第5回 核兵器廃絶市民講座 「核軍縮と開発問題」
日時: | 2014年1月18日(土) 13:30-15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 広瀬 訓(RECNA副センター長) |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
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講義をする広瀬訓副センター長 | 会場の様子 |
第5回目となる平成25年度核兵器廃絶市民講座が1月18日(土)、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジにて行われました。
広瀬訓教授が、「核軍縮と開発問題」と題して、国連の予算の約8割が開発援助にあてられていることなどを例示しつつ、非人道性という観点から開発途上国の抱える飢餓や伝染病などの様々な問題も視野に入れつつ、核軍縮を目指すことの重要性を講義しました。
講座には約50名の市民が集まり、活発に質問が寄せられ、核軍縮と開発問題の関わりについて考えを深める機会となりました。
世界平和アピール七人委員会 2013年講演会 核抑止論と世界
日時: | 2013年11月30日(土) 13:30-16:30 |
場所: | 長崎原爆資料館ホール |
共同主催: | 世界平和アピール七人委員会 |
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) | |
核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
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故・辻井喬氏の紹介 | 講演をする土山先生 | 講演をする梅林センター長 |
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講演をする武者小路先生 | 七人委員会によるパネル討論 | 調会長による閉会の言葉 |
11月30日に、世界平和アピール七人委員会の委員を招き、講演会「核抑止論と世界」を開催しました。世界平和アピール七人委員会とは、1955年の発足以来、人道主義と平和主義に立って、国内・国外に意見表明を続けてきた不偏不党の有志七人の会です。
冒頭では、25日に死去した七人委員の一人の辻井喬氏の言葉が紹介され、その後の講演では、七人委員の土山秀夫氏、武者小路公秀氏に梅林宏道センター長が加わり、日本政府や国際交渉の現場における核抑止論の実態と、それをどのように克服していくかということについての講演が行われました。後半のパネル討論では、七人委員の大石芳野氏、池田香代子氏、小沼道二氏、池内了氏も登壇して活発なやり取りが行われるとともに、約90名の参加者からも多くの質疑や意見が寄せられ、今も国内外に根を張る核抑止論について考え、その克服の可能性を探る機会となりました。
世界平和アピール七人委員会 2013年講演会
核抑止論と世界
日時 | 2013年11月30日(土)13:30~16:30(開場13:00) |
場所 | 長崎原爆資料館ホール |
参加費無料 |
「抑止」とは、脅しや警告によって相手に恐怖心を抱かせ、それによって相手の攻撃を思いとどまらせることである。この考えを軍事面にあてはめると、通常兵器から核兵器に至るまで抑止の道具として用いることができる。しかし主役は圧倒的破壊力をもつ核兵器であって、米、ロ、仏、英、中の5核兵器国はもちろん、インド、パキスタン、イスラエルのほか、北朝鮮も核抑止の名のもとに核兵器保有の正当化を計ろうとしている。
また米国は同盟国を守るためとして“核の傘”を提供しているが、これも同じ理論に基づいている(拡大核抑止)。つまり核兵器廃絶の目的を達成するためには、いかにして核抑止論の信奉を打破するか、にかかっているといっても過言ではない。
この講演会では、今なお国内外に根を張る核抑止の考え方に対して、その実態や本質のあやまりを指摘した上で、その克服への方向性を明らかにしようとする予定である。
世界平和アピール七人委員会とは |
1955年の発足以来、人道主義と平和主義に立って、国際間の紛争は絶対に武力によらず、平和的な話し合いで解決すべきであると考え、国内・国外に意見表明を続けてきた不偏不党の有志七人の会である。これまでに109本のアピールを発表し、毎年11月に国内の各地で講演会をしてきた。 |
メンバー:武者小路 公秀 ・ 土山 秀夫 ・ 大石 芳野 ・ 池田 香代子 ・ 小沼 通二 ・ 池内 了 ・ 辻井 喬 |
共同主催: お問い合わせ先: ■長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
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