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2018年11月19日

RECNA編集、テイラー&フランシス社発行の英文学術誌『平和と核軍縮』誌で、以下2本の論文を公開しました。いずれも無料でお読みいただけます。

・トランプと米核覇権の空白期(ピーター・ヘイズ)
 Peter Hayes, “Trump and the Interregnum of American Nuclear Hegemony”

・北東アジアにおける安全保障環境の変化――米中紛争とその朝鮮情勢への影響(李成賢[リ・ソンヒョン])
 Seong-hyon Lee, “The Shift of Security Environment in Northeast Asia: The US–China Conflict and its Implications for Korea”

 

Category お知らせ
2018年11月15日
日 時: 2018年9月22日(土)13:30~15:30
場 所: 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
講 師: 梅林 宏道(ピースデポ特別顧問/RECNA客員教授)
主 催: 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)
共 催: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

 講演をする梅林先生  会場の様子
講演をする梅林先生 会場の様子

平成30年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」の第3回目が9月22日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジにて行われました。

「在日米軍と北東アジアの安全保障」と題し、梅林宏道先生(RECNA客員教授/ピースデポ特別顧問)が講師を務めました。

梅林先生は講演の冒頭で、「今ほど、在日米軍や在韓米軍が何のために日本に在るのかということがシンプルに見えてくる時はないのではないか。北朝鮮も韓国も中国も、朝鮮戦争を正式に終わらせようといっているが、米国だけが「まだ終わらせたくない」。それはなぜか。ある意味、朝鮮戦争の継続が米国にとってメリットがあるということを表している。

今の情勢をシンプルに考えるとそこを突き詰めることが、なぜ、在韓米軍、在日米軍がいるのかを考える非常にわかりやすい入り口となる。今日はそういう問題意識をもって、朝鮮半島情勢を念頭においた在日米軍と北東アジアの安全保障について考えたい。」と述べられた。そして、米朝首脳会談の意義を強調されたうえで、「朝鮮戦争の停戦協定と在韓」、「在日米軍の関係」、「在日米軍駐留をめぐる日本の「異常」な解釈」及び「在日米軍と在韓米軍の規模と定義の変遷」について講演されました。

講座には約80名の市民が集まり、講演後の「RECNAと語ろう」では、市民・学生による意見交換が行われました。

講演の録画
配布資料
在日米軍と北東アジアの安全保障―朝鮮半島を念頭に(PDF)

 

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

>>平成30年度市民講座について

Category お知らせ
2018年11月12日

日本記者クラブでラウンドテーブル及びマーク・スー博士(パグウォッシュ会議評議員)の記者会見が行われました。

11月9日(金)、日本記者クラブで報道機関を対象にしたラウンドテーブルを核兵器廃絶長崎連絡協議会とRECNA共催で開催しました。約10人のシニアライター、部長らが集まり、北朝鮮の非核化外交、北朝鮮内部の党・軍の関係などについて活発な意見交換が行われました。

Dr. Mark Suh
ラウンドテーブルで語るマーク・スー博士(左側)

これに先立ち、マーク・スー博士(パグウォッシュ会議評議員)によって、現在の北朝鮮情勢とパグウォッシュ会議の取組及び日本への期待をテーマとする会見が行われました。

マーク・スー博士
韓国出身でベルリン在住の政治学者。パグウォッシュ会議の評議員を務め、これまでに約30回訪朝した。「制裁では北朝鮮の体制は変わらない。金正恩氏は対話を望んでいる。日本が国交を正常化することで、非核化や東アジアの平和につながることを期待する」

【日時】平成30年11月9日(金)14:30-15:30
【場所】日本記者クラブ(東京都千代田区内幸町 2-2-1 日本プレスセンタービル)
【司会】上田俊英 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞)
【通訳】長井鞠子

こちら は記者によるリポートです。
 

Category お知らせ
2018年10月25日
日時:  2018年10月10日(水)18:30-20:00
場所:  長崎大学文教キャンパス 教養教育棟1階 A-14番教室
講師:  長谷川 毅(カリフォルニア大学サンタバーバラ校 歴史学部名誉教授)
主催:  核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC)
共催:  長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演をする長谷川先生 会場の様子
講演をする長谷川先生 会場の様子

特別市民セミナーが10月10日(水)に長崎大学文教 キャンパスにて行われました。

「原爆、ソ連参戦と日本降伏の決定」と題し、長谷川毅先生(カリフォルニア大学 サンタバーバラ校歴史学部 名誉教授)が講師を務めました。

長谷川先生は、原爆投下を正当化するために米国でしばしば持ち出される次の2つの仮定を挙げられました。1、トルーマン大統領には日本を降伏させるためには、犠牲が極めて大きいと仮定された「日本本土への攻撃」か「原爆投下」の二つの選択肢しかなかった。2、原爆投下こそが日本降伏を導いた最大の原因であり、原爆投下なしには戦争は終了しなかった。しかし、長谷川先生はこれらの仮定を史実に基づいて強く批判し、日本への原爆投下は不要であったと結論づけました。

講演には約70名の市民が集まり、長谷川先生は質疑応答で、多数の質問や熱い意見を受けました。

講演の録画
配付資料:  原爆、ソ連参戦と日本降伏の決定(PDF)

 

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

2018年10月15日
日時:  2018年8月24日(金)18:00-19:30
場所:  長崎大学文教キャンパス
グローバル教育・学生支援棟3階 G38番教室
講師:  ジョン・ウォルフスタール
(米国オバマ政権・核政策担当大統領特別補佐官)
主催:  核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC)
共催:  長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)

 

講演をするウォルフスタール氏 会場の様子
講演をするウォルフスタール氏 会場の様子

特別市民セミナーが8月24日(金)に長崎大学文教キャンパスにて行われました。

「”核なき世界”へどう進むか – 核軍縮に逆行するトランプ核戦略」と題し、ジョン・ウォルフスタール氏(米国オバマ政権・核政策担当大統領特別補佐官)が講師を務めました。

ジョン・ウォルフスタール氏はいかに核兵器が危険か、どうして悪なのか、なぜ道徳に反しているのか、人類にどうして影響を与えるのか、核兵器に依存することがいかに危険であるかを説明しました。核兵器廃絶のための課題には、物理的、軍事的、政治的、法的な4つの側面があると指摘し、それぞれの課題は複雑で難解ではあるが、最終的には核兵器をなくすために体系化して成文化しなければならないと講演しました。

講演には約80名の市民が集まり、ジョン・ウォルフスタール氏との質疑応答は大いに盛り上がりました。

 

※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。

 

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