【活動報告会】ツナグ ~ Be the Bridge ~
2018年春、長崎県、長崎市、長崎大学の認定する「ナガサキ・ユース代表団」の第6期生8名が、スイス・ジュネーブで開催された「2020年核不拡散条約 (NPT) 再検討会議‐第2回準備委員会」に参加しました。核を巡る国際状況が大きく動く中、各国政府やNGOの関係者、若者らとの意見交換を通じて、8人は何を想い、考え、伝えたのでしょうか。ぜひその「生」の声をお聞きください!
【日時】2018年6月8日(金)18時00分~19時30分 【場所】長崎大学文教キャンパス グローバル教育・学生支援棟3階 G38番教室 【お問合せ】核兵器廃絶長崎連絡協議会 (PCU-NC) Tel: 095-819-2252 ※入場無料・事前申込不要 |
5月4日(金)、ブガイスキ議長(ポーランド)が冷静に「閉会」の宣言をすると、議場でも静かな拍手がおきて、2週間にわたる2020年核不拡散条約(NPT)再検討会議第2回準備委員会が終了した。はたして、2020年のNPT再検討会議に向けて、大きな成果はあったのか。残された課題は何か。日本は「橋渡しの役割」を果たすことができたのか。サイドイベント等の情報を含めて総括した。>>続きを読む
2020年再検討会議第2回準備委員会は、いよいよ4日に最終日を迎えた。本会議ではすべての議論を終え、議長による会議の概要報告が採択にかけられた。すでにブログで報じているように、本会議での議論は低調で、特に大きな成果が見られないが(総括は別途ブログ最終回で紹介)、会期を通じて開催されている「サイドイベント」(政府やNGOが主催して特定のテーマで発表や意見交換を行う)は、なかなか盛況である。筆者は、会議後半だけの参加であったが、注目されるサイドイベントについて紹介したい。>>続きを読む
2015年のNPT再検討会議が土壇場で決裂し、最終文書が採択されなかった直接の原因は中東問題であった。これは、1995年にNPTの無期限延長が合意された際に、中東から核兵器を含むすべての大量破壊兵器を撤去し、中東を非大量破壊兵器地帯とするという、いわゆる中東決議が同時に全会一致で採択されていたことが背景にある。2010年には、中東の非大量破壊兵器地帯化へ向けての国際会議を開催するという合意が一度は成立したものの、結局会議は開催されず、中東の非大量破壊兵器地帯構想実現へ向けては、採択から20年以上実質的に何の進展もない状態である。>>続きを読む
今回の準備委員会では二つの新しい展開が見られる。一つは2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」への言及であり、もう一つは「核軍縮・不拡散とジェンダー」である。>>続きを読む
2020年の再検討会議へ向けての第2回準備委員会も前半を終了し、またクラスターⅠの議題である核軍縮に関する検討は一応終了した。率直に言って、中身のある議論らしい議論はほとんどなく、シリア情勢やヨーロッパの中距離核ミサイル禁止条約(INF条約)をめぐり、米露の間で冷戦時代と彷彿とさせるような激しいやりとりがあったのを除けば、概して「低調」な一週間であった。>>続きを読む