2022年6月3日
『世界の核物質データ』2022年版 [全リスト]
2022年版の『世界の核物質データ』マップを公開しました。上の2つの図は、それぞれクリック(拡大)して、ご覧いただけます。また、次からPDF版を閲覧及びダウンロードいただけます。
・分離プルトニウム・高濃縮ウラン:保有総量(PDF版)
・分離プルトニウム・高濃縮ウラン:保有マップ(PDF版)
今年の特徴は、データを公表し始めて、初めて総量が減少した点にあります。特に高濃縮ウラン(HEU)の減少が大きかったからですが、プルトニウムは依然増加傾向にあります。HEUは米国の軍事用と非核保有国の保有量が減少したことで大きな減少(76トン、約1,220発分)となりました。プルトニウムは全体的に増加傾向が続き、軍事用はあまり増加していませんが、非軍事用のなかで民生用のプルトニウム(主にフランスと日本)が増加したため、微増(6トン、約950発分)となりました。(詳細は下記「資料1」参照)
◆ マップの元となったデータは次からご覧いただけます。
・分離プルトニウム保有量一覧
・高濃縮ウラン保有量一覧
◆ 記者会見時(2022年6月3日)の配付資料は次からご覧いただけます。
・資料1 2022年版『世界の核物質データ』マップ解説
・資料2 2022年版 核物質データ追跡チーム
◆ 過去の『世界の核物質データ』は[全リスト]からご覧いただけます。
◆ 『世界の核弾頭データ』2022年版も公開しました。こちら からご覧いただけます。