2015年12月27日
特別市民セミナー「核兵器と戦争の根絶を目指して」
①パグウォッシュ会議の報告
②特別講演「サスティナビリティ学の視点から見た平和と繁栄―立命館国際平和ミュージアムの今後を考える」
日時: | 2015年12月19日(土)15:00~17:00 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ(地下2階) |
講師: | 鈴木 達治郎 教授(長崎大学核兵器廃絶研究センター長) |
モンテ・カセム 教授(立命館大学国際平和ミュージアム館長) | |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演をする鈴木教授 | 講演をするカセム教授 |
11月に長崎でパグウォッシュ会議が開催されました。その報告をRECNAセンター長である鈴木達治郎教授が行いました。会議の報告では、会議の趣旨や歴史を説明し、今回の会議の概要を報告したあと、会議後に発表された「長崎を最後の被爆地に」から始まる長崎宣言についてその意義について説明しました。またパグウォッシュ会議とRECNAの連携を図り北東アジアの信頼醸成に取り組むこと等を説明しました。
その後、特別講演「サスティナビリティ学の視点から見た平和と繁栄―立命館国際平和ミュージアムの今後を考える」として立命館大学国際平和ミュージアムの館長であるモンテ・カセム教授においでいただきました。特別講演では、タイトルにあるサスティナビリティ学の説明からこれまで「いのちのゆりかご」の上の生物がとても不安定にあることを話されました。経済を最優先する現代社会の考え方は核兵器の保持にもつながることを示されました。また、平和ミュージアムの取り組みとして「心の支配」をテーマに日英共同プロジェクトを開始したことをご紹介いただきました。
講演会には約50名が参加し、質疑応答では、多くの質問が寄せられました。
〈鈴木教授講演資料〉
〈カセム教授講演資料〉・・・後日公開予定
〈鈴木教授講演動画〉
〈カセム教授講演動画〉
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。