イベント情報Upcoming Events

2020年7月30日
日 時:    2020年6月27日(土)13:30~15:00
場 所:    長崎原爆資料館ホール + オンライン(Zoom)でライブ配信
講 師:    広瀬  訓 (RECNA副センター長)
中村 桂子 (RECNA准教授)
パネリスト:    ナガサキ・ユース代表団第8期生
谷口 萌乃香、 中村 楓、 三宅 凜
主 催:    核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共 催:    長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演をする広瀬副センター長 講演をする中村准教授
講演をする広瀬副センター長 講演をする中村准教授
ユース8期生(中村、谷口、三宅) ライブ配信のようす
ユース8期生(中村、谷口、三宅) ライブ配信のようす

今回は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当初予定していた国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジから会場を変更するとともに、Zoomを用いたオンラインでのライブ配信もあわせて実施しました。

初めに、広瀬副センター長が「NPTの現状と課題」について、NPTが発効して50年たった今の課題やその限界にふれ、日本の立ち位置を示しました。そして、国の事情でいろいろな問題を包み込んできたNPTという枠組みが、人の命と尊厳を基準に据えて見直した時、その欠点が露わになったのではないか、と指摘しました。

次に、中村准教授は「NPT・核兵器禁止条約・市民社会」と題し、核弾頭数の推移や、「核兵器廃絶」等の言葉が登場する新聞記事数の推移から、核をめぐる危機感が日本で共有されていないことを示しました。そして、原爆資料館の入り口に掲げられた「長崎からのメッセージ」にふれ、アフターコロナの今だからこそ、骨太のメッセージを発信していくことが、NPTの成功や核兵器廃絶の歩みを進めることに繋がっていくのではないか、と述べました。

パネル討論では、広瀬・中村両講師とナガサキ・ユース代表団の3名が意見交換し、講演に関する質問や若者からの率直な意見について話し合いました。最後の質疑応答は、会場からは勿論、オンラインからも参加して、熱い意見交換となりました。講座には約140人(会場に約100人、オンラインで40人)の方が集まりました。

ライブ配信された動画
配布資料2:    NPT再検討会議へ向けた課題:その現状と問題(広瀬訓)(PDF)
配布資料1:    NPT・核兵器禁止条約・市民社会~〈今〉をどう活かすか~(中村桂子)(PDF)

 

※本講座の内容は、講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

>>2020年度の市民講座について

2020年6月6日

2020年2月15日(土)に長崎大学文教キャンパスで開催された RECNA 長崎被爆・戦後史研究会 公開・総括シンポジウム「私たちは何を継承すべきか―長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」の報告書を刊行しました。是非ご覧ください。

シンポジウムの概要 及び 報告書

 

2020年2月25日
日時:  2020年2月15日(土) 13:30-16:30
場所:  長崎大学文教キャンパス 教養教育棟A-14教室(A-13より変更)
演題:  RECNA長崎被爆・戦後史研究会 公開・総括シンポジウム「私たちは何を継承すべきか―長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」
主催:  長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

 2017年以降RECNAが主催してきた「長崎被爆・戦後史研究会」の集大成として、同研究会としては初の公開シンポジウム「私たちは何を継承すべきか―長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」を開催しました。

 この日のシンポジウムの目的は、核兵器廃絶を視野に入れた「原爆/被爆体験の継承」を考える際、そもそも「何を継承すべきか?」という問いでした。これは、「どう」継承するか、という方法をめぐる議論に比べると、比較的無視されてきた観点だと言えます。

 第一部では、四條知恵氏がアーカイブズ(記録資料保存)の観点からの「継承」について、深谷直弘氏が長崎の語り継ぎ実践について、根本雅也氏が原爆被害者調査を通じてみえる「継承されていないもの」について、桐谷多恵子氏が沖縄や浦上カトリックの被爆者について、それぞれ報告しました。

四條知恵氏 深谷直弘氏
四條知恵氏 深谷直弘氏
根本雅也氏 桐谷多恵子氏
根本雅也氏 桐谷多恵子氏

 第二部では、新木武志氏、冨永佐登美氏の2人のコメンテーターから、被爆証言や聞き取り、体験の「継承」をめぐるコメントが出され、第一部の4人のパネラーから応答があった後、会場との討論に移りました。会場には、普段様々な場で「継承」の実践をされている方々が多数集い、それぞれの問題関心からパネラーに鋭い質問を投げかけているのが印象的でした。

新木武志氏 冨永佐登美氏
新木武志氏 冨永佐登美氏
パネラー 司会の山口響氏
パネラー 司会の山口響氏

 最後に、これまでの「長崎被爆・戦後史研究会」を今後は「核遺産・核政策研究会」へと発展させて、核兵器をめぐる社会的実践と核政策の相互作用についての分析へと進んでいきたい旨の提案が鈴木達治郎RECNA副センター長からなされて、シンポジウムは終了しました。

 来場者は75人にのぼりました。

鈴木達治郎RECNA副センター長 会場の様子
鈴木達治郎RECNA副センター長 会場の様子

 

配布資料
資料1:  資料から見る「継承」アーカイブズの観点から (四條)
資料2:  長崎における語り継ぎ実践と原爆体験の思想化 (深谷)
資料3:  長崎被爆・戦後史研究から見えてくるもの   (桐谷)
資料4:  提案「核遺産・核政策研究会」        (鈴木)
  ※ ご本人の了解を得られた資料のみ掲載しています。
 
報告書(2020年6月発行)
長崎被爆・戦後史研究会主催 公開・総括シンポジウムの記録
「私たちは何を継承すべきか 長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」
報告書全文:PDF

 

※ 本シンポジウムの内容は、登壇者等個人の意見を表すものであり、主催団体の見解を示すものではありません。

 

2020年2月18日
日 時:    2020年1月25日(土)13:30~15:30
場 所:    国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
講 師:    黒澤 満 (大阪女学院大学大学院教授/RECANA顧問)
主 催:    核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共 催:    長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演する黒澤教授 会場の様子
講演する黒澤教授 会場の様子

2019年度第6回となる核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」が、1月25日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジにて行われました。

「核兵器廃絶のために取るべき措置」と題し、黒澤満(大阪女学院大学大学院教授/RECNA顧問)が講師を務めました。

本講演は、昨年11月に来崎したローマ教皇のスピーチを切り口とし、日本の世論と政府の意見の違いに触れた後、核不拡散条約(NPT)発効からの50年間を振り返りました。

米ソ二国間の条約が破棄されてきた動向や、核保有国が依然として包括的核実験禁止条約(CTBT)にも批准しない点を問題視し、今後のNPT体制自体が危ぶまれていると指摘しました。

また、トランプ政権の核政策としてイラン核合意を例にアメリカによる「力の支配」について語り、核兵器禁止条約はそのような力に悪の烙印を押すためにあると述べました。そしてそれは、以前注目されていなかった喫煙に対して、世間の常識の変化と共に、禁煙を推進する動きが出て来たことを考えるとわかりやすいと話しました。

 テーマごとに質疑応答が行われ、会場からの疑問に対して、レジュメだけでは見ることのできない、講師の生の声が会場を白熱したものへとしました。

講座には約65名の市民が集まり、講演後の「RECANAと語ろう」では、市民、学生による熱い意見交換が行われました。

講演の録画

配布資料: 核兵器廃絶のために取るべき措置(レジュメ)(PDF)

 
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

>>2019年度の市民講座について

2020年1月28日
日 時: 1月11日(土)13:30-15:30
場 所: 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 地下2階 交流ラウンジ
演 題: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~
講 師: グレゴリー・カラーキー 氏
(「憂慮する科学者同盟」中国プロジェクトマネージャー)
主 催: 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共 催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

カラーキー氏 調会長挨拶
カラーキー氏 調会長の挨拶
会場の様子 RECNAと語ろう
会場の様子 RECNAと語ろう

本講演では核兵器廃絶研究センター客員研究員であり、憂慮する科学者同盟(UCS)で中国プロジェクトマネージャーを務めるグレゴリー・カラーキー氏をお招きしました。

カラーキー氏は、まず戦術核兵器と戦略核兵器の違いについて説明し、米国が進める核兵器の小型化に関して、トランプ政権になって、核兵器使用のリスクが高まっていることを指摘しました。それに対して日本が米国の核兵器に依存する政策を取っていること、米国のそのような核兵器開発を支持していることへの異議を唱えました。

また、かつて米中で起こった台湾海峡危機等を取り上げ、「核の脅し」(核抑止)が有効に機能しないことを力説しました。最後に米国専門家の間でも、世界の核軍備競争の現状や核兵器使用が正当化されることがあり得るとする意見に触れつつも、草の根の活動の重要性を強調しました。

講演後のRECNAと語ろうでも幅広い世代の方が参加し白熱した意見を交わしました。

来場者は約70名にのぼり大盛況のうちに幕を閉じました。

講演の録画(英語のみ)

・配布資料1: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (1)(PDF)
・配布資料2: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (2)(PDF)
・配布資料3: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (3)(PDF)

 

※本セミナーの内容は、講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

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