新着情報What’s New

2022年9月12日

長崎大学核兵器廃絶研究センターは、2021年度から国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館からの受託事業として「被爆の実相の伝承のオンライン化・デジタル化事業」に取り組んでいます。

このたび、全炳徳教授(情報データ科学部)を中心に作業を進めている航空写真のデジタルアーカイブ(現段階の成果)が公開されました。

このデジタルアーカイブは、1945年8月7日と9月7日に米軍が撮影した長崎市の航空写真をつなぎ合わせて2枚の大きな3D画像にし、被爆前後の様子を比較することができます。
航空写真の活用によって、山間部の高低差や街並みが立体的に再現され、原爆が長崎をどのように破壊したのかを詳細に見ることができます。また、地図上には建物が3Dで作成され、より一層原爆の破壊力を体感できます。今後も改善を進めていきます。

※3Dの建物はこれから徐々に増やす予定です。3D化をご希望の建物等がありましたら、被害写真や被害前の建物写真があればご提供ください。

>>>「被爆前後の長崎」デジタルアーカイブ

デジタルアーカイブ説明1
デジタルアーカイブ説明2

 

Category お知らせ
2022年8月8日

この特別論文は、RECNA、ノーチラス研究所アジア太平洋核不拡散・軍縮ネットワーク(APLN)のウエブサイトに同時に公開されます。国際著作権許可4.0 に基づいて公開されます。

 

一家族と核戦争との交差点
 
Michael Roach


「北東アジアにおける核使用リスクの削減にむけて」プロジェクト
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
アジア太平洋核不拡散・軍縮リーダーシップネットワーク(APLN)
ノーチラス研究所
 
2022年8月6日

 

要  旨

この写真をベースにしたエッセイの中で、著者マイケル・ローチ氏は複数世代にわたる核戦争との接点を驚くべき形で紹介してくれている。その中で、最初の原子爆弾を投下した「エノラ・ゲイ」がテニアン島に帰還したあと、「1945年8月6日-最初の原子爆弾」と署名された機体頭部の写真(これまで未公開)も紹介されている。ローチ氏の父親、ケネス・ローチ氏も、ローチ氏自身も、20年間という時間差の中で、米陸軍でともに核兵器に関与する使命に従事した。父親は1940年代に日本への原子爆弾投下に、そして本人は1960年代に韓国における核爆発装置の使用(実際には使用に至らなかった)作戦にともに従事したという運命を共有したのである。しかし、この歴史的な共通体験を経た父子の核兵器に対する結論は、まったく異なるものとなった。このエッセイは、米国政府の考える核兵器についての考え方、とくに北東アジアにおける核戦略についても示唆を与えるものとなっている。特に、1960年代、朝鮮戦争において核兵器を使用する米国戦略の「非現実性」とリスクを明らかにしている。

キーワード: 核戦争、米国、北東アジア、広島、戦術核爆弾

著者紹介
マイケル・ローチ氏は、ウィスコンシン州の巨大なトウモロコシと大豆農場に囲まれた、小さな農園で再生可能エネルギーの管理者を務めて、現在は引退。最近は商品物流分析を用いて小麦の文化にかかわる歴史について執筆活動を続けている。 彼の研究活動は、18世紀のクジラ油から現代のマイクログリッドに至るまでの電力技術の歴史を解き明かすプロジェクトの一環でもある。最近では、太陽電池を利用した複数家族のエネルギー高効率モジュラー技術を通して、ウクライナの復興支援活動にもボランティアで参加している。1968年、在韓米軍において、「核地雷(携帯核爆発装置)」技術者として従事した。

英語版のみとなりますが、全文(PDF)こちら からご覧いただけます。

 

◆本プロジェクトの概要は こちら

◆本プロジェクトの特別論文の一覧は こちら

 

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2022年7月28日

NPT Blog 2022

RECNA NPT blog    Youth NPT blog    

 2022年8月1日(月)から26日(金)まで、第10回核不拡散条約(NPT)再検討会議がニューヨーク国連本部で開催されます。核をめぐる厳しい国際情勢の中、核軍縮・不拡散の今後の行方を左右する極めて重要な会議となります。世界各国から多数の政府関係者・専門家・NGOが集まるこの会議に、RECNAの教員とナガサキ・ユース代表団第10期生が参加し、現地からレポートをお届けいたします。
 RECNA教員のレポートは RECNA NPT Blog 2022 に、ナガサキ・ユース代表団第10期生のレポートは Youth NPT Blog 2022 に掲載しますので、是非ご覧ください。

・RECNA NPT Blog 2022 は こちら

・Youth NPT Blog 2022 は こちら

 過去の教員ブログは こちら から、過去のユースブログは こちら から、ご覧いただけます。
 

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2022年7月27日

被爆前の長崎の日常

長崎大学核兵器廃絶研究センターと国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館は、「被爆の実相の伝承」のオンライン化・デジタル化事業を進めてきました。昨年7月からは事業の取り組みの一環として、被爆前の長崎の様子を捉えた写真を募集し、これまで6000枚を超える写真を提供いただいています。

この度、提供いただいた写真と提供者からの聞き取りをもとに、学校現場で活用いただくための「スライド教材」を作成しました。教材は教育目的であればどなたでもご利用いただけます。

◆ スライド教材 被爆前の長崎の日常「長崎中心部エリアの暮らし」(改訂2版:PDF)
◆ スライド教材 被爆前の長崎の日常「当時の学生の暮らし」(改訂2版:PDF)

今後、さらにスライド教材を増やしていく予定です。さらによいものを作成して行くために、こちらからアンケートへのご協力をお願いします。

また、引き続き、被爆前の長崎の日常がわかる写真を募集しています。提供いただける方は以下に問い合わせのほどよろしくお願いします。

〈問い合せ先〉
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) 担当: 林田
電 話: 080-8040-3656 ※でられない場合、折り返し連絡いたします
メール: hayashida-m@nagasaki-u.ac.jp / FAX: 095-819-2165
※ メール / FAX 記載事項
件名:「写真募集について」
本文: 氏名・連絡先(電話番号、メール)・写真に関する簡単な情報

これまでの写真や詳細については こちら をご覧ください。

 

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2022年7月25日

2022年度版『世界の核弾頭データ』解説しおり

2022年度版『世界の核弾頭データ』の解説しおりを公開しました。下のサムネイル画像等をクリックしてご覧ください。
 

解説しおり2022

世界の核弾頭データ
解説しおり
2022.6

(PDF)
[Web閲覧用]
[リーフレット作成用]

ポスター2022

★ ポスターには英語版、韓国語版もあります。こちら からご覧いただけます。

★ ポスターの元となったデータは「世界の核弾頭一覧」からご覧いただけます。

★ 前年度以前の版は こちら からご覧いただけます。

リーフレットの作成方法    
リーフレット作成用PDFをA3用紙に両面印刷し、二つに折った後、三つ折りにします。

How to make brochure

 

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