2019年7月8日
2019年6月1日~2日、韓国・世宗研究所で日韓共同ワークショップ「朝鮮半島の平和から北東アジア非核化へ」(Joint ROK-Japan Workshop “From Peace on Korean Peninsula to North East Asia Nuclear Weapon Free Zone”)が開催されました。本ワークショップは、核兵器廃絶研究センター(RECNA)と世宗研究所の共催で、北東アジアの平和と安全保障に関するパネル(PSNA)(RECNAが事務局を務める)の協力により行われました。
会議は、緊張高まる国際情勢の中で、朝鮮半島の非核化、さらには北東アジアの非核化と安全保障について、日韓の研究者が中心となって議論し、具体的な政策提言を作成することを目的として開催され、議論はチャタムハウスルール(※)で行われました。日本と韓国からそれぞれ8名の研究者・専門家が招聘されたほか、米国、ロシア、中国、オーストラリア、ドイツ、オーストリアからも参加があり、計25名が、各国の最新情報を共有するとともに、非核化へのそれぞれの見解を述べました。
今後は、RECNAと世宗研究所が、PSNAの共同議長2人とともに、政策提言書を夏頃までにまとめることとしており、日本語と英語で作成される提言書は、ウェブに掲載されるほか、政策関係者への発送を予定しています。
※チャタムハウスルール: 率直な意見交換促進のために英国王立国際問題研究所が作った会議ルール。会議の情報は、その会議の発言者・情報元の特定されない形でしか公表できない
会議の概要は こちら をご覧ください。