この特別論文は、RECNA、ノーチラス研究所、アジア太平洋核不拡散・軍縮ネットワーク(APLN)のウエブサイトに同時に公開されます。国際著作権許可4.0 に基づいて公開されます。
国際法下における核の威嚇(パートⅡ):法の適用について
Anna Hood and Monique Cormier
「北東アジアにおける核使用リスクの削減にむけて」(NU-NEA)プロジェクト
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
アジア太平洋核不拡散・軍縮リーダーシップネットワーク(APLN)
ノーチラス研究所
2024年3月8日
RECNA, Nautilus Institute, Asia Pacific Leadership Network for Nuclear Non-proliferation and Disarmament (APLN)共催による共同研究「北東アジアにおける核使用リスク削減(NU-NEA)」プロジェクトでは、重要課題について専門家に特別論文の執筆を依頼した。今回は、Journal for Peace and Nuclear Disarmament (J-PAND)に掲載された論文を2回に分けて掲載するものである。
要 旨
キーワード:
核兵器、国際法、武力による威嚇、核の威嚇
著者紹介:
アンナ・フード(Anna Hood)博士は、オークランド大学(オーストラリア)法学部准教授。主な研究分野は国際法と安全保障、国際軍備管理法。特に、核兵器に関する国際法が専門で多くの論文を発表。国際法に関する研究のみならず、多くの市民団体、シンクタンク、そして政府のアドバイザーを務めている。主要著書・論文に「Disarmament Law: Reviving the Field」(Rutledge, 2020)(共編者)。
モニカ・コルミエ(Monica Cormier)博士は、モナシュ大学(オーストラリア)法学部上級講師。主な研究分野は国際法における管轄や免責、核不拡散に関する法的課題。主要著書・論文として、The Jurisdiction of the International Criminal Court over Nationals of Non-States Parties (Cambridge University Press, 2020) and ‘Can Australia Join the Nuclear Ban Treaty without Undermining ANZUS?’ (Melbourne University Law Review, 2020, co-authored with Anna Hood).
この論文は本人の分析であり、所属機関の研究とは無関係である。
英語版のみとなりますが、全文(PDF)は こちら からご覧いただけます。
◆本プロジェクトの概要は こちら
◆本プロジェクトの特別論文の一覧は こちら
この特別論文は、RECNA、ノーチラス研究所、アジア太平洋核不拡散・軍縮ネットワーク(APLN)のウエブサイトに同時に公開されます。国際著作権許可4.0 に基づいて公開されます。
国際法下における核の威嚇(パートI):法的枠組みについて
Anna Hood and Monique Cormier
「北東アジアにおける核使用リスクの削減にむけて」(NU-NEA)プロジェクト
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
アジア太平洋核不拡散・軍縮リーダーシップネットワーク(APLN)
ノーチラス研究所
2024年3月1日
RECNA, Nautilus Institute, Asia Pacific Leadership Network for Nuclear Non-proliferation and Disarmament (APLN)共催による共同研究「北東アジアにおける核使用リスク削減(NU-NEA)」プロジェクトでは、重要課題について専門家に特別論文の執筆を依頼した。今回は、Journal for Peace and Nuclear Disarmament (J-PAND)に掲載された論文を2回に分けて掲載するものである。
要 旨
核兵器使用の威嚇に関する国際法的な位置づけは明確ではない。本論文では、核の威嚇を禁止する既存の国際法について概観し、その限界について解説する。具体的には、核兵器国による一方的な消極的安全保証、核の威嚇を禁止する国際合意(核兵器禁止条約[TPNW]、非核兵器地帯、1994年ブタペスト合意を含む)、jus ad bellum(戦争そのものを禁止する)体制における核威嚇に関する規則、jus in bellow(正しい戦争行為)体制における核威嚇に関する規則などを検証する。これらの国際法下における核威嚇に関する解釈には意見の相違が存在するが、本論文ではその相違と意義について解説を行う。そして、既存の国際法に存在する隙間(ギャップ)を明らかにする。本論文は、2本のシリーズによる1本目の論文である。
キーワード:
核兵器、国際法、武力による威嚇、核の威嚇
著者紹介:
アンナ・フード(Anna Hood)博士は、オークランド大学(オーストラリア)法学部准教授。主な研究分野は国際法と安全保障、国際軍備管理法。特に、核兵器に関する国際法が専門で多くの論文を発表。国際法に関する研究のみならず、多くの市民団体、シンクタンク、そして政府のアドバイザーを務めている。主要著書・論文に「Disarmament Law: Reviving the Field」(Rutledge, 2020)(共編者)。
モニカ・コルミエ(Monica Cormier)博士は、モナシュ大学(オーストラリア)法学部上級講師。主な研究分野は国際法における管轄や免責、核不拡散に関する法的課題。主要著書・論文として、The Jurisdiction of the International Criminal Court over Nationals of Non-States Parties (Cambridge University Press, 2020) and ‘Can Australia Join the Nuclear Ban Treaty without Undermining ANZUS?’ (Melbourne University Law Review, 2020, co-authored with Anna Hood).
この論文は本人の分析であり、所属機関の研究とは無関係である。
英語版のみとなりますが、全文(PDF)は こちら からご覧いただけます。
◆本プロジェクトの概要は こちら
◆本プロジェクトの特別論文の一覧は こちら
第41回 RECNA研究会
「核兵器は過去の遺物か?―ロシア・ウクライナ戦争からの核政策への教訓」
日時: 2024年3月12日(火)9:00-11:00
場所: オンライン(Zoomウェビナー)
講師:パヴェル・ポドヴィッグ博士
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、安全保障政策における核兵器や核抑止の役割について、国際的な議論が続いています。この度、ロシアの核政策の世界的第一人者であられるパヴェル・ポドヴィッグ博士が長崎を訪問されるにあたり、RECNAで講演をしていただけることになりました。核抑止や核兵器の役割について、あらためて考察を深めるよい機会になるかと思います。ぜひ皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
使用言語: | 英語(通訳は付きません) |
申込方法: | こちら からお申込みください〔締切:3月11日(月)〕 |
お問合せ: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) Tel: 095-819-2164/Fax: 095-819-2165 recna_staff@ml.nagasaki-u.ac.jp |
講演要旨
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻とその後の軍事対立の中で、核兵器の果たした役割や、核抑止や軍事戦略や戦争における政治的武器としての核兵器の価値について、重要な疑問を提起した。結論から言えば、その価値は極めて限定的であるとの示唆を得る根拠が十分にある。核保有国にとって、核兵器のもたらす国家安全保障上の価値は明らかではなく、核兵器への依存はかえって国家安全保障を損なうことにつながるのである。
講演者プロフィール
パヴェル・ポドヴィッグ (Pavel Podvig) |
|
パヴェル・ポドヴィッグ博士は、国連軍縮研究所(UNIDIR)の上席研究員で、現在ジュネーブにて「ロシアの核戦力」プロジェクトのリーダー。米プリンストン大学科学と安全保障プログラム研究員、国際核物質パネルメンバーでもある。ロシア物理技術大学(MIPT)卒、政治学博士(モスクワ国際経済関係大学)。2008年にロシアに関する研究への貢献により米物理学会「レオ・シラード賞」受賞。 |
北朝鮮の核戦略:核ドクトリンの進化と今後の展望
Anastasia Barannikova
2024年2月28日
PSNA2では英文書籍「Getting to Zero in Northeast Asia: The Nuclear -Weapon-Free Zone as a Vehicle for Change」(仮題)の発刊を目指して研究活動を続けているが、その一環として、重要課題について専門家に特別論文を依頼した。本論は今年度唯一の特別論文である。
要 旨
過去10年間ほど、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、核兵器とミサイル技術開発で驚くような進歩を見せた。そのような進歩は、明確な核戦略と、国家安全保障政策に占める核兵器とその使用に関する明確なビジョンなしには実現しなかっただろう。事実、北朝鮮における核兵器の役割やその使用について、理解を深めるためには、核戦略の分析が必要となる。同時に、核戦略や核兵器・ミサイル開発がどのように進化していくかについての仮説は、プロバガンダを目的とした宣言的な政策等よりも、現実の戦略分析に基づくことが必要だ。そのために、北朝鮮の最も認められる核ドクトリンを明示し、技術的能力と合わせることによって、北朝鮮のハイブリッド核戦略(通常兵器と核兵器の複合戦略)の現実を明らかにし、将来の展望を示唆することとする。
キーワード:
北朝鮮、核戦略、核ドクトリン、技術能力、宣言的・運用教義、宣言的・内政的戦略
著者紹介:
アナスタシア・バラニコヴァ博士(Anastasia Barannikova)は、ADMネヴェルスコイ海洋大学(ウラジオストック、ロシア)の空間兵站研究所の研究員(Research Fellow)。同大学歴史博士号。博士の主要研究分野は北東アジアの地域安全保障と核不拡散問題、特に朝鮮半島、北朝鮮の外交及び国内政治、北朝鮮の核・ミサイルプログラムと核態勢、核ドクトリン。
この論文は本人の分析であり、所属機関の研究とは無関係である。
英語版のみとなりますが、全文(PDF)は こちら からご覧いただけます。
※ 修正版に差し替え(3/15)
「被爆の実相の伝承」のオンライン化・デジタル化事業成果報告会 - 被爆前の日常を想像する
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)と国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館では、2021年より「被爆の実相の伝承」のオンライン化・デジタル化事業に取り組んできました。3年間の取り組みを振り返るトークイベントを開催します。
※オンライン(ZOOM)参加ご希望の方はこちらからお申込みください。(申込終了しました)
■プログラム
14:15-15:00 トークセッション①
「被爆前後の航空写真を使用したデジタルマップの活用」
登 壇:全 炳徳(情報データ科学部 教授/RECNA兼務教員)
15:10-15:55 トークセッション②
「被爆前の日常を伝えるデジタル教材づくり」
登 壇:宮崎 園子(フリーランスライター:広島在住)
佐々木 亮(フリーランスライター:福岡在住)
事業概要説明&トークセッションの進行:林田 光弘(RECNA特任研究員)
<お問い合せ>
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)[担当]林田
電話:080-8040-3656
hayashida-m@nagasaki-u.ac.jp
REC-PP-19
Nuclear Weapon in Changing World(2023年11月)
Kokoro Nishiyama, Alina Smyslova
[全文閲覧] ※引用元URI:http://hdl.handle.net/10069/0002000584
RECNAポリシーペーパーはこれまで、大学や研究機関、実務現場などでの業績を持つ専門家を主な筆者としてきた。今回は、これから研究や実社会での実績を積んでいく若い二人筆者である。
これを皮切りに不定期ではあるが、折を見ながら次世代の筆者によるRECNAポリシーペーパーを刊行していくことにする。今回はすべて英語の論考となっているが、日本語で書かれたものにも発表の機会を広げていきたい。
核廃絶に向けた核軍縮・不拡散関連の研究では次世代の育成が急務となっており、RECNAポリシーペーパーの新しい方針が、人材育成に資することができればと願っている。
[全文閲覧] ※引用元URI:http://hdl.handle.net/10069/0002000584
★ 既刊のレクナポリシーペーパーは こちら
RECNAニューズレター Vol.12 No.1 (2023年9月30日発行)
着任のご挨拶 「長崎から考える」 - 河合 公明 カーネギー国際平和財団との共同プロジェクト「核軍縮への新たな道程」を開始 ナガサキ・ユース代表団ウィーン活動報告 核兵器と国際政治、核兵器と国際人道法に関するRECNAポリシーペーパーを刊行 「北東アジアにおける核使用リスクの削減」(NU-NEA)プロジェクト 第2回「核なき未来」オピニオン賞 [全文閲覧]※引用元URI: http://hdl.handle.net/10069/0002000206 |
【公開ワークショップ】 第40回 RECNA研究会
「米国の核兵器政策の進展と北東アジアへの影響」
YouTubeで動画を公開しました! ※ 字幕(英語:自動生成)を表示し、
自動翻訳を日本語に設定すると、字幕が日本語で表示されます。(参照)
日時: 2023年10月16日(月)9:00-11:00
場所: 長崎大学文教キャンパス 環境科学部本館1階 A-12教室(オンライン配信あり)
アクセス: https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/access/bunkyo/index.html
文教キャンパスマップ (PDF)
◆ 開催概要 (PDF) ◆
私たちは今、かつてない核危機に直面しています。こうした中、核保有国の政策を分析し、新たな潮流が意味するものを見極めることが重要です。このたび、米国の有力なシンクタンクである「憂慮する科学者同盟(UCS)」のグローバル安全保障プログラムにかかわる科学者やアナリストが長崎大学を訪問することとなりました。この機をとらえ、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)とUCSは、長崎大学NURESCA(STAR創出プログラム「人新世における連帯的生存に向けて」)及び長崎大学核廃絶・核軍縮研究会の協力を得て、核問題に関する特別ワークショップを共催することといたしました。ワークショップは公開であり、オンラインでも配信されます。米国の核政策と北東アジアへのその影響について理解を深めたい方にとって、このワークショップが有益なものとなることを願っています。
共 催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)/ 憂慮する科学者同盟(UCS) |
恊 力: | 長崎大学NURESCA(STAR創出プログラム「人新世における連帯的生存に向けて」)/ 長崎大学多文化社会学部核廃絶・核軍縮研究会 |
使用言語: | 英語(通訳は付きません) |
申込方法: | ※参加申込受付は終了いたしました。 |
お問合せ: | (E-mail) recna_staff@ml.nagasaki-u.ac.jp |
プログラム
司会進行 中村 桂子(RECNA准教授) | |
9:00-9:05 | 開会挨拶 吉田 文彦(RECNAセンター長・教授) |
9:05-9:20 | 「米国のミサイル防衛政策の概要とその影響」 ローラ・グレゴ(UCSシニア・サイエンティスト兼リサーチ・ディレクタ-) |
9:20-9:35 | 「米国のプルトニウム・ピット生産における問題点」 ディラン・スパルディング(UCSシニア・サイエンティスト) |
9:35-9:50 | 「北朝鮮のプルトニウム生産能力」 スルギエ・パーク(UCSシニア・サイエンティスト) |
9:50-10:05 | 「米中核戦争の可能性」 ロバート・ラスト(UCS中国アナリスト) |
10:05-10:20 | 「米国核・軍事予算の分析」 エリン・マクドナルド(UCS アナリスト) |
10:20-10:25 | 休憩 |
10:25-10:55 | 自由討論 モデレーター: 鈴木達治郎(RECNA副センター長) |
10:55-11:00 | 閉会挨拶 グレゴリー・カラーキー(UCS及びRECNA) |
登壇者
ローラ・グレゴ | |
UCSグローバル安全保障プログラムのシニア・サイエンティスト及びリサーチ・ディレクターとして、核兵器、ミサイル防衛、宇宙安全保障といった科学と公共政策の接点における研究を20年にわたって続けている。最近、マサチューセッツ工科大学(MIT)の核セキュリティ・政策研究所でスタントン核セキュリティ・フェローシップを修了した。UCSに加わる前は、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターで博士研究員を務めた。 | |
ディラン・スパルディング 発表資料(PDF) The Status of US National Laboratories |
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UCSグローバル安全保障プログラムのシニア・サイエンティスト。核兵器に関する技術的問題や核兵器がもたらす脅威を低減する政策を中心に研究している。ブラウン大学で物理学の学士号、カリフォルニア州立大学バークレー校で地球惑星科学の博士号を取得。インターン、NNSA備蓄核兵器維持管理フェロー、客員研究員・実験者としてなど、長年にわたって米国国立研究所に関わってきた。フランス原子力・代替エネルギー庁で博士研究員、ハーバード大学で生命起源イニシアティブ特別研究員を務めた。最近では、カリフォルニア大学デービス校で衝撃圧縮研究室を立ち上げ、学部で地質学を教えている。 | |
スルギエ・パーク 発表資料(PDF) Status on North Korea’s Fissile Material Production |
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UCSグローバル安全保障プログラムのシニア・サイエンティスト。核燃料サイクルのフロントエンドとバックエンド、核活動の監視と検証、核分裂性核物質の備蓄分析を中心に研究している。UCSに加わる前は、スタンフォード大学ドア・スクール・オブ・サステナビリティの研究員として、米国におけるレアアースのサプライチェーン問題を研究。また、スタンフォード大学国際安全保障協力センター(CISAC)のマッカーサー・スタントン核安全保障フェローとして、北朝鮮のウランや重要鉱物資源を含む地質資源の分析、放射性廃棄物管理に関する研究を行った。軍縮・核不拡散に関連しては、北朝鮮のウラン採掘・精錬プロセスに関する複数の論文を発表。スタンフォード大学で地質学の博士号を取得。博士論文では、極限環境下における核物質と土質材料の特性評価を行った。 | |
ロバート・ラスト 発表資料(PDF) China’s Nuclear Buildup and Potential for Conflict |
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UCSグローバル安全保障プログラムの中国アナリスト。中国の核兵器計画、中国のガバナンス、米中関係を中心に研究している。UCSに加わる前の2019年には、北京のノルウェー大使館で6カ月間の研修生として勤務。修士論文執筆中は、オスロのノルウェー国際問題研究所で研究員を務めた。ウィリアム・アンド・メアリー大学で国際関係学/中国語の学士号、ノルウェーのオスロ大学で中国文化と社会の修士号を取得。 | |
エリン・マクドナルド 発表資料(PDF) The US Nuclear Weapons Budget: The Sky’s the Limit? |
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2011年12月よりグローバル安全保障プログラムのアナリストとして従事。国際安全保障、軍備管理・不拡散、米中関係、東アジアの安全保障を専門としている。コーネル大学で行政学の修士号を取得。修士論文のテーマは中国の宇宙兵器政策。ダートマス大学で行政学の学士号を取得し、コーネル大学大学院を修了するまでの4年間、UCSグローバル安全保障プログラムでプログラム・アシスタントを務めた。UCSに戻る直前には、MIT国際科学技術イニシアティブでインターンシップをコーディネートした。 | |
グレゴリー・カラーキー | |
UCSグローバル安全保障プログラムのシニア・アナリスト兼中国プロジェクト・マネージャー。RECNA外国人客員研究員。核兵器および関連する安全保障問題に関して、日米中間の異文化間コミュニケーションの改善に取り組んでいる。2002年にUCSに加わる以前は、ピッツァー大学の域外研究ディレクター、グリーンマウンテン大学の行政学准教授、国際教育交換協議会の中国ディレクターを務めた。メリーランド大学カレッジパーク校で行政学博士号を取得。 | |
吉田 文彦 | |
RECNAセンター長。朝日新聞論説副主幹。外務省「核軍縮・不拡散に関する有識者懇談会」の委員を務めた。国際学術誌『平和と核軍縮』(J-PAND)編集長。大阪大学にて博士号(国際公共政策)取得。(2007年)。 | |
鈴木 達治郎 | |
RECNA副センター長。1951年生まれ。内閣府原子力委員会(JAEC)委員長代理(2010-2014年)を歴任。科学と国際問題に関するパグウォッシュ会議評議員(2007~09年、2014年~)。東京大学にて博士号(原子力工学)を取得(1988年)。 | |
中村 桂子 | |
2012年4月からRECNA准教授。核軍縮・不拡散や平和・軍縮教育の研究に従事。2012年3月まではNPO法人ピースデポの研究員/事務局長。モントレー国際大学大学院(現:ミドルベリー国際大学院モントレー校)で修士号(国際政策研究)を取得。 |
第2回「核なき未来」オピニオン賞 受賞式 を開催 [ENG]
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)は、募集した 第2回「核なき未来」に関するオピニオン のU-20の部 (16歳以上20歳未満)とU-30の部 (20歳以上30歳未満) それぞれで、最優秀賞、優秀賞各1名を発表し、授賞式を行いました。
青来有一審査委員長は、全体講評のなかで、「ユニークで斬新な作品の募集があった。これからも若い感受性を活かしてほしい。このオピニオン募集が、一般市民が核兵器の問題を考える機会となってほしい」と述べました。
なお、受賞作のうち最優秀作の2編は、2023年9月24日付長崎新聞の本紙に全文が掲載されました。( こちら は同紙電子版の記事)
【 第2回「核なき未来」オピニオン賞 授賞式 】
授賞式出席者の集合写真 | 取材に応じる4名の受賞者 |
日 時: |
2023年9月23日(土)13:00~14:00 (取材対応 14:00~14:30) |
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場 所: | 長崎大学 核兵器廃絶研究センター1階 会議室 |
次 第: |
1.開会挨拶: 鈴木 達治郎 RECNA副センター長・教授 2.受賞者発表・授与式・受賞者スピーチ ・U-20の部 優秀賞者発表・賞状、盾授与: 青来 有一 審査委員長 優秀賞者スピーチ 海野 遥香さん (オンライン) 最優秀賞者発表・賞状、盾授与: 青来 審査委員長 最優秀賞者スピーチ 馬場 みなこさん ・U-30の部 優秀賞者発表・賞状、盾授与: 青来 審査委員長 優秀賞者スピーチ アドリアーナ・ナザルコさん 最優秀賞者発表・賞状、盾授与: 青来 審査委員長 最優秀賞者スピーチ アディヤ・ケリムバエワさん 3.全体講評: 青来 有一 審査委員長 4.審査委員コメント: 山田 貴己 客員教授、小島 萌衣さん(オンライン)、畠山 澄子さん(録画) 5.写真撮影 |
取材対応: |
青来 有一 審査委員長、受賞者4名 鈴木 達治郎 RECNA副センター長(司会)、中村 桂子 RECNA准教授(通訳) |