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【特別論文No.8】「北東アジアにおける核使用リスクの削減(NU-NEA)」プロジェクトの特別論文「北朝鮮の核兵器使用の可能性と米・韓同盟による抑止措置」を発表
2022年2月18日

この特別論文は、「「北東アジアにおける核使用リスクの削減(NU-NEA)」プロジェクト– 二度と核兵器が使われないために –」のために執筆されたもので、RECNA、ノーチラス研究所、アジア太平洋核不拡散・軍縮ネットワーク(APLN)のウエブサイトに同時に公開されます。


北朝鮮の核兵器使用の可能性と米・韓同盟による抑止措置
 
Lee Sangkyu

(要旨)
本論文の目的は、北朝鮮が核兵器を使用するケースを作成することである。第一に、増強される北朝鮮の核戦力とその脅威に対抗する米韓同盟の抑止力と報復能力をまず分析する必要がある。第二に北朝鮮の核戦力と核戦略を分析し、それらの戦略に基づいて核兵器使用のケースを示すことになる。北朝鮮が核兵器を使用するケースとして、北朝鮮から見た優先順位や実現可能性を分析する必要がある。そのためのパラメーターとしては、核攻撃がもたらす軍事的効果、米国による報復の可能性、そして一般市民の死傷者数などを用いる。想定されるケースの中には、韓国の移動兵団への攻撃がもっとも考えられるシナリオとなる。それは、そういった攻撃により得られる北朝鮮にとっての利益が最も大きいと考えられるからだ。そのケースにおいては、韓国の通常兵力と北朝鮮の核戦力の非対称性があるために、北朝鮮からの核兵器による挑発がリスクをもたらすことになる。したがって、本論文では、北朝鮮の核脅威に対する米国の拡大核抑止の重要性を強調した。そして、その拡大核抑止を強化する施策も提示した。

キーワード:北朝鮮、核戦力、核戦略、核兵器使用ケース、米韓同盟

著者紹介
リー・サンキュ教授(韓国)は軍人であり、韓国軍事アカデミー(KMA)の助教授である。リー教授の専門分野は朝鮮民主主義人民共和国の核兵器がもたらす脅威、核戦力・核戦略、核兵器の指令・統御システムの評価などである。リー教授は米ユタ大学より原子力工学修士ならびに博士号を取得している。2019年から韓国軍事アカデミーの助教授、2017年から18年までは韓国国防省北朝鮮政策局核政策計画部門に従事した。

本論文の作成にあたっては、マッカーサー財団の助成金により一部支援をうけた。

英語版のみとなりますが、全文(PDF)こちら からご覧いただけます。

 

◆本プロジェクトの概要は こちら

◆本プロジェクトの特別論文の一覧は こちら

 


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