2020年1月9日
日  時: 11月10日(日)13:30-16:30
場  所: 長崎原爆資料館ホール
基調講演: スーザン・サザード 氏(米国の作家、長崎平和特派員)
「歴史と向き合う 被爆地から学んだこと」
トークセ 
ッション:
スーザン・サザード 氏
青来 有一 氏(芥川賞作家、長崎大学RECNA客員教授)
アーサー・ビナード 氏(米国生まれの詩人・絵本作家)
吉田 文彦 氏(長崎大学RECNAセンター長)
主  催: 核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC)
協  力: みすず書房
後  援: 長崎県・長崎市・長崎大学
RECNA(長崎大学核兵器廃絶研究センター)
(公財)長崎平和推進協会
核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会

 

基調講演 トークセッション
基調講演 トークセッション

第1部では、『ナガサキ 核戦争後の人生』日本語版の出版を記念して、著者のスーザン・サザード氏が基調講演を行いました。第2部では、吉田文彦RECNAセンター長を司会に、スーザン・サザード氏、アーサー・ビナード氏、青来有一氏が、核廃絶と平和について、また、被爆体験継承の難しさについて、パネルディスカッションを行いました。来場者は約200名にのぼり、大盛況のうちに幕を閉じました。

基調講演の録画
トークセッションの録画

※本セミナーの内容は、講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

2019年2月28日
日時:  2019年2月23日(土)14:00-16:00
場所:  国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
講師:  陳昌洙(ジン・チャンス)世宗研究所 日本研究センター長
主催:  核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC)
共催:  長崎大学核兵器廃絶研究センター (RECNA)

 

講演をする陳昌洙氏 会場の様子
講演をする陳昌洙氏 会場の様子

特別市民セミナーが2月23日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 地下2階 交流ラウンジにて行われました。

「急転する朝鮮半島情勢-北東アジアと日本の選択」と題し、陳昌洙(ジン・チャンス)世宗研究所 日本研究センター長が講師を務めました。

陳昌洙氏は講演の中で、朝鮮半島情勢に関する韓国の対応について、現状は非核化の実現に向けて北朝鮮と共に米国を説得する立場をとっているが、戦略としては周辺諸国と協力して経済制裁を強め、両方を一緒に行い、北朝鮮に変化を求める対応が必要であると述べました。日韓関係については、日韓両政府のコミュニケーション・修復能力不足により、関係が悪化しており、特に日本は朝鮮半島をめぐる情勢の劇的変化に対応できていない。日韓関係改善には、中央政府でなく地方から改善していく方法もある、と講演しました。

講演には約100名の市民が集まり、多くの市民との間で熱のこもった質疑応答が交わされ、大いに盛り上がりました。

講演の録画

配付資料: 韓日関係葛藤:その行く先はどこか?(PDF)

 

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

2018年10月25日
日時:  2018年10月10日(水)18:30-20:00
場所:  長崎大学文教キャンパス 教養教育棟1階 A-14番教室
講師:  長谷川 毅(カリフォルニア大学サンタバーバラ校 歴史学部名誉教授)
主催:  核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC)
共催:  長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演をする長谷川先生 会場の様子
講演をする長谷川先生 会場の様子

特別市民セミナーが10月10日(水)に長崎大学文教 キャンパスにて行われました。

「原爆、ソ連参戦と日本降伏の決定」と題し、長谷川毅先生(カリフォルニア大学 サンタバーバラ校歴史学部 名誉教授)が講師を務めました。

長谷川先生は、原爆投下を正当化するために米国でしばしば持ち出される次の2つの仮定を挙げられました。1、トルーマン大統領には日本を降伏させるためには、犠牲が極めて大きいと仮定された「日本本土への攻撃」か「原爆投下」の二つの選択肢しかなかった。2、原爆投下こそが日本降伏を導いた最大の原因であり、原爆投下なしには戦争は終了しなかった。しかし、長谷川先生はこれらの仮定を史実に基づいて強く批判し、日本への原爆投下は不要であったと結論づけました。

講演には約70名の市民が集まり、長谷川先生は質疑応答で、多数の質問や熱い意見を受けました。

講演の録画
配付資料:  原爆、ソ連参戦と日本降伏の決定(PDF)

 

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

2018年10月15日
日時:  2018年8月24日(金)18:00-19:30
場所:  長崎大学文教キャンパス
グローバル教育・学生支援棟3階 G38番教室
講師:  ジョン・ウォルフスタール
(米国オバマ政権・核政策担当大統領特別補佐官)
主催:  核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC)
共催:  長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演をするウォルフスタール氏 会場の様子
講演をするウォルフスタール氏 会場の様子

特別市民セミナーが8月24日(金)に長崎大学文教キャンパスにて行われました。

「”核なき世界”へどう進むか – 核軍縮に逆行するトランプ核戦略」と題し、ジョン・ウォルフスタール氏(米国オバマ政権・核政策担当大統領特別補佐官)が講師を務めました。

ジョン・ウォルフスタール氏はいかに核兵器が危険か、どうして悪なのか、なぜ道徳に反しているのか、人類にどうして影響を与えるのか、核兵器に依存することがいかに危険であるかを説明しました。核兵器廃絶のための課題には、物理的、軍事的、政治的、法的な4つの側面があると指摘し、それぞれの課題は複雑で難解ではあるが、最終的には核兵器をなくすために体系化して成文化しなければならないと講演しました。

講演には約80名の市民が集まり、ジョン・ウォルフスタール氏との質疑応答は大いに盛り上がりました。

 

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

2018年1月30日
日時: 2018年1月14日(土)10:30~12:30
場所: 長崎大学医学部良順会館専斎ホール
主催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

 若者と意見交換するベアトリス・フィン事務局長  会場の様子

 
 若者との対話集会「ノーベル平和賞団体『ICAN』のフィン事務局長と語る:核兵器廃絶と若者の役割」が、平成30年1月14日(日)に長崎大学医学部良順会館専斎ホールにて開催されました。
 対話集会には核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長、川崎哲国際運営委員らが出席し、会場に集まった約50名の高校生・大学生らと意見交換を行いました。フィン事務局長は、SNSを使えば世界中の人とつながると共に、情報を発信できるとし、核廃絶を目指していくためには若者の力が必要であることを示されました。

 
<講演資料 ベアトリス・フィン>

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

日時: 2018年1月13日(土)13:30~16:30
場所: 長崎県原爆資料館ホール
主催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
共催: 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) 、核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会

 

 基調講演を行うベアトリス・フィン事務局長  パネル討論の様子
 左から順に
 鈴木 達治郎  RECNAセンター長
 ベアトリス・フィン  ICAN事務局長
 川崎  哲   ICAN国際運営委員
 朝長 万左男  核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員長
 今西 靖治   外務省軍縮不拡散・科学部軍備管理軍縮課長

 ノーベル平和賞受賞記念特別市民セミナー「核兵器禁止条約をどう活かすか?~ナガサキからのメッセージ」が、平成30年1月13日(土)に長崎原爆資料館ホールにて開催されました。
 セミナーでは核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長が講演し、日本政府は核兵器禁止条約に参加すべきだと強く訴えました。
 次いで、パネル討論では川崎哲ICAN国際運営委員,朝長万左男核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員長、今西靖治外務省軍縮不拡散・科学部軍備管理軍縮課長らを交え、活発な議論が行われました。
 セミナーには約310名の参加があり、質疑応答では日本政府への鋭い質問も飛び交うなど、多数の質問が寄せられました。

会場の様子

 

【登壇者プロフィール】
(基調講演)※日本語字幕付き動画を公開しました。(3/29)

【講演資料】 
 <講演資料 ベアトリス・フィン>
(パネル討論)※日本語字幕付き動画を公開しました。(3/29)

 <講演資料 川崎哲①>
 <講演資料 川崎哲②>
 <講演資料 朝長万左男>
 <上映動画 朝長万左男>

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 平成30年1月12日(金)から14日(日)にかけて、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長が来崎されました。フィン氏は1月13日に爆心地公園で献花を行い、長崎原爆資料館および国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を見学された後、長崎原爆資料館ホールで行われた、ノーベル平和賞受賞記念特別市民セミナー「核兵器禁止条約をどう活かすか~ナガサキからのメッセージ~」にて講演されました。
 翌日1月14日(日)には、長崎大学医学部良順会館にて「ノーベル平和賞団体『ICAN』のフィン事務局長と語る:核兵器廃絶と若者の役割」と題した若者との対話集会に参加され、核兵器廃絶研究センター(RECNA)が招待した高校生・大学生らと活発な意見交換を行いました。

特別市民セミナー,若者との対話集会,WEBニュースおよびフォトギャラリーのページを別途設けておりますので,詳細は以下をご覧ください。
>>特別市民セミナーについて

>>若者との対話集会について

>>WEBニュースはこちら

>>フォトギャラリー

 献花の様子(爆心地公園)  記者会見で質問に答えるフィン事務局長
歓迎レセプションで乾杯する参加者ら 歓迎レセプション集合写真

 

2017年11月29日
日時: 2017年11月23日(木)13:30~16:30
場所: 東京大学伊藤国際学術研究センター中教室
主催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
共催: 東京大学政策ビジョン研究センター安全保障ユニット

 

 科研費結果発表を行う鈴木センター長  パネル討論の光景
     右から順に
     吉田文彦 RECNA副センター長
     藤原帰一 東大政策ビジョン研究センター長
     太田昌克 共同通信社編集委員

 11月23日(木)に公開シンポジウム 「核の脅威にどう対処すべきか:北東アジアの非核化と安全保障」が東京大学伊藤国際学術研究センター中教室にて行われ、約60名もの方々が集まりました。

 本シンポジウムは長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)を中心に、東京大学、広島市立大学、一橋大学等の研究者が、科研費「核廃絶実現に向けての促進・阻害要因の分析と北東アジアの安全保障」(平成27~29年度)の成果を踏まえて、今後の核の脅威への対応と北東アジアの安全保障について討論を行ったものです。

 前半は研究チームを代表して、RECNAの鈴木達治郎センター長、広瀬訓副センター長が、研究成果の概要を発表しました。また、研究成果は2018年3月に「核の脅威にどう対処すべきか:北東アジアの非核化と安全保障」(仮題)(藤原帰一監修、広瀬訓・鈴木達治郎編著)として法律と文化社より出版されることが紹介されました。

 後半は、研究プロジェクトチームのメンバーで、上記出版書の監修者でもある藤原帰一東大政策ビジョン研究センター長と、RECNA客員教授でもある太田昌克共同通信編集委員のお二人に、パネリストとして参加していただき、吉田文彦RECNA副センター長の司会でパネル討論を行いました。パネル討論では、まず「現在の安全保障政策における核兵器の役割」について、藤原教授からは「核兵器の役割は小さくなっているが、政策の経路依存のためにいまだに核抑止に依存している」、太田教授からは「核抑止の効果について体系的な分析研究が必要」との指摘がありました。続いて日本の安全保障政策についての議論となり、藤原教授は「抑止力は必要だが、核よりも通常兵器による抑止が重要」との意見を述べられました。最後に北朝鮮への対応について、藤原教授は「現在進められているのは『威嚇』ではなく『強制外交』(相手側の政策変更を促すべく、強力な制裁と限定的な軍事圧力をかけること)である」点を強調し、「核を使った威嚇外交は失敗する」点を強調されました。太田教授からは、RECNAの研究成果から「トラック2」の重要性を強調されました。

 最後に、RECNAの2教授も加えた質疑応答でも、フロアーからは核軍縮の検証、日本の非核政策、ミサイル防衛などについて活発な質問、意見交換が行われました。

会場の様子

 

<登壇者プロフィール>

<講演資料>

<講演動画>

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

2017年3月1日
日時: 2017年2月18日(土)13:30~15:30
場所: 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
講師: 全 炳徳(チョン ビョンドク)(長崎大学核兵器廃絶研究センター兼務教員・長崎大学教育学部教授)
主催: 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演する全先生

平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第6回目(最終回)を,2月18日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて実施し,講師は,全 炳徳 教授(RECNA兼務教員)がつとめました。

冒頭,核兵器廃絶長崎連絡協議会の調 漸会長から,開会に際し,「今年度最後の市民講座であるが,全6回で多くの市民・学生の方々に参加いただき,来年度も盛りだくさんの講座を用意しているので,引き続き参加いただきたい」と謝辞があった。

「RECNAと平和教育」と題した講座において,平和教育について,長崎市教育委員会が実施した「平和に関する意識調査」,平和教育に対する若者の反応について先生が実際に学生から聞いた経験などを交えてわかりやすく説明があり,平和教育とはまず何でもいいから実行することが重要であるとお話しいただきました。

また,ICTを活用した平和教育の事例や人工衛星画像の平和教育への利用など,新しい技術の紹介もいただき,とても興味深い内容となりました。
講座には約50名の市民が集まり,講座終了後の質疑の時間には参加者から平和教育について多数の質問がありました。最後に,司会者から,5名の方々の本講座皆勤賞の報告があり,「RECNAと語ろう」には16名の市民の皆さんに残っていただき,平和教育について語り合いました。

<講演動画>


※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

>>平成28年度市民講座について
 

2017年1月12日

核不拡散条約(NPT)に入らないまま、1998年に相次いで核実験を行ったインドとパキスタン。両国は今も大小の軍事衝突を繰り返し、核軍拡競争を続けていることから、地球上で最も核戦争勃発のリスクが大きい地域とも言われています。南アジアの核問題は今後どうなるのか。国際的な専門家の解説、意見を聞ける貴重な機会です。

同時通訳付、申し込み不要、入場無料です。

皆さまのご参加をお待ちしています。

日 時: 平成29年2月2日(木) 18:30~20:00 20170202sympo-1
場 所: 長崎大学医学部 ポンぺ会館セミナー室(坂本1丁目12-4)
基調講演: 『印パで高まる核先制使用のリスク』
ジア・ミアン 氏
(米国プリンストン大学の「科学とグローバル安全保障プログラム」共同ディレクター)
主 催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
共 催: 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)

>>詳しくはこちら

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