5月17日実施予定のナガサキ・ユース代表団によるオンラインプレゼンテーションの延期について
5月17日に実施を予定していましたナガサキ・ユース代表団第8期生によるオンラインプレゼンテーションについては、オンライン(Zoom)システムの不具合により実施することが出来ず、延期することといたしました。
急な予定変更で大変申し訳ございません。
延期後の実施日時等が決まりましたら、改めてご案内いたしますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
【本件に関するお問い合せ先】
核兵器廃絶長崎連絡協議会
Email: pcu_nc@ml.nagasaki-u.ac.jp
ナガサキ・ユース代表団によるオンラインイベント(5月17日)のお知らせ
ナガサキ・ユース代表団第8期生が、「人類みなヒバクシャになり得る、人類みなヒバクシャを生み得る」と題して、英語によるオンラインイベントを実施します。[英文のお知らせへ]
日 時: | 5月17日(日)午後10時~11時(日本時間) |
形 式: | オンライン(Zoom) |
テーマ: | 人類みなヒバクシャになり得る、人類みなヒバクシャを生み得る |
主 催: | ナガサキ・ユース代表団第8期生 |
後 援: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC) |
≪参加方法≫ こちら から事前登録をお願いします。登録後、参加用のURL をご案内いたします。
このイベントで行うプレゼンテーションは、本来今年の4月~5月に米国・ニューヨークで開催される予定であった核不拡散条約(NPT)再検討会議のサイドイベントの一環として発表する予定だったものです。新型コロナウィルスの感染拡大により会議自体が延期となったため、一部内容を修正の上、オンラインで発表することとしました。
現在地球上にまだ14,000発近い核弾頭が存在する中で、若い世代が長崎・広島の被爆の経験と被爆者の言葉から何を学び、また、その悲劇を繰り返さないために自分たちがどのような姿勢で核に向き合うべきなのか、真剣に考えてきた過程を報告します。
このプレゼンテーションを通して、一人でも多くの方が「核兵器の問題は自分の問題」であることに気付いていただければと期待しております。
ナガサキ・ユース代表団とは?
ナガサキ・ユース代表団 は、2012年に長崎県、長崎市、長崎大学の三者が核兵器廃絶に取り組むために設立した 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)の人材育成プログラムです。
【お問い合せ】
Email: nagasaki.youth8th@gmail.com
核兵器のない、より平和で安全な北東アジアを実現する道として、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)が提唱している「北東アジア非核兵器地帯(NEA-NWFZ)と包括的アプローチ」について、コンパクトに解説しています。
こちら からリーフレット(2020年eBook版)をご覧いただけます。ページの右端をクリックするとページが進みます。ページの左端をクリックするとページが戻ります。他に、PDF版 【閲覧用】【印刷三折用】 もあります。
2020年4月27日から5月22日まで開催される予定であった、核不拡散条約(NPT)再検討会議が、新型コロナウィルス感染症拡大をうけて最長来年4月までの延期が決定されました。RECNAとしては、延期を踏まえたうえで、NPT発効50年、被爆75年という節目の年を迎えたNPT体制について、現状の課題と展望をわかりやすくまとめました。
全文は こちら です。是非ご覧ください。
RECNAニューズレター Vol.8 No.2 (2020年3月31日発行)
PSNAワーキングペーパー “The 2018-2019 Summitry Process and Prospects for Denuclearization of the korean Peninsula” (PSNA-WP-12) が公開されました。日本語のタイトル及び要旨は次のとおりです。
2018-19首脳会談プロセスと朝鮮半島非核化プロセスの展望
(PSNA-WP-12)
(要旨)
大統領選挙に関心がいっている米国の状況や関係諸国の対話が進んでいないことを考えれば、朝鮮半島の非核化はここ数か月は進展しないだろう。このような状況下でのベストな選択は「これ以上悪化させないこと」であり、今後の非核化プロセスの進展に障害を作らないことだ。今後、このプロセスを進展させる最善のアプローチは、多国間交渉に持ち込むことだ。「P3⁺3」(3核兵器国と北朝鮮、韓国、日本)の6か国で交渉する形をとるのが一番だ。その際、日本がこのプロセスでより積極的な役割を果たすことが期待される。
英語版のみとなりますが、全文は こちら からご覧いただけます。
PSNAワーキングペーパー “China’s Dilemmas over Stalled North Korean Denuclearization Talks” (PSNA-WP-11) が公開されました。日本語のタイトル及び要旨は次のとおりです。
停滞する北朝鮮非核化プロセスにおける中国のジレンマ
(PSNA-WP-11)
(要旨)
停滞する北朝鮮非核化プロセスを進めるうえで、中国の役割は大きい。しかし、中国の真意を疑う見方もある。中国には、長期的に非核化を進めたい目的と、短期的には地域の地政学的バランスを守りたいというジレンマがある。そのジレンマにもかかわらず、本論文は、中国がとる短期的施策と、関係国と協力して非核化を進める長期的施策を提言する。
英語版のみとなりますが、全文は こちら からご覧いただけます。
日時: | 2020年2月15日(土) 13:30-16:30 |
場所: | 長崎大学文教キャンパス 教養教育棟A-14教室(A-13より変更) |
演題: | RECNA長崎被爆・戦後史研究会 公開・総括シンポジウム「私たちは何を継承すべきか―長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」 |
主催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
2017年以降RECNAが主催してきた「長崎被爆・戦後史研究会」の集大成として、同研究会としては初の公開シンポジウム「私たちは何を継承すべきか―長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」を開催しました。
この日のシンポジウムの目的は、核兵器廃絶を視野に入れた「原爆/被爆体験の継承」を考える際、そもそも「何を継承すべきか?」という問いでした。これは、「どう」継承するか、という方法をめぐる議論に比べると、比較的無視されてきた観点だと言えます。
第一部では、四條知恵氏がアーカイブズ(記録資料保存)の観点からの「継承」について、深谷直弘氏が長崎の語り継ぎ実践について、根本雅也氏が原爆被害者調査を通じてみえる「継承されていないもの」について、桐谷多恵子氏が沖縄や浦上カトリックの被爆者について、それぞれ報告しました。
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四條知恵氏 | 深谷直弘氏 |
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根本雅也氏 | 桐谷多恵子氏 |
第二部では、新木武志氏、冨永佐登美氏の2人のコメンテーターから、被爆証言や聞き取り、体験の「継承」をめぐるコメントが出され、第一部の4人のパネラーから応答があった後、会場との討論に移りました。会場には、普段様々な場で「継承」の実践をされている方々が多数集い、それぞれの問題関心からパネラーに鋭い質問を投げかけているのが印象的でした。
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新木武志氏 | 冨永佐登美氏 |
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パネラー | 司会の山口響氏 |
最後に、これまでの「長崎被爆・戦後史研究会」を今後は「核遺産・核政策研究会」へと発展させて、核兵器をめぐる社会的実践と核政策の相互作用についての分析へと進んでいきたい旨の提案が鈴木達治郎RECNA副センター長からなされて、シンポジウムは終了しました。
来場者は75人にのぼりました。
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鈴木達治郎RECNA副センター長 | 会場の様子 |
資料1: | 資料から見る「継承」アーカイブズの観点から (四條) |
資料2: | 長崎における語り継ぎ実践と原爆体験の思想化 (深谷) |
資料3: | 長崎被爆・戦後史研究から見えてくるもの (桐谷) |
資料4: | 提案「核遺産・核政策研究会」 (鈴木) |
※ ご本人の了解を得られた資料のみ掲載しています。 |
長崎被爆・戦後史研究会主催 公開・総括シンポジウムの記録 「私たちは何を継承すべきか 長崎の被爆・戦後史研究から見えてくるもの」 [報告書全文:PDF] |
※ 本シンポジウムの内容は、登壇者等個人の意見を表すものであり、主催団体の見解を示すものではありません。
PSNAワーキングペーパー “The Overview of the Adaptive Cooperative Threat Reduction Proposal for the Denuclearization of the DPRK – Non-Governmental Perspectives – ” (PSNA-WP-10) が公開されました。日本語のタイトル及び要旨は次のとおりです。
柔軟な「協調的脅威削減」の提案 – 北朝鮮の非核化に向けて、非政府の視点から –
(PSNA-WP-10)
(要旨)
北朝鮮の非核化プロセスは、体制が崩壊した旧ソ連の核軍縮プロセスとは大きく異なる。政治、経済、技術的課題が多く存在する と考えられ、東アジアの国々は協力して課題克服に取り組む必要がある。本ペーパーは、それらの課題を整理するとともに、エネルギー支援、核関連施設の管 理・廃棄、その他の諸課題について、どのように取り組むべきか、その協力の枠組みを非政府の視点から提案したものである。
英語版のみとなりますが、全文は こちら からご覧いただけます。