PSNA Working Paper 9 “Paved with Good Intentions : Trump’s Nuclear Diplomacy with North Korea” written by Leon V. Sigal was published.
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REC-PP-09
吉田 文彦, 広瀬 訓, 山口 響, 四條 知恵
2019年11月24日、ローマ教皇フランシスコが、被爆地を長崎、広島の順に歴訪し、核兵器廃絶にむけ力強いメッセージを発信されました。
今回の被爆地訪問が、核軍縮においてどのような意義を持ち、日本の核政策に与える含意がどのようなものであったか、さらには、長崎のカトリック教会においてどう影響を与えたかについて、専門的観点から、RECNAポリシーペーパー9号としてまとめました。
>> 既刊のRECNAポリシーペーパー(政策研究報告)はこちら
RECNAが監修し日本非核宣言自治体協議会(事務局:長崎市平和推進課)が作成した「核兵器禁止条約」に関する資料が発行されました。2017年に採択された同条約の内容等について、一問一答式でわかりやくす解説したリーフレットと、さらに条約の特徴や採択に至るまでの歴史的な流れを詳しく解説したデジタルパンフレットです。ぜひ、平和事業や平和学習などでご活用ください。
※ 両資料とお問合せ先(長崎市平和推進課)の詳細は こちら をご覧ください。
日 時: | 1月11日(土)13:30-15:30 |
場 所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 地下2階 交流ラウンジ |
演 題: | アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ |
講 師: | グレゴリー・カラーキー 氏 (「憂慮する科学者同盟」中国プロジェクトマネージャー) |
主 催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共 催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
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カラーキー氏 | 調会長の挨拶 |
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会場の様子 | RECNAと語ろう |
本講演では核兵器廃絶研究センター客員研究員であり、憂慮する科学者同盟(UCS)で中国プロジェクトマネージャーを務めるグレゴリー・カラーキー氏をお招きしました。
カラーキー氏は、まず戦術核兵器と戦略核兵器の違いについて説明し、米国が進める核兵器の小型化に関して、トランプ政権になって、核兵器使用のリスクが高まっていることを指摘しました。それに対して日本が米国の核兵器に依存する政策を取っていること、米国のそのような核兵器開発を支持していることへの異議を唱えました。
また、かつて米中で起こった台湾海峡危機等を取り上げ、「核の脅し」(核抑止)が有効に機能しないことを力説しました。最後に米国専門家の間でも、世界の核軍備競争の現状や核兵器使用が正当化されることがあり得るとする意見に触れつつも、草の根の活動の重要性を強調しました。
講演後のRECNAと語ろうでも幅広い世代の方が参加し白熱した意見を交わしました。
来場者は約70名にのぼり大盛況のうちに幕を閉じました。
講演の録画(英語のみ) |
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・配布資料1: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (1)(PDF)
・配布資料2: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (2)(PDF)
・配布資料3: アジアにおける米国の戦術核兵器 ~ 過去、現在、未来 ~ (3)(PDF)
※本セミナーの内容は、講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
日 時: | 2019年12月14日(土)13:30~15:30 |
場 所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講 師: | 鈴木 達治郎(RECNA副センター長、教授) |
対談者: | 広瀬 訓(RECNA副センター長、教授) |
主 催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共 催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演する鈴木教授 | 鈴木教授と広瀬教授 |
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会場の様子 | レクナと語ろう |
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2019年度第5回となる核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」が、12月14日(土)に長崎原爆死没者追悼平和記念館交流ラウンジにて行われました。
「映画に見る『核兵器』: 私が選んだベスト10」と題し鈴木達治郎(RECNA副センター長)が講師を務めました。
今回の講演では鈴木教授が選んだ映画20本を、「社会性」「科学性」「娯楽性」「芸術性」の4つの点から評価し、それぞれの映画について広瀬教授との対談形式で解説を行いました。対象とした映画は1950年代から2010年代まで幅広く、またテーマも核戦争や核テロリズム、広島や長崎を描いたもの、SF等のカテゴリーから選ばれました。両教授がそのみどころやエピソードなどについて個人的な思いも含めて解説をしました。
最後に今後映画の中で核兵器をどのように位置づけるのか、また核の脅威をどのように描くのかに注目すべきと話しました。
講座には約70名の市民が集まり、講演後の「RECNAと語ろう」では、市民・学生による熱い意見交換が行われました。
講演の録画 |
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配布資料(事後配布): 映画に見る『核兵器』: 私が選んだベスト10(PDF)
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。