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「北東アジアにおける核使用リスクの削減(NU-NEA)」プロジェクトの特別論文No.5「朝鮮半島に使用される可能性がある核兵器及びその運搬システムについて」を発表
2022年1月20日

この特別論文は、「「北東アジアにおける核使用リスクの削減(NU-NEA)」プロジェクト– 二度と核兵器が使われないために –」のために執筆されたもので、RECNA、ノーチラス研究所、アジア太平洋核不拡散・軍縮ネットワーク(APLN)のウエブサイトに同時に公開されます。


朝鮮半島に使用される可能性がある核兵器及びその運搬システムについて
 
Matt KORDA

(要旨)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が、国家存亡の危機に面していない状況で、核兵器を意図的に使用する可能性は極めて低い。しかし、例えば米国が侵略する可能性や体制転換を迫る作戦が実施直前と認識されるような状況になると、米国の行動を抑止するために40~50発所有している(と推定される)核兵器を使用するかもしれない。その場合、紛争の初期の時点で、短・中距離弾道ミサイルを用いて韓国や日本に、または中距離・大陸間弾道ミサイルを用いてグアムやハワイ島の軍事目標に対して核攻撃を加える可能性がある。北朝鮮の存在を脅かすような米国の通常兵器攻撃を、最初の核攻撃が止められない場合に備えて、米国本土を目標にした大陸間弾道ミサイルを使用すべく数発の核兵器を保存しておくことも考えられる。(北朝鮮による)圧倒的な挑発でもない限り、米国(とその同盟国)、あるいは中国やロシア(も可能性がある)、による核兵器の先制使用も極めて可能性が低い。しかし、本論文ではそのような場合の核兵器運搬システムも検討した。

キーワード:北朝鮮(DPRK)、核兵器、運搬手段、核使用事例、朝鮮半島、米国

著者紹介: マット・コーダ博士は全米科学者同盟(FAS)核情報プロジェクトのプロジェクト・マネージャー兼上席研究員。FASの核情報プロジェクトでは、ハンス・クリステンセン博士と「核ノートブック」の共著者でもある。また、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の核軍縮・軍備管理と核不拡散プログラムの准研究員でもある。それ以前には、北太平洋条約機構(NATO)ブリュッセル本部軍備管理・軍縮・大量破壊兵器不拡散センターにも勤務。英国キングス・カレッジ(ロンドン)の戦争研究学科で国際平和と安全保障修士号を取得している。

本論文の作成にあたっては、マッカーサー財団の助成金により一部支援をうけた。

英語版のみとなりますが、全文(PDF)こちら からご覧いただけます。

 

◆本プロジェクトの概要は こちら

◆本プロジェクトの特別論文の一覧は こちら

 


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