4月27日から5月22日にかけて、アメリカ・ニューヨークで、2015年NPT(核不拡散条約)再検討会議が開催されます。
本年度は、会期全期間をRECNA教員(鈴木、広瀬、中村)のいずれかが傍聴し、週1回程度の「週報ブログ」にて会議の様子をお伝えします(週末掲載予定)。また、各教員が各自のテーマ(原子力平和利用(鈴木)、核不拡散(広瀬)、核軍縮(中村))においてレポートする「短信」も適宜掲載予定です。ニューヨークからの速報となりますので、是非ご覧ください。
4月27日から5月22日にかけて、アメリカ・ニューヨークで、2015年NPT(核不拡散条約)再検討会議が開催されます。
会期全期間への参加はかないませんが、ナガサキ・ユース代表団もニューヨーク入りし、会議の傍聴や様々な活動を行います。応援のほどよろしくお願いします。
パオロ・コッタ・ラムジーノ氏による講演会
「核軍縮・核不拡散の課題と展望―2015年NPT再検討会議に向けて」
日時: | 平成27年4月4日(土)15:00~17:00 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ(地下2F) |
講師: | パオロ・コッタ・ラムジーノ(Paolo Cotta Ramusino)氏 |
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講演をするパオロ氏 |
会場の様子 |
4月4日(土)、パグウォッシュ会議の事務総長パオロ・コッタ・ラムジーノ氏による講演会が、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて行われました。
パグウォッシュ会議とは、1957年に誕生した、多様な分野の科学者・専門家が、核兵器をはじめとする大量破壊兵器の廃絶と戦争の絶滅を目指して、議論し、メッセージを発する会議です。その会議が、今年2015年11月に長崎で開催されます。
パオロ氏は講演を通じて、これまで現実にタブー視されてきた核兵器は、誤った情報や、事故、テロ、NPTの崩壊によって、簡単に使用される可能性があるということを訴えました。
講演では、50名ほどの市民が集まり、パグウォッシュ会議という核兵器廃絶に向けて活躍する団体の事務総長からの貴重なお話に耳を傾けました。その後の質疑応答では、市民として、若者として、また教育者として、様々な立場から核兵器廃絶にどう向き合っていくべきかという議論がありました。
特別市民セミナーシリーズ―2015年NPT再検討会議に向けて
第4回「核不拡散と原子力の平和利用―実効性と不平等性の拡大のジレンマ
日時: | 2015年3月15日(日)14:00~16:00 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ(地下2F) |
講師: | 秋山 信将(一橋大学教授) |
共催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
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講演をする秋山先生 |
会場の様子 |
3月15日(日)、第4回目(第1回目は中止となり、事実上、第3回目)の「特別市民セミナーシリーズ―2015年NPT再検討会議に向けて」が国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて行われました。
「NPTにおける原子力の平和利用と核不拡散:2015年NPT運用検討会議に向けての課題」と題し、秋山信将先生により、NPTの特徴や近年の核問題をめぐる国際社会の動向、核不拡散と平和利用のバランス、2015年NPT運用検討会議の注目ポイントと見通しについて、講演していただきました。
講演には50名ほどの市民が集まり、4月末から開催されるNPT再検討会議に関するより詳しく具体的な情報を知ることが出来ました。その後の質疑応答でも、多くの熱心な質問や意見が寄せられました。
〈秋山信将先生講演動画〉