2018年10月5日
日時: | 2018年6月23日(土)13:30~15:30 |
場所: | 森岳公民館(島原市) |
講師: | 朝長万左男(RECNA客員教授/原爆病院名誉院長) |
ナガサキ・ユース代表団6期生 | |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演をする朝長先生 | ナガサキ・ユース代表団6期生 |
平成30年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界をめざして」の第2回目が6月23日(土)に森岳公民館(島原市)にて行われました。
「核兵器禁止条約をめぐる日本の課題:賢人会議の提言」と題し、朝長万左男先生(RECNA客員教授/原爆病院名誉院長)が講師を務め、講演に引き、ナガサキ・ユース代表団第6期生と朝長先生を囲んでの意見交換会も行いました。
第一部の講演は、賢人会議委員の日本人委員の一人だからこそ語れる「賢人会議」設立経緯の本当のところを講演で述べられました。設立に際し、「周囲は『結局は日本政府に利用されるのではないか』という意見も多かったが、よくよく考えると外務省や政府に物が言えるチャンスはそうない」と、朝長先生の心の動きと共に設立の過程を知れる講演でした。他に、島原での講演ということで原爆が島原に与えた影響やその報告書がアメリカの国立公文書館にあったことなども話されました。
第二部のナガサキ・ユース代表団第6期生と朝長先生を囲んでの意見交換会では、学生の率直な意見が市民の皆さんの関心を呼んでいました。「賢人会議のテーマが『橋渡し』というが、橋を渡すということは間には溝がある。ならばその溝を埋めるほうがよいのではないか。」という斬新な意見もあり、意見交換会はおおいに盛り上がりました。
講座には約115名の市民が集まり、講演後の「RECNAと語ろう」では、市民・学生による熱い意見交換が行われました。
会場の様子 |
講演の録画 |
配布資料 | 核兵器禁止条約をめぐる日本の課題:賢人会議の提言(PDF) |
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。