第1回「核なき未来」オピニオン賞 受賞者を発表 [ENG]
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)は、設立10周年記念事業の一つとして、若い世代に広く核兵器問題の重要性を訴えるとともに、平和な国際社会の実現に貢献できる人材の育成を図ることを目的として、「核なき未来」に関するオピニオン を募集しました。
このたび、最優秀賞1名、優秀賞2名を決定し、下記のとおり受賞者を発表、授賞式を行いましたので、お知らせいたします。
なお、受賞作のうち最優秀作は、2022年9月25日の長崎新聞の本紙に全文が掲載されました。( こちら は同紙電子版の記事)
【 受賞者: 最優秀賞 1名、優秀賞 2名 】
最 優 秀 賞 |
西山 心(23歳)
現在、⽶国カリフォルニア州ミドルベリー国際⼤学院モントレー校(MIIS)の修⼠課程在籍。専攻は、不拡散とテロリズム。中⾼5年間を⻑崎活⽔中学⾼等学校で過ごし、平和学習部に所属し外務省ユース⾮核特使として平和活動に励む。その後、国際基督教⼤学(ICU)に進学し、国際関係学と法学メジャーで核問題を深掘りする。2022年春に学⼠取得。 [オピニオン]
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優 秀 賞 |
ALOK CHANDAN(26歳)
現在、デリー大学(インド)東アジア研究学科博士課程在学中。東アジア研究(日本研究)修士課程修了。研究分野は戦略的通常兵器と抑止論の関係、核セキュリティと日印関係。 [オピニオン][RECNAによる仮和訳]
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優 秀 賞 |
青木 啓輔(29歳)
東京在住。会社員。 [オピニオン]
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【 受賞者 以外の 最終選考対象者 9名 / 応募者総数 54名 】
【 授 賞 式 】
最優秀賞の授与 | 授賞式出席者の集合写真 |
日 時: |
2022年9月24日(土)13:00~14:00 (取材対応 14:00~14:30) |
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場 所: | 長崎大学文教キャンパス 教育学部第5会議室 |
次 第: |
1.開会挨拶:調 漸 10周年記念事業実行委員長 2.受賞者発表・授与式: 優秀賞者発表・賞状、盾授与:青来有一審査委員長 優秀賞者スピーチ(2名:オンライン) 最優秀賞者発表・賞状、盾・副賞目録授与:青来審査委員長 最優秀賞者スピーチ(1名:対面) 3.全体講評:青来有一審査委員長 4.審査委員コメント: 石田謙二客員教授、小島萌衣さん、畠山澄子さん、松永瑠衣子さん 5.閉会挨拶:吉田文彦RECNAセンター長 写真撮影 |
取材対応: |
青来審査委員長、受賞者3名 鈴木達治郎RECNA副センター長(司会)、山口響研究員(通訳) |
長崎大学核兵器廃絶研究センターは、2021年度から国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館からの受託事業として「被爆の実相の伝承のオンライン化・デジタル化事業」に取り組んでいます。
このたび、全炳徳教授(情報データ科学部)を中心に作業を進めている航空写真のデジタルアーカイブ(現段階の成果)が公開されました。
このデジタルアーカイブは、1945年8月7日と9月7日に米軍が撮影した長崎市の航空写真をつなぎ合わせて2枚の大きな3D画像にし、被爆前後の様子を比較することができます。
航空写真の活用によって、山間部の高低差や街並みが立体的に再現され、原爆が長崎をどのように破壊したのかを詳細に見ることができます。また、地図上には建物が3Dで作成され、より一層原爆の破壊力を体感できます。今後も改善を進めていきます。
※3Dの建物はこれから徐々に増やす予定です。3D化をご希望の建物等がありましたら、被害写真や被害前の建物写真があればご提供ください。