RECNAニューズレター Vol.8 No.1 (2019年9月30日発行)
新着情報What’s New
今年6月1~2日、韓国の有力シンクタンクである世宗(セジョン)研究所との共催で、ワークショップ「朝鮮半島の平和から北東アジア非核兵器地帯へ」を韓国で開催しました。
ワークショップには、日韓の専門家に加え、米国、ロシア、中国、オーストラリア、オーストリア、ドイツから専門家が参加し、朝鮮半島の非核化と、その先に描く北東アジア地域安全保障の構想について、さまざまな角度からの議論を行いました。
このたび、そこでの議論を基に、RECNAと世宗研究所の協力の下、政策提言書「朝鮮半島の平和から北東アジア非核兵器地帯へ」を作成いたしました。是非ご覧ください。
ナガサキ・ユース代表団第8期生を募集します!
2020年春、核軍縮・不拡散問題の国際会議である「2020年NPT(核不拡散条約)再検討会議」がアメリカ・ニューヨークの国連本部で開催されます。世界各国から多数の政府関係者・専門家・NGOが集まるこの会議に、「ナガサキ・ユース代表団」として参加し、最新の国際議論の動向を学ぶとともに、世界の人々とのネットワークを広げてみませんか。核兵器なき世界の実現に向け、「もっと学びたい!」「何かやってみたい!」熱意のある<若者>を募集します。
詳しくは 募集概要 をご覧ください。
【お問い合わせ】
〒852-8521 長崎市文教町1-14(長崎大学核兵器廃絶研究センター内)
TEL:095-819-2252 FAX:095-819-2165
核兵器廃絶長崎連絡協議会事務局(PCU-NC)
吉田 文彦 , 鈴木 達治郎 , 広瀬 訓 , 中村 桂子 , 冨塚 明 , 太田 昌克 , 梅林 宏道 , 朝長 万左男 , 山口 響
今、何が起きているのか――ロシアの「違反」を理由に、米国は二国間の中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄を決めた。同時に、条約の規制を受けずに INF を保有する中国を意識して、米国は海洋配備の核戦力強化で対抗する方針だ。三か国で唯一、核保有数を増加中の中国は海洋配備計画も加速している。そんな中国も意識してか、米ロは 2021 年に期限切れの新 START(新戦略兵器削減条約)の延長も決めないままだ。加えて、米国の「イラン核合意」離脱で米イラン関係が悪化し、武力衝突さえ懸念される。北朝鮮の核問題も、首脳会談によって最悪の事態は回避されているものの、今後の不透明感は消えていない。
>> 既刊のRECNAポリシーペーパー(政策研究報告)はこちら
RECNA編集、テイラー&フランシス社発行の英文国際学術誌『平和と核軍縮』は、第2巻1号を刊行いたしました。「核兵器使用が人間に与えたもの」「NPTにはまだ意味があるか?」「核の南アジアの20年危機、1998-2018」を特集しています。また、今号から、北東アジアの平和と安全保障に関するパネル(PSNA)ワーキングペーパーのコーナーも設けました。
今号は、歴代ローマ教皇の核兵器に対する見解をめぐる論文や、米国在住の歴史学者・長谷川毅氏に対するインタビューなど、盛り沢山な内容になっています。
いずれも無料でお読みいただけます。
英語原文ページは こちら
日本語ページは こちら(各論文の要約のみ。一部のインタビュー記事は日本語全文もあり)