2020年2月26日

PSNAワーキングペーパー “The 2018-2019 Summitry Process and Prospects for Denuclearization of the korean Peninsula” (PSNA-WP-12) が公開されました。日本語のタイトル及び要旨は次のとおりです。
 

2018-19首脳会談プロセスと朝鮮半島非核化プロセスの展望
(PSNA-WP-12)

(要旨)
 大統領選挙に関心がいっている米国の状況や関係諸国の対話が進んでいないことを考えれば、朝鮮半島の非核化はここ数か月は進展しないだろう。このような状況下でのベストな選択は「これ以上悪化させないこと」であり、今後の非核化プロセスの進展に障害を作らないことだ。今後、このプロセスを進展させる最善のアプローチは、多国間交渉に持ち込むことだ。「P3⁺3」(3核兵器国と北朝鮮、韓国、日本)の6か国で交渉する形をとるのが一番だ。その際、日本がこのプロセスでより積極的な役割を果たすことが期待される。
 

英語版のみとなりますが、全文は こちら からご覧いただけます。
 

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PSNAワーキングペーパー “China’s Dilemmas over Stalled North Korean Denuclearization Talks” (PSNA-WP-11) が公開されました。日本語のタイトル及び要旨は次のとおりです。
 

停滞する北朝鮮非核化プロセスにおける中国のジレンマ
(PSNA-WP-11)

(要旨)
 停滞する北朝鮮非核化プロセスを進めるうえで、中国の役割は大きい。しかし、中国の真意を疑う見方もある。中国には、長期的に非核化を進めたい目的と、短期的には地域の地政学的バランスを守りたいというジレンマがある。そのジレンマにもかかわらず、本論文は、中国がとる短期的施策と、関係国と協力して非核化を進める長期的施策を提言する。
 

英語版のみとなりますが、全文は こちら からご覧いただけます。
 

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2020年2月25日
日時:  2020年2月15日(土) 13:30-16:30
場所:  長崎大学文教キャンパス 教養教育棟A-14教室(A-13より変更)
演題:  RECNA長崎被爆・戦後史研究会 公開・総括シンポジウム「私たちは何を継承すべきか――長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」
主催:  長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

 2017年以降RECNAが主催してきた「長崎被爆・戦後史研究会」の集大成として、同研究会としては初の公開シンポジウム「私たちは何を継承すべきか――長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」を開催しました。

 この日のシンポジウムの目的は、核兵器廃絶を視野に入れた「原爆/被爆体験の継承」を考える際、そもそも「何を継承すべきか?」という問いでした。これは、「どう」継承するか、という方法をめぐる議論に比べると、比較的無視されてきた観点だと言えます。

 第一部では、四條知恵氏がアーカイブズ(記録資料保存)の観点からの「継承」について、深谷直弘氏が長崎の語り継ぎ実践について、根本雅也氏が原爆被害者調査を通じてみえる「継承されていないもの」について、桐谷多恵子氏が沖縄や浦上カトリックの被爆者について、それぞれ報告しました。

四條知恵氏 深谷直弘氏
四條知恵氏 深谷直弘氏
根本雅也氏 桐谷多恵子氏
根本雅也氏 桐谷多恵子氏

 第二部では、新木武志氏、冨永佐登美氏の2人のコメンテーターから、被爆証言や聞き取り、体験の「継承」をめぐるコメントが出され、第一部の4人のパネラーから応答があった後、会場との討論に移りました。会場には、普段様々な場で「継承」の実践をされている方々が多数集い、それぞれの問題関心からパネラーに鋭い質問を投げかけているのが印象的でした。

新木武志氏 冨永佐登美氏
新木武志氏 冨永佐登美氏
パネラー 司会の山口響氏
パネラー 司会の山口響氏

 最後に、これまでの「長崎被爆・戦後史研究会」を今後は「核遺産・核政策研究会」へと発展させて、核兵器をめぐる社会的実践と核政策の相互作用についての分析へと進んでいきたい旨の提案が鈴木達治郎RECNA副センター長からなされて、シンポジウムは終了しました。

 来場者は75人にのぼりました。

鈴木達治郎RECNA副センター長 会場の様子
鈴木達治郎RECNA副センター長 会場の様子

 

配布資料
資料1:  資料から見る「継承」アーカイブズの観点から (四條)
資料2:  長崎における語り継ぎ実践と原爆体験の思想化 (深谷)
資料3:  長崎被爆・戦後史研究から見えてくるもの   (桐谷)
資料4:  提案「核遺産・核政策研究会」        (鈴木)
  ※ ご本人の了解を得られた資料のみ掲載しています。

 

※ 本シンポジウムの内容は、登壇者等個人の意見を表すものであり、主催団体の見解を示すものではありません。

 

2020年2月18日

PSNAワーキングペーパー “The Overview of the Adaptive Cooperative Threat Reduction Proposal for the Denuclearization of the DPRK – Non-Governmental Perspectives – ” (PSNA-WP-10) が公開されました。日本語のタイトル及び要旨は次のとおりです。
 

柔軟な「協調的脅威削減」の提案 – 北朝鮮の非核化に向けて、非政府の視点から –
(PSNA-WP-10)

(要旨)
 北朝鮮の非核化プロセスは、体制が崩壊した旧ソ連の核軍縮プロセスとは大きく異なる。政治、経済、技術的課題が多く存在する と考えられ、東アジアの国々は協力して課題克服に取り組む必要がある。本ペーパーは、それらの課題を整理するとともに、エネルギー支援、核関連施設の管 理・廃棄、その他の諸課題について、どのように取り組むべきか、その協力の枠組みを非政府の視点から提案したものである。
 

英語版のみとなりますが、全文は こちら からご覧いただけます。
 

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日 時:    2020年1月25日(土)13:30~15:30
場 所:    国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
講 師:    黒澤 満 (大阪女学院大学大学院教授/RECANA顧問)
主 催:    核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共 催:    長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演する黒澤教授 会場の様子
講演する黒澤教授 会場の様子

2019年度第6回となる核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」が、1月25日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジにて行われました。

「核兵器廃絶のために取るべき措置」と題し、黒澤満(大阪女学院大学大学院教授/RECNA顧問)が講師を務めました。

本講演は、昨年11月に来崎したローマ教皇のスピーチを切り口とし、日本の世論と政府の意見の違いに触れた後、核不拡散条約(NPT)発効からの50年間を振り返りました。

米ソ二国間の条約が破棄されてきた動向や、核保有国が依然として包括的核実験禁止条約(CTBT)にも批准しない点を問題視し、今後のNPT体制自体が危ぶまれていると指摘しました。

また、トランプ政権の核政策としてイラン核合意を例にアメリカによる「力の支配」について語り、核兵器禁止条約はそのような力に悪の烙印を押すためにあると述べました。そしてそれは、以前注目されていなかった喫煙に対して、世間の常識の変化と共に、禁煙を推進する動きが出て来たことを考えるとわかりやすいと話しました。

 テーマごとに質疑応答が行われ、会場からの疑問に対して、レジュメだけでは見ることのできない、講師の生の声が会場を白熱したものへとしました。

講座には約65名の市民が集まり、講演後の「RECANAと語ろう」では、市民、学生による熱い意見交換が行われました。

講演の録画

配布資料: 核兵器廃絶のために取るべき措置(レジュメ)(PDF)

 
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

>>2019年度の市民講座について

2020年2月6日

PSNAワーキングペーパー“Paved with Good Intentions : Trump’s Nuclear Diplomacy with North Korea (PSNA-WP-9)”(「善意で敷き詰められた道の先は…:トランプの北朝鮮外交(PSNA-WP-9) 」)が公開となりました。本文は英語版のみとなりますが、要旨は以下のとおりです。是非ご覧ください。

-要旨-
最初の米朝会談は両者の目標を共に満たすような良い合意であった。しかし、その後はすれ違いが続いており、ともに非核化と平和を目指しているにもかかわらず、よい結果を生み出していない。トランプ外交は北朝鮮の穏健派の要求にこたえることができないまま、アメリカ国内の強硬派の要求にもこたえなければいけない。このままだと、北朝鮮もアメリカの真意を読み切れずに、危険な道に戻ってしまう可能性がある。
*”The road to hell is paved with good intentions.”は「地獄への道は善意で敷き詰められている」という意味の諺。

 

<PSNA-WP-9>

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2020年2月4日

REC-PP-09

教皇フランシスコ:被爆地からの発信(2020年2月)

吉田 文彦, 広瀬 訓, 山口 響, 四條 知恵

2019年11月24日、ローマ教皇フランシスコが、被爆地を長崎、広島の順に歴訪し、核兵器廃絶にむけ力強いメッセージを発信されました。

今回の被爆地訪問が、核軍縮においてどのような意義を持ち、日本の核政策に与える含意がどのようなものであったか、さらには、長崎のカトリック教会においてどう影響を与えたかについて、専門的観点から、RECNAポリシーペーパー9号としてまとめました。

>> REC-PP-09の全文はこちら

>> 既刊のRECNAポリシーペーパー(政策研究報告)はこちら

 

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2020年1月30日

RECNAが監修し日本非核宣言自治体協議会(事務局:長崎市平和推進課)が作成した「核兵器禁止条約」に関する資料が発行されました。2017年に採択された同条約の内容等について、一問一答式でわかりやくす解説したリーフレットと、さらに条約の特徴や採択に至るまでの歴史的な流れを詳しく解説したデジタルパンフレットです。ぜひ、平和事業や平和学習などでご活用ください。

※ 両資料とお問合せ先(長崎市平和推進課)の詳細は こちら をご覧ください。
 

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2020年1月28日
日 時: 1月11日(土)13:30-15:30
場 所: 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 地下2階 交流ラウンジ
演 題: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~
講 師: グレゴリー・カラーキー 氏
(「憂慮する科学者同盟」中国プロジェクトマネージャー)
主 催: 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共 催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

カラーキー氏 調会長挨拶
カラーキー氏 調会長の挨拶
会場の様子 RECNAと語ろう
会場の様子 RECNAと語ろう

本講演では核兵器廃絶研究センター客員研究員であり、憂慮する科学者同盟(UCS)で中国プロジェクトマネージャーを務めるグレゴリー・カラーキー氏をお招きしました。

カラーキー氏は、まず戦術核兵器と戦略核兵器の違いについて説明し、米国が進める核兵器の小型化に関して、トランプ政権になって、核兵器使用のリスクが高まっていることを指摘しました。それに対して日本が米国の核兵器に依存する政策を取っていること、米国のそのような核兵器開発を支持していることへの異議を唱えました。

また、かつて米中で起こった台湾海峡危機等を取り上げ、「核の脅し」(核抑止)が有効に機能しないことを力説しました。最後に米国専門家の間でも、世界の核軍備競争の現状や核兵器使用が正当化されることがあり得るとする意見に触れつつも、草の根の活動の重要性を強調しました。

講演後のRECNAと語ろうでも幅広い世代の方が参加し白熱した意見を交わしました。

来場者は約70名にのぼり大盛況のうちに幕を閉じました。

講演の録画(英語のみ)

・配布資料1: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (1)(PDF)
・配布資料2: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (2)(PDF)
・配布資料3: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (3)(PDF)

 

※本セミナーの内容は、講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

2020年1月27日
日 時:    2019年12月14日(土)13:30~15:30
場 所:    国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
講 師:    鈴木 達治郎(RECNA副センター長、教授)
対談者:    広瀬 訓(RECNA副センター長、教授)
主 催:    核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共 催:    長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演する鈴木教授 鈴木教授と広瀬教授
講演する鈴木教授 鈴木教授と広瀬教授
会場の様子 レクナと語ろう
会場の様子 レクナと語ろう

2019年度第5回となる核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」が、12月14日(土)に長崎原爆死没者追悼平和記念館交流ラウンジにて行われました。

「映画に見る『核兵器』: 私が選んだベスト10」と題し鈴木達治郎(RECNA副センター長)が講師を務めました。

今回の講演では鈴木教授が選んだ映画20本を、「社会性」「科学性」「娯楽性」「芸術性」の4つの点から評価し、それぞれの映画について広瀬教授との対談形式で解説を行いました。対象とした映画は1950年代から2010年代まで幅広く、またテーマも核戦争や核テロリズム、広島や長崎を描いたもの、SF等のカテゴリーから選ばれました。両教授がそのみどころやエピソードなどについて個人的な思いも含めて解説をしました。

最後に今後映画の中で核兵器をどのように位置づけるのか、また核の脅威をどのように描くのかに注目すべきと話しました。

講座には約70名の市民が集まり、講演後の「RECNAと語ろう」では、市民・学生による熱い意見交換が行われました。

講演の録画

配布資料(事後配布): 映画に見る『核兵器』: 私が選んだベスト10(PDF)

 
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

>>2019年度の市民講座について

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