2018年10月25日
日時: | 2018年10月10日(水)18:30-20:00 |
場所: | 長崎大学文教キャンパス 教養教育棟1階 A-14番教室 |
講師: | 長谷川 毅(カリフォルニア大学サンタバーバラ校 歴史学部名誉教授) |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演をする長谷川先生 | 会場の様子 |
特別市民セミナーが10月10日(水)に長崎大学文教 キャンパスにて行われました。
「原爆、ソ連参戦と日本降伏の決定」と題し、長谷川毅先生(カリフォルニア大学 サンタバーバラ校歴史学部 名誉教授)が講師を務めました。
長谷川先生は、原爆投下を正当化するために米国でしばしば持ち出される次の2つの仮定を挙げられました。1、トルーマン大統領には日本を降伏させるためには、犠牲が極めて大きいと仮定された「日本本土への攻撃」か「原爆投下」の二つの選択肢しかなかった。2、原爆投下こそが日本降伏を導いた最大の原因であり、原爆投下なしには戦争は終了しなかった。しかし、長谷川先生はこれらの仮定を史実に基づいて強く批判し、日本への原爆投下は不要であったと結論づけました。
講演には約70名の市民が集まり、長谷川先生は質疑応答で、多数の質問や熱い意見を受けました。
講演の録画 |
配付資料: | 原爆、ソ連参戦と日本降伏の決定(PDF) |
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。