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長崎発の核軍縮に関する英文ニュース「Dispatches from Nagasaki」の第5号を掲載しました。(日本語対訳付)
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第1回 核兵器廃絶市民講座 「『核兵器の非人道性』オスロ会議の報告」
日時: | 2013年4月11日(木) 18:00-20:00 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 朝長 万左男 (長崎原爆病院 院長、RECNA客員教授) |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
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講義をする朝長万左男教授 | 会場の様子 |
平成25年度核兵器廃絶市民講座の第1回目の講座は、今年3月にオスロ(ノルウェー)で開催された「核兵器の人道的影響に関する国際会議」に日本政府団の一員として参加された朝長先生による講義でした。
朝長先生の報告によると、オスロ会議には核保有国であるインド、パキスタン、また、核拡散が懸念される中東のイラン、エジプト、ヨルダンなどを含む127ヵ国の政府代表団と国連をはじめとする国際機関が参加したそうですが、核不拡散条約(NPT)上の5つの核兵器国(P5)(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国)、そして、イスラエル、韓国は参加しなかったそうです。
「核兵器の人道的側面」に特化した歴史的国際会議では、短・長期的に甚大な被害をもたらす核兵器の使用において、主に『人道上の影響』『開発・経済・環境への影響』『被害者への備え』の3つに焦点をあて、専門家によるプレゼンテーションとディスカッションが行われたそうです。
その中で朝長先生は「核兵器の爆発による即時の人道的影響」のセッションでヒロシマ・ナガサキの原爆による直後から現在に至る人体影響について講演され、被ばく量と遺伝子変異から生じる病気のメカニズムを説明し、核兵器が遺伝子標的兵器であることを強調されました。
講座には約90名が参加しました。
公開セミナー
北朝鮮の<今>を考える――食糧事情と国際支援から
日時 | 2013年4月6日(土)14:00~16:00 |
場所 | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師 | 文炅鍊(ムン・キョンヨン)教授 (韓国・高麗大学国際研究大学院) |
入場無料・逐次通訳付 |
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文炅鍊(ムン・キョンヨン)教授 | 会場の様子 |
北朝鮮の食糧事情に詳しい韓国・高麗大学の文炅鍊(ムン・キョンヨン)教授を招いて、公開セミナーを開催しました。
文教授は、北朝鮮の食糧不足は未だ深刻で、栄養不足による病気の誘発や発育への影響など、負のスパイラルを断ち切るためには、国際的な援助が必要で、特にNGOによる援助は市民社会の発展にも繋がる、と主張しました。また、北朝鮮の核開発は政権の保身のため、政治的カードに使用するためなので、周辺国による北朝鮮の政権保障をすることが解決の糸口になるのでは、との見解を示しました。
公開セミナーには約70名の市民が参加しました。
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文炅鍊(ムン・キョンヨン) 延世大学校貧困削減・国際開発研究所(IPAID)専門研究員を経て、高麗大学国際研究大学院教授。韓国国際研究協会(KAIS)国際開発協力委員会執行委員、韓国国際開発協力協会(KAIDEC)総務部副議長、対北朝鮮協力NGO協議会政策諮問委員会委員。主な専門は 貧困削減、政府開発援助(ODA)、北朝鮮飢餓問題への支援構築、市民社会の人道開発援助、食糧支援を中心とした国際協力。 |
主催:核兵器廃絶長崎連絡協議会※ お問い合わせ: |
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