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【特別論文No.24】「北東アジアにおける核使用リスク削減 ―3年間(2021~23)の成果概要―」(「北東アジアにおける核使用リスクの削減(NU-NEA)」プロジェクト)
2024年10月7日

この特別論文は、RECNA、ノーチラス研究所、アジア太平洋核不拡散・軍縮ネットワーク(APLN)のウエブサイトに同時に公開されます。国際著作権許可4.0 に基づいて公開されます。

 

北東アジアにおける核使用リスク削減 ―3年間(2021~23)の成果概要―
 
Shatabhisha Shetty


「北東アジアにおける核使用リスクの削減にむけて」(NU-NEA)プロジェクト
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
アジア太平洋核不拡散・軍縮リーダーシップネットワーク(APLN)
ノーチラス研究所
 
2024年10月7日

 

NU-NEAプロジェクトでは、地域における核使用リスク削減にむけて政策提言をまとめたが、その一環として重要課題について専門家に委託した論文の中で、すでにJournal for Peace and Nuclear Disarmamentに発表されたものを公表する。

 

要  旨

RECNAでは、2021年度から23年度の3年間にわたり、米ノーチラス研究所、アジア太平洋核不拡散・軍縮リーダーシップネットワーク(APLN)と共同で、北東アジアの平和と安全保障に関するパネル(PSNA)との協力の下、「北東アジアにおける核使用リスク削減」プロジェクトを実施した。これまでに、「北東アジアにおける核使用の可能性:核リスク削減にとっての示唆」(2022年1月)、「北東アジアにおける核使用の人道的影響:核リスク削減にとっての示唆」(2023年3月)、「核の惨禍を防ぐための現実的政策:何をすべきか」(2024年3月)の3つの報告書を発表してきた。本報告書は、その3年間の成果を簡潔にまとめたものである。1年目は、北東アジア地域において、核兵器使用につながる「十分に考えうる」事例をまとめ、2年目はその中から5つの事例について、核使用の人道的影響を定量的に評価した。3年目は核使用リスクを削減するための、現実的な政策提言をまとめた。核リスクを削減するには、「構造的リスク」(核政策に基づくリスク)と「状況的リスク」(安全保障環境に基づくリスク)の2つのリスクを減少させることが必要であり、そのための現実的な22の提言をまとめた。

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著者紹介
シャタビシャ・シェティ氏(Shatabhisha Shetty)は、APLN事務局長。欧州リーダーシップ・ネットワーク(ELN)の共同創始者。当初からELNの副事務局長を務め、2020年にELN理事として参加。そのほか、ライセスター大学「第三の核時代」プロジェクトの諮問会議メンバー。「英国国際安全保障における女性」(WIIS-UK)の諮問委員会メンバー。研究分野は、核及び通常兵器の軍備管理、軍備管理外交、大国間政治、新興技術など。

日本語翻訳版(PDF)こちら
*本翻訳は、原文の全訳ではなく、日本読者向けに加筆修正を行っています。
全文(英語 PDF)こちら

◆本プロジェクトの概要は こちら
◆本プロジェクトの特別論文の一覧は こちら

NU-NEAプロジェクト

 


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