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Lisa’s Blog 【to be the change I want to see in the world】

 

No.0, Monday, 1May

おはようございます。

ナガサキ•ユース代表団5期生の野村梨紗です!!久しぶりの更新になりましたので、まずはちょっとした自己紹介を改めて。長崎大学多文化社会学部2年。ユースの皆からは、りーって呼ばれてます!笑 音楽、映画、旅、ボランティアをする事が好きです。ユースの活動を誇りをもってやらさせていただいています。応援をしてくださっている皆様には、非常に感謝しています

ありがとうございます!

報告が遅くれましたが、ウィーンには3日前の夜に無事到着しています。そして明日から私達の活動のメインであるNPT再検討会議第一回準備委員会が始まるという事で、昨日はウィーンの国連で国連パスを取得しました!

今日から始まる会議ですが、何が起きるのかドキドキとワクワクで一杯です。1月からユース代表団として勉強し始め、はや5ヶ月。5期生みんなで勉強したり、ゲストをお呼びして講演してもらったり、広島研修にいったり、、、沢山学び知識を得ました。しかしやはり、わからない事が沢山ある出て来るわで、、、なぜなら核兵器をなくす、廃絶するっていったってそう簡単ではないからです。一個なくすにも大変なのに廃絶(ゼロ)するには、どうすればよいのだろう。現在の世界情勢が不安定の中、安全保障はどうするのだろう。世界には核兵器が必要だと思っている人々も沢山いて考え方が異なる中でどうアクションを取ればいいのだろう。同じゴールを持ち、歩んでいくにはどうすればよいのだろう。沢山悩み考え学んでいく中で、どれほど核兵器が恐ろしいもので、全人類の脅威である事、それで苦しめられた人達も沢山おり、今も苦しんでいる事も共に学びました。核兵器が実際に抑止できているのかもハッキリわかっていない、国の安全保障の問題ではなく、使用されれば全人類の脅威になる事、被爆者の方々の話を聞いて絶対にもう2度と核兵器が使用されてはならないと確信しました。

今までで一番印象に残っている活動は、ユース代表団の公式な活動ではなかったですが、自発的に参加した核兵器禁止条約交渉会議でした。この会議に参加して、私は「市民社会の力」というものを強く感じました。市民社会は、いつだって世界の中でも大きな役割を担っているのだな、ちゃんと発言すれば声を聞いてくれるんだなと。市民一人が何か発言したって、どうせ何も変わらないし、聞いてくれない。そう思う人も沢山今いると思います。私も最初はそうでした。ですが、違いました。私達市民は発言する権利があり、一人一人が変わろう、それは間違っているから変わらなければならないと大きな声を上げ、団結して同じゴールに向かおうとすれば、大きな大きな力を持っています。なので、私は市民社会の力という言葉を活動の中でのキーワードにしています。なので、今回のNPT再検討会議会議第一回準備委員会で学んだ事を、友達や家族周りの人含め、皆に何があったのか伝えたい。そして、核兵器がどれほど危険であり、国単位ではなく人類にとっての脅威であり、恐ろしいものかを伝えたい。またあの悲惨な経験を繰り返さないように。市民にも訴え、動いてほしい。知ってほしい。私達若者ができるのなら、あなたにも行動はおこせると知ってほしい。

このブログのタイトルもそういった想いが込められています。変わってほしいと思う事を、まずは自分が変わらなければならない。そうしなければ、何も変わらないと。

では、沢山学んで、自分のベストを尽くして頑張ってきます

長々と読んでくださりありがとうございます!!!

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No.1, Tuesday, 2May

Good morning:)

yesterday was the first day of the first session of Preparatory Committee for the 2020 Review Conference of the Parties to the Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons!! a bit too long name… and it was my first time to attend the NPT.

Before the conference began, I saw some delegates and people from NGOs that I met a month ago in the nuclear ban treaty conf, and I was really happy to hear that they remembered us, and met some new people as well. Especially, I was happy to get to know ambassador Takamizawa from Japan because he was so kind and we asked him to come to our workshop that will be held on 10th of May. My opinion and Japanese government’s opinion is a bit different, however, we have the same goal that we want to abolish nuclear weapons so I want them to know how we young people think.

I sat in the front third row in the big conferece room haha it was totally amazing and interesting!! each time when there was a statement by the nuclear weapon state, everyone in the room was carefully listening in a serious face. Many people were concerned and were talking about the threat of DPRK. I think this is one of the biggest challenge that we have to overcome and have to think about it together this time at this conf, since this is one of the biggest reason why the nuclear weapon state can not abolish nuclear weapons.

But we have to keep in mind that if the nuclear weapon will be launched, many people in the world will be in danger. It’ll be a global issue. So that’s why we have to solve this issue together and this conf is a good opportunity to think about it.

I also saw the room that we’re going to held the workshop and it was soooo big that I got afraid I can do it. which I have to and I’m wondering what will happen today

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No.2, Wednesday, 3May

~2nd day of the conference~

Today was a busy but a meaningful day this morning, we visited CTBTO to study about what they do and also learned what it is to be a UN staff. it broaded my mind and since I seriously want to work for UN in the future, it was a really good opportunity for me. I thought I’m learning here not only just about nuclear weapons but also about my future and life!!haha

Afternoon, there was a NGO session in the conf. People who are really working hard to abolish nuclear weapons were having a speech. I felt there strong feelings and was impressed by them, however, I was upset to see some people who wasn’t even putting on their headsets and not trying to listen to them. Even when the Hibakusha was trying to complain about the humanitarian impact and explain how horrible the experience was. Listening to the Hibakusha’s testimony made me sad, but I got more sad when I saw that. I wanted them to listen also, when some civil society were giving specific names, which is about them, they were not listening to it. I wonder why they’re not even listening to it.

In the nuclear ban treaty conf that I attended last month, I was able to feel the civil society’s power, and they were playing an important role. most of the people who were attending the conf were listening to it and taking it seriously.

in this NPT prep-com, I felt the civil society’s power but I felt like some people were not listening to it and not taking it seriously.

that is not what it should be.

as we all know, we have to listen and learn from the past, so that it will never happen again….we have to listen to the Hibakusha. we should never forget the experience. keep in mind that anyone can be the victim.

after the conference, we went to Vienna University to meet some people who’s learning Japanese. had discussion, and went to dinner together. we had fun but everyone was tired so after we arrived at our hotel we soon went to bed and had a sleep. that’s why most of us weren’t able to post FB yesterday haha I’m so sorry will try our best today!!

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No.3, Thursday, 4May

報告が遅くなってしまいました。

会議3日目。一般討論が終わり2日前からクラスター1(3つの議論の中の1つ)の内容に入りました。しかし、大忙しであまり傍聴する事ができませんでした、、、

行った主な活動内容

①IAEAの天野事務局長との面談

②ドイツやウィーンの学生との意見交換会

③在ウィーン国際機関日本政府代表部で北野全権大使との面談

④田上市長とのお食事

で一日大忙しでした笑 活動をする上で

体力は絶対的ですね!笑

まず、

①IAEAの天野事務局長にお忙しい中、お会いする貴重な機会をいただきました。天野さんは、非常にお優しい方で、私達の質問に丁寧に答えてくれたり、IAEAの説明までしてくれました。私の一番の衝撃は、IAEAが核の番人としてだけではなく、様々な面での国際協力を行なっている事でした。IAEAは原子力、核問題では世界で名の知られている重要な機関ですが、放射線技術などを利用して発展途上国の問題等を解決しようと熱心に勤めているというのは初めて知りました。すごく興味深いですね!

②ドイツ、ウィーンの学生とは4つの議題で意見交換をしました。その中でも一番印象に残った議論の内容は、負の歴史をどう乗り越えていくかでした。まずドイツの学生は、確かに私達の国は沢山人を殺し、悪い事をした。しかし、自分の事として捉えられていない事実が存在する。どうすればいいのか、わからない。それで、ドイツ人だと差別のようなものを受けた事もあるし、すごく複雑な気持ちだ。と教えてくれました。私達日本人も、加害の歴史を忘れてはいけない。日本人が中国、韓国、フィリピンなどのアジア諸国を侵略し、沢山の人々を殺した事。しかしやはり、私達日本人も自分達の事として、全く捉えられていない。この負の歴史を私達はどう乗り越えていけばいいのだろう。私はまずは侵略した国が罪を認め謝る事、そして認識の違いを共有する事が、負の歴史を乗り越えていく事ができる第一歩ではないかと思います。

③北野全権大使との面談は、ユース代表団と広島から来た高校生達としました。沢山質問をしました。そしてやはり、私の意見と日本政府の意見はゴールは一緒だがプロセスが違う、そう思いました。私が思った事を簡単にまとめると、核廃絶をしたいという同じゴールを持っているが、日本政府はまだその時ではなく世界情勢が不安定の中、日本政府側として自国の国民を守る義務、責任があり核を無くす事は今はできない。しかしながら、私は国単位ではなく、核兵器が使われれば世界の人々が脅威にさらされるため、死んでしまうため核兵器を廃絶しなければならないと思うのです。これは国の安全保障の問題ではなく、世界の安全保障の問題です。壮大に聞こえてしまいますが、それほどの脅威である事を皆さんに知ってほしい。今存在する核弾頭15,350発で人類を20回滅亡させる事ができる。今この瞬間にも、ポチっとボタンを押せばすぐ発射できる事。日本人は平和ボケという言葉があるように、危機感をあまり感じない、身近に感じれないという側面もある。しかし、まずはこういう事実があることを知ってほしい。そして伝えて行きたいと思います。

④お食事会では、沢山田上市長とお話しする機会がありました。非常に優しい方で、私達の話を何でも聞いてくれました笑 田上市長が長崎のためにどれだけ頑張っているか、市民との対話を大事になさっているんだなと感じました。田上市長のように、本気で長崎や平和の事を思っている人に、これからも頑張ってほしいですね。

そして、私達ももっともっと頑張っていきたいです!!!

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No.Final, Monday, 22May

更新が遅れてしまい申し訳ありません。

国連でのサイドイベントの準備→サイドイベント→そのまま帰国→大学の授業とテストで覆われていました笑

しかし、今回の会議に参加した事は私にとってとても良い経験になりました!!!

という事で、ウィーンでの活動含め今までの活動を振り返ってみたいと思います。

まず

国連内で行ったサイドイベントとしてのワークショップ。これは、又とない経験でした。この日のために、何回も何回もミーティングしたり、皆で若者として何ができるだろうかと真剣に考えたり、何回もプレゼンの練習をしたり、、、試行錯誤をして出来上がったものでした。私達は、若者の視点に着目し、①日本国内の問題 ②日中韓の核兵器に対する認識の違い+韓国の学生が北朝鮮の問題③不信感について取り上げました。私は、②の日中韓の担当でした。日本、中国、韓国の3カ国に着目し現地の学生にも協力してもらって各国約100人ずつにアンケートをし、核兵器に対する認識の違いを分析しました。その結果、それはそれは面白いほど認識の違いが明らかで、、、非常に興味深いものとなりました。そもそも日中韓に着目したのは、私的には、中国や韓国の学生と触れ合う機会があったさいに、核兵器を廃絶するにはどうしたらいいか、原爆の被害について知っているかなどと話していると、「日本はよく原爆を落とされた事もあって被害者だと言っているが、加害者でもある事を忘れてはならない。それに日本は加害者としての歴史を隠すような事をしたり、公式に謝ってもいない」みたいな事を言われ、、、それが私的にはすごくショックでした。一番大事な事に気付けていなかったんだなと。日本の平和教育は一部の地域では進んでいると思っていましたが、非常に偏りがある事に気づかされました。日本では被害者の視点からしか教育を行なっていないし、多くはそこの視点からしか語られていない。確かに、被害を知りもう2度と繰り返さないようにする事は大切です。しかし、日本がした事、加害者としての認識も必要なのではないでしょうか。日本がどれだけ多くの人を苦しめたのかを知る事。日本がいくら被害者の視点から述べようとも(原爆の恐ろしさ→もう2度と繰り返してはならない→核兵器など無くすべきだなど)、加害者である事を認めた上で述べなければ、誰も聞き入れてはくれない。特に、日本に侵略された国々は。なぜなら、国によって原爆や核兵器への認識が違うからです。例えば、中国や韓国にとっては、日本に原爆が落とされた事によって、死ぬはずだった多くの人々が救われたと教えられており、韓国では特に、原爆投下は日本の侵略から解放される事に繋がったため希望であったと教えられている。確かに、原爆投下は日本にとっては被害であったが、彼らにとっては苦しみから解放される一部の出来事であったのだ。しかし、こういった一方の側面しか教えない偏った教育により、記憶の分断がおきている。そこで、実際にアンケートで核兵器に対する各国の認識の現状をあぶり出し、各国の教科書にどう記載されているかを比較したりして、統計学に基づいてアンケートをとり、全ての教科書を見比べたわけではないため一部の意見でしかないが、違いを見つける事ができました。まずはこういった認識の違いがある事を皆さんにも知ってほしいし、わかってほしいという思いでこのプレゼンをしました!また、周りにいる人達にも若者の可能性は無限大である事、色々な事に挑戦しようというモチベーションになってほしい、日本政府にも自分達がどう考えているか訴えるいいきっかけだという思いがありました。そしてプレゼン当日には、日本政府からは高見沢さんが来てくれて、真剣に聞いてくれ、終わった後には非常に興味深かったし自分にとってもいい発見であったという事を伝えてくれました。頑張ってよかったなって思った瞬間でしたね!!このワークショップは、自分にとっても大きな発見でした。これからも、この調査を続けて行きたいと思います。

今年の一月から核兵器に関する勉強をし始め、皆で勉強したり、日本国内また海外からも講師をお呼びして講演をしてもらったり、広島に研修にいったり、、、皆で何かをするっていうのも非常に楽しかったし、何よりも自分の成長になりました。ウィーンに行き、国連で学び、沢山の人々と出会い、様々な多くの経験をする事ができました。何よりも国連で働く事に憧れていた私にとっても、人生の大きな糧になったと思います。そして、私達はユース代表団としての活動を通して学んだ事、経験を皆に伝えたい、また伝えなければなりません。そう思ったら、今からどういう活動をしていくか楽しみで仕方がありません。可能性は無限大ですね!!

日本に帰国してからも、教授や友達、多くの方々から「お疲れ様」「テレビや新聞で見たよ!頑張ってるね」と言われ、皆もちゃんと見てくれているんだ!と嬉しくなりました。

こういった非常に貴重な経験をできる事を幸せに思っています。支えてくださった皆様、応援してくださった皆様に感謝したいです。ありがとうございます。また、これでユース代表団の活動が終わったわけではありませんので、どうぞこれからも応援をよろしくお願いします。頑張ります!

ナガサキ・ユース代表団5期生

野村 梨沙

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