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第67回国連総会
多国間核軍縮交渉を前進させる
2012年12月3日採択、A/RES/67/56

共同提案国:オーストリア、チリ、コスタリカ、アイスランド、アイルランド、リヒテンシュタイン、メキシコ、ニュージーランド、ナイジェリア、ノルウェー、フィリピン、トリニダード・トバゴ、ウルグアイ

追加提案国:コロンビア、ホンジュラス、パナマ、ペルー、サモア、スロベニア、スイス

総会は、

核兵器のいかなる使用もがもたらす、壊滅的な人道上の結果について深く憂慮し、

とりわけ軍縮交渉の成功は世界の人民全ての死活的な利益であり、全ての国家には軍縮交渉に参加する権利があるとの、軍縮のための最初の特別総会である国連総会第10回特別総会の宣言※を想起し、

国連総会第10回特別総会の最終文書※に明記された、ジュネーブ軍縮会議(CD)及び軍縮委員会(UNDC)の役割と機能を再確認し、

また、とりわけ世界的な経済・社会開発及び国際の平和と安定に対する脅威を管理する責任は、全ての国家によって分かち合われ、多国間的に実行されねばならず、世界における最も普遍的で最も多くの国家を代表する国連が中心的役割を果たさねばならないとした、国連ミレニアム宣言※を想起し、

多国間軍縮の進展を確保するための加盟国の努力と事務総長の支持を歓迎し、また事務総長による「核軍縮に関する5項目提案」※に留意し、

2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議の行動計画※を含む成果を想起し、

多国間外交が、軍縮及び不拡散分野で持つ絶対的な妥当性を再確認し、軍備規制及び軍縮交渉を進展するため必要不可欠な多国間主義を促進することを固く決意し、

国連の枠内の多国間核軍縮交渉において、10年以上具体的な成果がないことを認識し、

また、軍縮及び不拡散の問題への政治的関心の拡大、並びに多国間軍縮の促進と核兵器のない世界への前進を奨励する国際的気運の高まりを認識し、

軍縮及び不拡散という課題を高い優先順位に置いた実質的前進の重要性と緊急性を強調し、

多国間軍縮、不拡散及び軍備管理プロセスにおいて市民社会がなす貢献の重要性を認識し、

軍縮に関する審議ととりわけ勧告を行うという国連総会の機能並びに権限に関する、国際連合憲章第11条に留意し、

1.核兵器のない世界の達成と維持のための多国間の核軍縮交渉を前進させるために、諸提案を作り出す目的をもって、オープン参加国作業グループを設立することを決定する。

2.また、作業グループは、2013年の利用可能な時間枠の中で、これまで確立された慣行の通り国際機関やNGOの寄与を伴って、最長15日の労働日にジュネーブにおいて召集されること、並びに可能な限り早期にその組織準備の会合を開くことを決定する。

3.更に、作業グループは、第68回総会に、行われた議論となされた全ての提案を反映する作業報告書を提出するとともに、総会は、関連する他の議論の場の進展を考慮し、作業グループの仕事を評価することを決定する。

4.事務総長に対し、可能な資源の範囲内で、前記作業グループの開催に必要な協力を提供し、また作業グループの報告書を軍縮会議と軍縮委員会に伝達することを要請する。

5.第68回総会の暫定議題に「多国間核軍縮交渉を前進させる」を含めることを決定する。

(特定非営利活動法人ピースデポによる翻訳に長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)が加筆修正した。)

※印には参照すべき文書の名称等が記載されているが省略した。

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