日時: | 2017年5月27日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 吉田 文彦 (ヨシダ フミヒコ) RECNA副センター長・教授 |
太田 昌克 (オオタ マサカツ) 共同通信編集委員/RECNA客員教授 | |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演をする太田先生 | 講演をする吉田先生 |
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平成29年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第1回目(今年度初回)が、5月27日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジにて行われました。講師は、吉田文彦教授(RECNA副センター長)と平成29年度より客員教授に就任いたしました太田昌克氏がつとめました。
「トランプ政権の核政策と日本」と題し、はじめに太田氏がオバマ前米大統領が検討していたという核兵器先制不使用と日本政府の対応についてふれ、新たな核兵器開発を唱えるトランプ米大統領の核政策について講演を行いました。続いて吉田教授は、北朝鮮の核への対応策を例に、日米安保の核の傘に関する事前協議制度の下で、どのようなシナリオが考えられるのかを説明したうえで、核の傘の実効性のなさについて講演を行いました。
最後に、鈴木達治郎教授(RECNAセンター長)を交えた両講師のトークセッションが行われ、太田客員教授、吉田教授は、マスメディアやジャーナリズムの在り方に始まり、北朝鮮問題、核兵器禁止条約への対応等について、意見交換を行いました。講座には約75名の市民・学生が集まりました。新しく誕生したトランプ米大統領の核政策や緊迫する北朝鮮問題を中心に、忌憚のない意見を聞き、「核問題」について身近に感じられた時間となりました。
講演後には「RECNAと語ろう」を行い、RECNA教員と参加された市民・学生たちの意見の交換、そして講演の内容やRECNAの今後のあり方など語り合いました。
会場の様子 |
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講演及びパネル討論 |
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
FOLLOW PEACE! MAKE PEACE!
今年5月、長崎県、長崎市、長崎大学の認定する「ナガサキ・ユース代表団」の第5期生9名が、オーストリア・ウィーンで開催された「2020年核不拡散条約 (NPT) 再検討会議第1回準備委員会」に参加しました。核を巡る国際状況が大きく動く中、各国政府やNGOの関係者、若者らとの交流を通じて、9人は何を想い、考え、伝えたのでしょうか。ぜひその「生」の声をお聞きください!
【日時】2017年6月7日(水)18時30分~20時 【場所】長崎大学文教キャンパス グローバル教育・学生支援棟3階 G38番教室 【お問合せ】核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC) Tel: 095-819-2252 ※入場無料・事前申込不要 |
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5月2日から5月12日にかけて、オーストリア・ウィーンの国連事務所で、2020年NPT(核不拡散条約)再検討会議第1回準備委員会が開催されます。
ナガサキ・ユース代表団も、すでにウィーンに向けて次々と出発しており、この会議の傍聴や国連内でのサイドイベントを中心に様々な活動を行います。活動のようすを現地からお届けしますので、応援のほどよろしくお願いします。
日時: | 2017年2月18日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 全 炳徳(チョン ビョンドク)(長崎大学核兵器廃絶研究センター兼務教員・長崎大学教育学部教授) |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演する全先生 |
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平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第6回目(最終回)を,2月18日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて実施し,講師は,全 炳徳 教授(RECNA兼務教員)がつとめました。
冒頭,核兵器廃絶長崎連絡協議会の調 漸会長から,開会に際し,「今年度最後の市民講座であるが,全6回で多くの市民・学生の方々に参加いただき,来年度も盛りだくさんの講座を用意しているので,引き続き参加いただきたい」と謝辞があった。
「RECNAと平和教育」と題した講座において,平和教育について,長崎市教育委員会が実施した「平和に関する意識調査」,平和教育に対する若者の反応について先生が実際に学生から聞いた経験などを交えてわかりやすく説明があり,平和教育とはまず何でもいいから実行することが重要であるとお話しいただきました。
また,ICTを活用した平和教育の事例や人工衛星画像の平和教育への利用など,新しい技術の紹介もいただき,とても興味深い内容となりました。
講座には約50名の市民が集まり,講座終了後の質疑の時間には参加者から平和教育について多数の質問がありました。最後に,司会者から,5名の方々の本講座皆勤賞の報告があり,「RECNAと語ろう」には16名の市民の皆さんに残っていただき,平和教育について語り合いました。
<講演動画>
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
RECNAニューズレター Vol.5 No.4 (2017年3月31日発行)
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「着任にあたって――被爆地の理から考える」 ー吉田 文彦 公開シンポジウム「北東アジアにおける核テロリズムの脅威」 ー鈴木 達治郎 公開シンポジウム 「南アジアの危険な核」 ジア・ミアン博士 ー鈴木 達治郎 ナガサキ・ユース代表団 5期生決まる >>詳しくはこちら |