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第3回 核兵器廃絶市民講座 「オバマ大統領の宿題」
日時: | 2013年7月20日(土) 13:30-15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 梅林 宏道 (RECNAセンター長) |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
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講義をする梅林 宏道センター長 | 会場の様子 |
第3回目となる平成25年度核兵器廃絶市民講座が7月20日(土)、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジにて行われました。
講師を務めた梅林宏道センター長は、米国オバマ大統領の2009年プラハ演説における「核兵器を使用した唯一の核保有国として合衆国には行動する道義的責任があるという」 という発言を「オバマ大統領の宿題」と呼び、その現状とそれに対する考え方について、6月19日のベルリン演説や同日の核政策文書を中心の話題としながら講義しました。
講座には約60名の市民が集まり、「核抑止論の質的変換」及び「核の非人道性に関する世論の高まり」について考えを深めました。
核の飢餓―核兵器がもたらす人類への脅威―
日時: | 2013年7月18日(木) 18:00-20:00 |
場所: | 長崎原爆資料館ホール |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: |
核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会 |
講師: | アラン・ロボック教授(米ラトガース大学) |
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アラン・ロボック教授(講演) | 質疑応答 | 会場の様子 |
気候学の世界的権威である米ラトガース大学のアラン・ロボック教授をゲストに、公開セミナーを開催しました。
ロボック教授は、インド・パキスタン間において、それぞれの国が50発の広島原爆相当の核兵器を使用したと仮定した場合、爆発により巻き上がった粉じんなどで太陽光線が遮蔽され、約10年にわたって気温低下などの気候変動がもたらされること、そしてその影響で食糧生産が壊滅的な打撃を受け、10億人が餓死する地球規模の「核の飢餓」が起こりうることを報告しました。核兵器使用の被害が当該地域のみならず、地球上の人類すべてに影響を与えうることを立証したロボック教授の研究は、核兵器使用の非人道性を新たな角度から示すものとして、今年3月にノルウェー・オスロで開催された核兵器の非人道性に関する国際会議の場でも発表されるなど、世界的な注目を集めています。
セミナー当日、市民や専門家など約60人が参加し、活発な議論が行われました。