RECNAニューズレター Vol.11 No.2 (2023年3月31日発行)
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RECNAと核兵器廃絶長崎連絡協議会の10年 - 調 漸 RECNA/PCU-NC 設立10周年記念事業 「北東アジアにおける核使用リスクの削減」(NU-NEA)プロジェクト ナガサキ・ユース代表団 11期生 活動開始 [全文閲覧]※引用元URI:http://hdl.handle.net/10069/00042199 |
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RECNAと核兵器廃絶長崎連絡協議会の10年 - 調 漸 RECNA/PCU-NC 設立10周年記念事業 「北東アジアにおける核使用リスクの削減」(NU-NEA)プロジェクト ナガサキ・ユース代表団 11期生 活動開始 [全文閲覧]※引用元URI:http://hdl.handle.net/10069/00042199 |
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)では、昨年度より、ノーチラス研究所、アジア太平洋核軍縮・不拡散リーダーシップネットワーク(APLN)との国際共同研究として、「北東アジアにおける核使用リスク削減(NU-NEA)」プロジェクトを立ち上げました。北東アジア地域にて、どのような条件下なら核兵器が使われてしまうのか。万が一使われてしまったらどのような影響が出るのか。このような問いに答えることで、核抑止論のもつ潜在的リスクを明らかにし、二度と核兵器が使われないよう具体的施策への提言につなげることが大きな目的です。
この度、このプロジェクトの2年目の報告書「Humanitarian Impacts of Nuclear Weapons Use in Northeast Asia: Implications for Reducing Nuclear Risk(北東アジアにおける核兵器使用の人道的影響: 核リスク削減にとっての示唆)」(英文)を発表しました。報告書では、核兵器が使用される5つの事例について、どのような人的・物理的被害が起こりうるか、定量的評価を行っています。
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「Humanitarian Impacts of Nuclear Weapons Use in Northeast Asia: Implications for Reducing Nuclear Risk」 (北東アジアにおける核兵器使用の人道的影響:核リスク削減にとっての示唆)【英語・全文(PDF)】 ※修正版に差し替え(4/3) |
【日本語・要旨(PDF)】 【英語・要旨(PDF)】 【中国語・要旨(PDF)】 【韓国語・要旨(PDF)】 【ロシア語・要旨(PDF)】 |
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報告書に関する報道
2023年9月15日-29日放送 NHK WORLD-JAPAN Video on Demand Today’s Close-Up What if it Happened? — Simulating Nuclear War |
[Video] |
2023年8月21日放送 NHK クローズアップ現代 もしも今、核兵器が使われたら? 日本も攻撃の標的に |
[解説記事] [YouTube] |
2023年8月9日放送 NHK 持論公論 もし核が使われたら・・・ 想像絶する被害 出さないために |
[解説記事] [YouTube] |
2023年4月8日付け 長崎新聞 北東アジアでの核使用リスク数百万人が死亡の恐れ 長崎大レクナ試算 |
[Original] [Archive] |
2023年4月8日付け 中央日報日本語版 日本の研究所 「米朝が核兵器戦争なら最大210万人死亡」 |
[Original] [Archive] |
2023年4月7日放送 NHK ニュースウォッチ 核兵器 北東アジアで実際に使うと…どれくらいの人 亡くなる? |
[Original] [Archive] |
2023年4月7日放送 NHK 長崎(with video) 長崎大など 核兵器の被害想定 1発使用でも地域の25%死亡 |
[Original] [Archive] |
2023年4月7日放送 NBC 長崎放送(with video) 「台湾を巡り米中が核兵器使用した場合、死者は260 万人」 被害シミュレーションを長崎大学が発表 |
[Original] [Archive] |
2023年4月7日付け 共同通信(Web) 米ロ核使用、死者37万人超 長崎大、北東アジアで試算 |
[Original] [Archive] |
◆本プロジェクトのページは こちら
核なき世界への選択―非核兵器地帯の歴史から学ぶ
エクゼキエル ラコブスキー 著, 鈴⽊ 達治郎, 中村 桂⼦, 山口 響 監訳
発 行: 長崎大学核兵器廃絶研究センター
ISBN: 978-4-910507-06-4
電子書籍: [Kindle版]
本書の目的は、核のない世界に向けて、非核兵器地帯(Nuclear Weapons Free Zone: NWFZ)の成立条件や安全保障への貢献について、その歴史から学ぶことである。すでに世界の大半の国は「非核兵器地帯」に属しており、「核のない世界」を実現している。北東アジアの非核化にむけて、過去の教訓から学ぶことは重要であり、日本語版には「北東アジア非核兵器地帯」の章も追加されている。NWFZ設立には⻑い年月を要するが、そのための条件を整えることは今日からでも可能である。北東アジアの非核化を推進するすべての人にとって、本書は必読の書である。
RECNA/PCU-NC 設立10周年記念事業の一環として「Capsule No.2 ナガサキ・ユース代表団10年誌」を刊行しました。ナガサキ・ユース代表団が5周年の際に発行した「CAPSULE」の第2号として、ナガサキ・ユース代表団の10年を振り返り、OB/OGやゆかりの方々からの思いを集めています。「CAPSULE」という名前は「アイデアの詰まった箱」をイメージして付けられました。是非、ご覧ください。
・Capsule No.2 ナガサキ・ユース代表団10年誌
[全文閲覧] ※ 引用元URI: http://hdl.handle.net/10069/00042210
・CAPSULE カプセル ナガサキ・ユース代表団 活動記録
[全文閲覧] ※ 引用元URI: http://hdl.handle.net/10069/36967
・10期生までの活動については こちら もご覧ください。
核軍縮の再生:広島G7サミットに向けて(2023年3月)
吉田 文彦, 西田 充, 中村 桂子, 広瀬 訓, 鈴木 達治郎, 金崎 由美, 朝長 万左男
[全文閲覧] ※引用元:http://hdl.handle.net/10069/00042186
核軍縮どころか、核軍拡が現実のものとなる中、今年5月に被爆地広島で初めてのG7サミットが開催される。RECNAでは、現状の危機的状況を十分に認識したうえで、核兵器が二度と使われないような核リスク削減策をはじめ、新たな核軍縮の再生にむけて、それぞれの専門領域からの論考をまとめた。なお、最後には被爆地からのメッセージを広島・長崎から寄稿していただいた。今後の核軍縮を進めるうえでご参考になれば幸いである。
[全文閲覧] ※引用元:http://hdl.handle.net/10069/00042186
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