2020年2月18日
日 時: | 2020年1月25日(土)13:30~15:30 |
場 所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講 師: | 黒澤 満 (大阪女学院大学大学院教授/RECANA顧問) |
主 催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共 催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演する黒澤教授 | 会場の様子 |
2019年度第6回となる核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」が、1月25日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジにて行われました。
「核兵器廃絶のために取るべき措置」と題し、黒澤満(大阪女学院大学大学院教授/RECNA顧問)が講師を務めました。
本講演は、昨年11月に来崎したローマ教皇のスピーチを切り口とし、日本の世論と政府の意見の違いに触れた後、核不拡散条約(NPT)発効からの50年間を振り返りました。
米ソ二国間の条約が破棄されてきた動向や、核保有国が依然として包括的核実験禁止条約(CTBT)にも批准しない点を問題視し、今後のNPT体制自体が危ぶまれていると指摘しました。
また、トランプ政権の核政策としてイラン核合意を例にアメリカによる「力の支配」について語り、核兵器禁止条約はそのような力に悪の烙印を押すためにあると述べました。そしてそれは、以前注目されていなかった喫煙に対して、世間の常識の変化と共に、禁煙を推進する動きが出て来たことを考えるとわかりやすいと話しました。
テーマごとに質疑応答が行われ、会場からの疑問に対して、レジュメだけでは見ることのできない、講師の生の声が会場を白熱したものへとしました。
講座には約65名の市民が集まり、講演後の「RECANAと語ろう」では、市民、学生による熱い意見交換が行われました。
講演の録画 |
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配布資料: 核兵器廃絶のために取るべき措置(レジュメ)(PDF)
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。