「核兵器の人道上の影響に関するウィーン会議」報告会―核兵器廃絶への道筋を考える―
日時: | 2015年1月15日(木)18:30~20:00 |
場所: | 長崎大学文教キャンパス 教養教育講義棟C-16 |
報告者: | 中村桂子(RECNA准教授) 朝長万左男(RECNA客員教授/ 核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会委員長) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) 核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会 |
講義をする朝長万左男客員教授 |
質疑に答える中村准教授 |
会場の様子 |
「核兵器の人道上の影響に関するウィーン会議」報告会が1月15日(木)、長崎大学文教キャンパスにて行われました。
中村桂子准教授は「核兵器禁止条約作成へ向けての動き」というテーマにて、朝長万左男客員教授は「ウィーン会議で報告された新しい科学的知見」というテーマにてそれぞれ報告を行いました。中村准教授は、過去2回の会議も振り返りながら、昨年末の第3回会議において各国がどのような立場を示したか、議長総括、オーストリアの誓約にてどのようなことが書かれていたかなどを報告しました。朝長客員教授は、広島大学の星正治名誉教授が発表したビキニ水爆実験の日本漁船乗組員の被爆状況をはじめ、主に科学的側面をとらえた発表について紹介を行いました。
報告会へは60名の市民が集まり、質疑応答においては積極的な質問が寄せられ、被爆70周年、NPT再検討会議に向けて有意義な時間となりました。