2020年1月28日
日 時: | 1月11日(土)13:30-15:30 |
場 所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 地下2階 交流ラウンジ |
演 題: | アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ |
講 師: | グレゴリー・カラーキー 氏 (「憂慮する科学者同盟」中国プロジェクトマネージャー) |
主 催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共 催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
カラーキー氏 | 調会長の挨拶 |
会場の様子 | RECNAと語ろう |
本講演では核兵器廃絶研究センター客員研究員であり、憂慮する科学者同盟(UCS)で中国プロジェクトマネージャーを務めるグレゴリー・カラーキー氏をお招きしました。
カラーキー氏は、まず戦術核兵器と戦略核兵器の違いについて説明し、米国が進める核兵器の小型化に関して、トランプ政権になって、核兵器使用のリスクが高まっていることを指摘しました。それに対して日本が米国の核兵器に依存する政策を取っていること、米国のそのような核兵器開発を支持していることへの異議を唱えました。
また、かつて米中で起こった台湾海峡危機等を取り上げ、「核の脅し」(核抑止)が有効に機能しないことを力説しました。最後に米国専門家の間でも、世界の核軍備競争の現状や核兵器使用が正当化されることがあり得るとする意見に触れつつも、草の根の活動の重要性を強調しました。
講演後のRECNAと語ろうでも幅広い世代の方が参加し白熱した意見を交わしました。
来場者は約70名にのぼり大盛況のうちに幕を閉じました。
講演の録画(英語のみ) |
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・配布資料1: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (1)(PDF)
・配布資料2: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (2)(PDF)
・配布資料3: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (3)(PDF)
※本セミナーの内容は、講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。