2025年1月28日
核なき時代をデザインする ― 国際政治・核不拡散・国際法からみた現実的プロセス
吉田 文彦・遠藤 誠治・佐藤 丙午・真山 全【編著】
発 行: 早稲田大学出版部
ISBN: 9784657240088
出版年:2024年12月
吉田文彦、遠藤誠治、佐藤丙午、真山全編著「核なき時代をデザインする:国際政治・核不拡散・国際法からみた現実的プロセス」(早稲田大学出版部)が昨年末に刊行されました。筆者は合わせて12人で、RECNAからは吉田文彦の他、西田充、樋川和子、河合公明(執筆順)が入っています。
本書では、核兵器を含む軍縮が国際秩序の維持、持続可能な平和にとって大切な手段である点を世界の「共通認識」にするよう求めています。そのうえで、国際人道法、軍縮・環境関連の国際法、核のタブーなどの多面的な対応策で核兵器の役割を最小化し、核軍縮の加速と「ポスト核時代」の安全保障システムづくりの同時進行を促しています。加えて、核不拡散体制の強化・徹底をはかり、核廃絶後の核(再)武装を防ぐ検証・保障措置の整備が不可欠と指摘しています。そうした見取り図を念頭に置きながら、持続可能な核廃絶の達成に向けた15 の政策提言を示しています。
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