819-2252 FAX:095-819-2165
核兵器廃絶長崎連絡協議会事務局(PCU-NC)
RECNAでは、核軍縮・不拡散関連分野における研究成果及び有用な情報を、専門家及び一般市民へより広く共用するとともに、この分野の知識・知見を整理し、かつ、次世代に伝えていくことを目的として、2016年4月よりRECNA叢書事業を開始いたしました。より多くの方に叢書を手に取っていただき、お読みいただければ幸いです。詳しくはこちら
2018年度版『世界の核弾頭データ』及び『世界の核物質データ』ポスターの解説しおりを公開しました。ポスターとあわせてご利用ください。
2018年度版『世界の核弾頭データ』ポスター
日本語版 | 英語版 | 韓国語版 | |
2018年6月 | ![]() |
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★ 2018年度版『核弾頭データポスター』のしおり
2018年7月 | 【印刷三折用】 | 【同英語版】 | 【web閲覧用】 | 【同英語版】 |
>>前年度以前の版はこちらからご覧いただけます。
2018年度版『世界の核物質データ』ポスター
日本語版 | 英語版 | 韓国語版 | |
2018年6月 | ![]() |
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★ 2018年度版『核物質データポスター』のしおり
2018年7月 | 【印刷三折用】 | 【同英語版】 | 【web閲覧用】 | 【同英語版】 |
>>前年度以前の版はこちらからご覧いただけます。
【特別市民セミナー】”核なき世界”へどう進むか -核軍縮に逆行するトランプ核戦略-(8月24日)
歴史的なプラハ演説で「核なき世界」をめざすと強調した米国のオバマ前大統領は、広島訪問も実現して、核兵器に依存しない平和と安全の大切さを説いた。
後任のトランプ大統領は逆に、安全保障政策での核兵器の役割を高め、「使える核」の導入にも意欲を見せている。この流れを止め、プラハ演説が掲げた目標を人類共通のものにしていくにはどうすればいいのか。オバマ大統領の側近だった専門家の解説、意見を聞ける貴重な機会です。
♦ 入場無料・事前申込不要・同時通訳付 ♦ | ![]() チラシ(地図付)[PDF] |
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【講師】 | ジョン・ウォルフスタールさん 米国オバマ政権・核政策担当大統領特別補佐官 |
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【日時】 | 2018年8月24日(金)18時00分~19時30分 | |
【場所】 | 長崎大学文教キャンパス グローバル教育・学生支援棟3階 G38番教室 |
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【主催】 | 核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC) Tel: 095-819-2252 |
REC-PP-07
鈴木 達治郎 , 広瀬 訓 , 吉田 文彦 , 梅林 宏道
2018年1月に発表された米雑誌Bulletin of Atomic Scientistsの「終末時計」は1953年以来の「2分前」という極めて深刻な状況であったが、その最大の理由として挙げられていたのが、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐる北東アジアの緊張状態であった。それから半年の間に、朝鮮半島情勢は歴史的な転換点を迎えた。4 月の南北朝鮮首脳会談(「板門店宣言」)、6月の米朝首脳会談についてRECNAは直後にその歴史的な意義を強調する見解を発表したが、同時にこの流れを非可逆的なものとするためには多くの課題があることも指摘した。それを受けて、RECNAの教授陣がそれぞれの専門分野から、米朝首脳会談の意義と課題について分析・解説し、吉田文彦副センター長・教授に取りまとめをお願いしたのが、本Policy Paperである。今後の朝鮮半島の非核化、そして北東アジアの非核化と平和を目指す動きを見るうえで、少しでも参考になれば幸いである。
日時: | 2018年5月26日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 鈴木 達治郎 (RECNAセンター長) |
広瀬 訓 (RECNA副センター長) | |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演をする鈴木センター長 | 講演をする広瀬副センター長 |
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平成30年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」の第1回目が5月26日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジにて行われました。
「北東アジアの非核化と安全保障」と題し、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎センター長及び広瀬訓副センター長が講師を務めました。
講演は三部構成で行われ、第一部は、核の傘(核抑止戦略)に依存している国で、核を持っていない国が核兵器の廃絶に向けてどのような役割を果たすべきかを、第二部では、北東アジアの非核化と平和を目指すための信頼醸成の進め方(特に、非政府間の外交「トラック2」のありかた)をテーマに広瀬先生が講演を行いました。次に第三部では、非核化の検証について、冒頭にレーガン大統領の「信ぜよ、しかし検証せよ」の言葉を用い、100%の検証は不可能であるが、検証の措置があることによって違反を抑止することができることや、北朝鮮の非核化の検証には新しい枠組が必要なことなど、その重要性をテーマに鈴木先生が講演を行いました。さらに今話題となっている、米・北朝鮮首脳会談、「板門店宣言」等、最近の核情勢や、RECNAが取り組んでいる「北東アジアの平和と安全保障に関するパネル」(PSNA)の活動についても解説を行いました。
講座には約90名の市民が集まり、講演後の「RECNAと語ろう」では、講演の内容や学生がスイス・ジュネーブで行われた「2020年核不拡散条約再検討会議第2回準備委員会」で経験したことについてRECNA教員と参加された市民・学生による熱い意見交換が行われました。
会場の様子 |
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講演の録画 |
配布資料① | レジュメ |
配布資料② | 核の脅威にどう対処するか:北東アジアの非核化と安全保障 |
配布資料③ | 第一部 「核の傘」依存低減に向けて~非核保有国の政策~ |
配布資料④ | 第二部 北東アジアにおける信頼醸成~トラック2の活用の可能性~ |
配布資料⑤ | 第三部 「非核化の検証」と科学技術の役割 |
配布資料⑥ | 最近の核情勢 |
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
RECNAニューズレター Vol.7 No.1 (2018年6月30日発行)
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「北東アジアの平和と安全保障に関するパネル」 (PSNA):第3回会合 ― 鈴木 達治郎 2020年NPT再検討会議第2回準備委員会 ― ナガサキ・ユース代表団 賢人会議提言の骨子 ― 朝長 万左男 >>詳しくはこちら |