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Yuri’s Blog 【For Our Bright Future】

 

No.0, Wednesday, 26April

みなさんこんにちは!

ナガサキユース代表団5期生の山田ゆりと申します。

11時間の長いフライトを終え、どうにかウィーンに到着しました!まだ自分では若い方だとは思っていますが、エコノミーだからなのでしょうか、足が痛いです。自分の若さを信じて早く回復してくれることを願っています(笑)

ナガサキユース代表団の5期生として任命されてから早5ヶ月が経ちました。今まで私は核問題について専門的に勉強したことがなかったので全然知識がなく、始めの頃は核問題について授業を受けている学生のメンバーとの知識の差を感じていましたが、これまで勉強を重ねてきて、始めの頃よりかは他のメンバーに追いつけているのかな?と感じています。

ほぼ毎日のように仕事が終わってから長大に直行し、勉強会やミーティングを夜中までやり、正直大変でした(笑)しかしながら、毎回の勉強会、そしてミーティングはとても有意義なもので、5期生みんな一致団結して取り組んできました。

私は今回、NPT再検討会議に第1準備委員会に参加することにあたり、継続して祖父の被爆体験や平和の大切さについての思いを多くの方に伝えていきたいと思っています。国連には世界各国からさまざまな方がこられると思うので、もっといろいろな国の方に伝えられるチャンスだと思っています。これまでも多くの方々が被爆体験を話してくださっていますが、論理的に物事を考えることももちろん大切ですが、私たちは心というものを持っているので、”もし核兵器がまた使われて、もしあなたの家族や友人がみんないなくなってしまったら” など私は核兵器のもたらす悲しみや悲惨さについて伝え、そしてその被害は何世代にも渡って及ぶ、恐ろしい兵器であるということも伝えて行きたいと思っています。

それから、市民活動の大切さについても伝えていきたいと思っています!

私の周りを見ても、核兵器が恐ろしいことは分かっているけれど、核兵器のどんなところが他の兵器と比べて恐ろしいのかなどあまりきちんと知識を持っている人たちは少ないと思います。現在でも核廃絶に向けて多くの方々が活動していらっしゃいますが、日本政府は今のところまだ核廃絶に向けて積極的に行動する兆しは見受けられません。多くの方が仰られているように、世界で唯一の被爆国日本が核廃絶に向けて声を上げることは非常に大切だと思います。しかし、まだ日本政府が積極的に核廃絶に向けて声を上げていないのは、市民の声が弱いからなのではないかと思います。ナガサキユース代表団から、市民活動の大切さをもっと訴え、行動し、周りにも核廃絶を求める声を広げていけるようにがんばりたいです。そのためにもより効果的なアプローチをしていくべく、いろいろな国でどのように市民運動をしているのかについても見てきたいと思います。

ウィーンに来る前にも家族や職場のなかま、被爆者の方にお会いして、ナガサキの代表として長崎の核廃絶を願う声を届けなくては、とより強く思いました。多くの方の想いを届けるためにも力を尽くそうと思っております。

未熟者ではありますが、どうかみなさまのご支援お願いいたします。

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No.1, Tuesday, 2May

とうとう今日からNPT再検討会議第1回準備委員会が始まりました!
朝から早起きして国連事務所へ。V.I.C(Vienna International Center)駅で下車したのですが、地下鉄に乗っていた多くの人が降りていたのですが、まさかこんなに多くの人がNPTに参加するわけないか~と勝手に思っていたら、ほとんどの方が国連事務所の方に向かっていたので、驚きました!

手荷物検査などを終え、昨日ゲットした国連パスを使い無事にゲートを抜けました。

ゲートを抜けるとウィーンの国連事務所に囲まれた広場にたくさんの国旗がありました。いよいよ本当に国連に来たんだなと実感しました。一言で国連と言っても、とても建物が広く迷います(笑)

最初多くの方がある建物に向かっていたので、きっとNPT関係の人だろうと思いついて行っていたら、全然違うビルについてしまいました!やはり、人任せにしてはいけませんね!

しかし、多くの方が国連で働いているのを目にし、その数に驚きました!

会議が始まるのを待っていると、若い人たちが来ているのを見て珍しく思った多くの方々が私たちに話しかけてくれました。

ICRCの方や、アメリカの人類が滅亡するリスクを減らすために活動していらっしゃるNGOの方とお話をしました!

また、私は宗教と核兵器について(特にキリスト教と核兵器)関心があり、今日会場を見回しているとローマ•カトリック教会の司祭の方を発見したので、声をかけてみました!彼らはThe Holy See (Holy Seat=聖座という意味だそうです。)といい、彼らはバチカンの教皇からメッセージを預かり、代弁するためにこの再検討会議に参加していると話をしてくださいました。彼らは他のNPT再検討会議に参加している国々と同様にステートメントを読むことができるそうです。ちなみに他にも同じように宗教関係からステートメントを発言するところがあるのか聞いてみたところ、他の宗教はカトリック教会と違い、代表的な人がいないのでThe Holy See以外にはいないと答えられました。(このThe Holy Seeに関しては不明な点が割とあるので、この準備委員会中にもう少し話をしてみようと思います。)今まで国家しかしステートメントを発言できないと思っていたので驚きました!

今日1日のNPTの各国のステートメントを聞いていると、ほとんどの国や団体が核廃絶に向けて積極的に行動していく、ということを述べていました。またほとんどの国や団体が現在の北朝鮮の状況に関する懸念を述べていました。そして多くの国がそれぞれの国における透明性、お互いに信頼することの重要性、IAEAの重要性について述べていました。

核軍縮の問題というのは、私たち人間の人間関係の問題と似ているなと思いました。良い人間関係を築くためにはお互いを信じること、そしてお互いに自分たちの思っていることを隠さずに正直に話すこと、そして信頼することが大切だと思います。これは核軍縮、核廃絶についても全く同じことが言えると思います。核の問題に関しては、国家間の問題であるので、やはり検証というのが証明として必要ではあるかもしれませんが、あくまで核問題というのは小さい単位で考えれば国は違えど人間関係の問題であると言えるのかなと個人的には考えました。

まずは北朝鮮と信頼関係を築くのはかなり難しいとは思いますが、どうにか北朝鮮とも建設的な話し合いができればいいなと思いました。

準備期間中になにか建設的な話し合いができるよう自分なりになにか解決策を考えてみようと思います。

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No.2, Wednesday, 3May

Sorry it is late to post now so this is about yesterday!!

Today was the 2nd day of the NPT conference.

In this morning, I went to listen government’s briefing. Today’s presenter was Netherland. Netherland stated every process is linked altogether, but we are looking from different angles.

They also said to achieve the same goal, multilateral process is necessary. Now there are many problems happening in this world. We are just focusing on how big the matter is, but it also can be the important hint to figure the problem out and solve the problems.

After the briefing session by Netherland Delegation, we visited CTBTO which is an organization to verify the member states of the treaty following the treaty. They are checking the world with 4 methods of verification. When we talked with a staff from CTBTO, she told us how much Japanese government donate money to CTBTO. She was complementing Japanese huge financial donation for CTBTO. Until I heard her words, I was keep thinking Japanese government doesn’t do anything and their words don’t match with what they are actually doing. But after I heard that Japanese government is donating huge amount of money for CTBTO, then I felt that Japanese government wants to devote itself to nuclear disarmament honestly. I also learnt that CTBTO itself is devoting for world security.

In the afternoon, we could hear one of the atomic bomb survivors experience. Then I wondered how other delegates listen to her. So I was looking around in the conference room. Then I noticed there were many vacant seats and even though there were some people sitting on the seat, they don’t listen to her and they were talking or using phones. Actually they are experts of nuclear issues so they probably already know how atomic bomb brings us such a horrible damage. BUT in order not to have such terrible events again, they should have listened to her carefully and show her their respect!!

I also see how Mr. Takamizawa was listening to her experiences. He was seriously listening her talks. I was a bit relieved.

After her talks, many NGO’s also stating their opinion. Some NGO and delegate stated “don’t spend money for never used weapons and use the money for education and other problems. Don’t used the money to kill people”. I totally agreed with them. we can do many things with the money. So I think, we can build trusts each other and discuss how we can spend them in peaceful ways.

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No.3, Thursday, 4May

(せっかく完成させて英語でも書いていたのにデータが消えてしまったので再度投稿します。。。)
会議3日目です。
今日は、
スイス政府によるブリーフィングセッション
会議傍聴
IAEA訪問、天野事務局長との面談
ドイツ、オーストリアの学生とディスカッション
在ウィーン日本政府代表団訪問、北野特命全権大使との面談
田上長崎市長との会食会
という朝からものすごく忙しく充実した日でした。

<スイス政府によるブリーフィングセッション>

まず朝からスイス政府のブリーフィングを聞きました!スイスの代表部の方は割とオープンにスイス政府のNPTに対する意見を表明してくれました。またブリーフィングの後スイス政府の方に直接お話を伺うことができました。突然若者から話しかけられたにも関わらず、すごくフレンドリーに、しかも丁寧に真摯に私たちの質問に答えてくださいました!

<IAEA訪問、天野IAEA事務局長との面談>

その後IAEAを訪問し、天野IAEA事務局長と面談しました。天野さんもすごく感じの良い方でいろいろな話をしてくださいました。私は福島原発事故以降、原発は恐ろしいというふうに感じていましたが、天野さんから植物に放射線を当てることで植物の成長を促進させ、その国の環境問題に強い植物を育てることができ、世界の食糧問題を解決できるかもしれない、というふうに述べられていました。それを聞いて、物事には一長一短ありますが、原発も決して悪いものばかりではなく、うまく付き合っていくことでさまざまなメリットをもたらすこともできるのだと知りました。

<ドイツ、オーストリアの学生とのディスカッション>

その後はドイツとオーストリアの学生とディスカッションをしました!

テーマは、

1. 原子力について

2. 核抑止力

3. 負の歴史に対する向き合い方

4. どう若者が状況を変えていけるか

の4点について話しました。

原子力について、ドイツの学生は特に福島原発の話について興味がありました。福島原発の事故からもう6年も経っているのにどうして日本は未だに脱原発をしないのか、そして他のエネルギー供給システムに変える動きはないのかなどさまざまな質問を受けました。

また負の歴史に対してどう向き合っているのかについては、市民活動の重要性を感じました。ドイツ国内でも戦争がすぐ終わったあとは誰も戦争のことを話したがらず、被害のことばかりに焦点が当てられていたそうですが、その後ドイツ国内で加害の面についても知らせるべきだという市民運動が起こり、現在ドイツの学校では被害、加害の面ともに学校で教わるそうです。同じ過ちを繰り返さないためにも、日本国内でも戦争での被害だけでなく、加害の面についても勉強することはとても大切なことだと思いました。また様々な面で日本は他国に比べて市民運動があまり活発ではないような気がするので、よりよい方向に進んで行くためにも市民活動は非常に大切だなと感じました。

<在ウィーン国際機関日本政府代表部への訪問、北野特命全権大使との面談>

その後日本政府代表部に訪問し、在ウィーン国際機関日本政府代表部の北野特命全権大使と面談をしました。北野さんもとても感じの良い方で、真摯に私たちに話をしてくださいました。立場上いろいろな制限などがあったのか、正直期待していた答えをいただけなかった部分などはありましたが、せめて私たちの質問から私たち日本の若者が今どんなことを思っているのかを真摯に受け止め、あの場できちんと答えていただけなかったにせよ、政府内部でよりよい日本の未来のために話し合って頂ければなと期待しています。

<田上長崎市長との会食会>

今日の最後は、田上長崎市長との会食会でした。前々から田上長崎市長のことは街でお見かけしたり、メディアなどで活躍を拝見しておりました。私自身すごく田上市長のファンで、今回夕食にご一緒できたのはとても光栄でした。ナガサキユース代表団自体も長崎市からのご支援のもと活動できているというのもあり、さまざまなお話をさせていただきました。もちろんユースの活動についてもお話をさせていただきましたが、最終的には長崎のまちづくりについて話し、とても盛り上がりました。そして私たち全国さまざまなところから集まっているユースのメンバーが、長崎のことがものすごく好きで真剣に長崎について議論しているのを見て、長崎県民の私もすごく嬉しかったです!ユースのガールズパワーで田上市長を疲れさせてしまっていないか心配です(笑)しかしながら、終始私たちの話を嫌な顔一つせずにいつものように穏やかな笑顔で聞いていただけて、とても嬉しく感じました。またこんなに近くで市民の意見を聞いてくださる田上市長のお人柄にさらに魅了されました。日本政府の方とももっとこういうふうに身近にお話ができるとすごくいいなと思いました。

長くなりましたが、毎日このようにとても貴重な体験をさせていただいております。本当にユースメンバーとして活動させていただけて嬉しく思います!またアップしていきますので、よろしければご覧下さい。

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No.4, Friday, 5May

今日は会議4日目です!
やっと金曜日です!正直、毎日朝からNPTに参加し、遅く帰ってきて濃すぎる1日をブログに書くのはすごく大変ですが、どうにか今日までやってきました。
明日明後日は少しゆっくりしようと思います!

今日のスケジュールはこんな感じでした。

会議を傍聴

ウィーン日本人学校にて出前授業

IAEAのブリーフィング

今日1日の中で1番印象深かったのはウィーンの日本人学校への出前授業です。学校に入ってすぐ”こんにちは!”と何人もの学生が挨拶してさてくれました。それから教室で授業のセッティングをしました。セッティングが終わって下に降りるとお昼休みだったのでドッジボールをしている子たちがいました。小学生の時にドッジボールをよくやっていたので、懐かしくなって生徒に混じりドッジボールをやりました!

初めは数人の子だけだったのが、気づくと全校生徒いるのではないかというくらいたくさんの子たちが入ってきていました。みんなすごく可愛くて、優しい子でした!

私は低学年の子達向けの授業に参加しました。(実際に授業を行ったのは光岡)実を言うと、私自身はこの平和に対する出前授業を見るのは初めてだったので、どんな感じなのか、どんな反応を生徒がみせるのかと少しワクワクしていました。

いざ授業が始まってみると、生徒たちはみんな真面目に真剣に聞いてくれました。まず授業の初めにBB弾を使い、世界にどれくらいの核兵器があるのかということを音で体験してもらいましたが、意外にも音が長く、最初は「ぜんぜん大丈夫~!」と言っていた生徒たちもあまりの長さと普段聞きなれない音にだんだんと「こわい、こわい!」と声をあげ始めました。生徒の多くは初めて原爆のことについて聞いたらしく、終始開いた口がふさがらないような状況でした。また、事前に撮影させていただいていた被爆者の方のビデオもとても真剣に見ていました。

その後各教室にお邪魔させていただきましたが、特に低学年の子達は原爆や核兵器に対して’こわい’という印象がとても強かったようで、肝心な’核兵器を使わないようにするためにはどうすればよいのか’というところまでは考えが追いついていない部分があったように見受けられました。

核兵器を使用することは、やはりとても恐ろしいことだと思います。それを防ぐためにはやはり行動をしていかなければなりません。すべてのことにおいて言えますが、なにかを考え、それを行動に移すということは日常生活においてとても勇気が必要で難しいことだと思います。きっと長崎や広島の中にも、それ以外の国や地域においても、核兵器のない世界を実現するになにをすればよいのだろうか、と考えている方が多くいらっしゃると思います。しかし、なにかしら大きな活動をするのはとても大変なことなので、’面倒くさい’、’大変だ’ということで諦めてしまっている方がいるかもしれません。私個人的には、まずは知ってもらうことが大切だと思っています。今の若い世代の中には、自分のおじいちゃん、おばあちゃんが被爆者である、という方がまだいらっしゃると思います。これから被爆者の方がいない時代というのがやってくると思いますが、まずは彼らの話をしっかりと聞き、想いを受け止め、それをたった一人でもいいので、誰か別の人に話す、そして一人でも多くの人に核兵器使用の恐ろしさを知ってもらうことが核兵器のない世界の実現につながると私は強く信じています。

大きく行動することは大変ですが、ちりも積もれば山となるというように、少しづつそれぞれの力をあわせて核廃絶に向けてがんばっていければと思います!

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No.5, Monday, 8May

今日は朝からサイドイベントで行われた平和首長会議に参加しました。
平和首長会議には、
広島、沖縄、長崎、ロシア、ブラジル、フランス、ドイツからの参加者がいました。

広島、沖縄からは高校生が参加し、彼らのそれぞれの活動や、現在の核問題に対する提案をプレゼンテーションで行ってくれました。

その中で言っていたのは、

1. 広島、長崎以外の日本国内の学校でも平和教育を行うこと

2. 多くの人に広島、長崎に足を運んでもらうのと

3. 被爆者の話を直接きくこと

が大切だというふうに提案をしていました。

広島、沖縄の高校生とナガサキユースに共通していたのは、平和教育を推進することでした。

私自身初めて長崎、広島以外で平和教育が行われていないことを聞いた時はものすごく驚きました!

私の周りでは、自分の祖父母が被爆者であるという人が割と多かったので、今でも友達と会った時には原爆の話を普通にしたりします。しかしながら、ある時に友達が”私たちはこういう風に普通に原爆の話をしているけれど、他の同じ歳の子はこんな話はしないよね~”と言っていっていてなんだか悲しい気持ちになりました。こんなふうに話をできるのは、やはり原爆についての被害などについて知っているからできるのであって、通常の若者の話の中では、核兵器の話については話題に上がらないと思います。というのも、日本全国の多くの人たちはまず核問題について知らないからだろうと思います。

日本政府は核廃絶に向けて積極的に行動していくというふうに述べていたので、平和教育を授業のカリキュラムに入れるとか、入れられなくてもただ教科書でさらっと過去の出来事のように学ぶのではなく、もう少し深く学べるようになれば良いなと思いました。

また高校生たちの熱意のこもったプレゼンを見て、これからの日本は彼らがいれば良い方向に進んでいけるという希望にもなりました!

その後IAEAに行き、IAEAの調査員が受けるトレーニングを少し体験させていただきました。 原子力発電所の内部を鮮明に再現したCGを使い、原発の中を見て回りました。普段原発の内部をじっくり見ることはできないので、ものすごく貴重な体験となりました。

明日は朝からまたIAEAにて職場体験をし、午後からはThe Holy See(バチカンの代表部)の方とお話をする予定です。

明日もかんばります!

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No.6, Tuesday, 9May

今日は会議6日目です。

今日の私の活動はこんな感じでした。

IAEAの仕事体験

The Holy Seeの方とのお話

サイドイベントのリハーサル

朝から昨日から引き続きIAEAにお邪魔してお仕事の内容についてお話を聞いたり、実際にお仕事の体験をさせていただきました!

今日やったことは基本的に保証措置に関する査察の仕事で、査察に行った時にどのように核物質の種類を見分けるかや、セキュリティ管理をするのか教えてくださいました。容器の中に入っている物質の核エネルギーの波長を測定ひ、それが何かを図る体験をしました。その実験にはウランを使ったのですが、それは3枚のアルミの板を挟んでも測ることができました!また測定機器と、ウランの間に体を挟んだらどうなるのか、などいろいろと疑問が湧き、いろいろと試させていただきました!

初めてIAEAの保証措置について聞いたにチェックした物質にはシールを貼ったり、セキュリティのために人をトレーニングしていると聞きましたが、初めてそれを聞いた時は、シールや査察官のトレーニングをするだけで本当に大丈夫なのか?と心配になりました。しかし、今日実際に使われている物を見たり、触ってみたりして核物質が盗まれないように、また盗まれても分かるようにいろいろな工夫がされていて、ただ単にシールと聞くと不安になりますが、本当に様々な工夫がされていることに驚きました!と

午後からはThe Holy Seeの方とお会いし、いろいろとお話を聞くことができました。

私は宗教と核兵器の関係性について関心があるので、すごくThe Holy Seeに興味を持ち今回お話を聞いてみました。

まずなぜバチカン市国と名乗らずにThe Holy Seeというのか聞いてみました!バチカン市国にいる人はほとんどみんなが司祭で、経済もありません。国民がいないので国の代表というのがいません。また面白いことに、元々The Holy Seeがあって、The Holy Seeを守るためにバチカン市国を建国したそうです。分かりにくいので、バチカン市国と名乗ってはどうかという意見もあるそうですが、今述べたようなこともあり未だにバチカン市国ではなく、The Holy Seeと名乗っているそうです。

現在の世界では戦争というものは国同士とは限りません。

宗教の対立が紛争や核兵器を持つ原因になっていると思うが、バチカン市国では核廃絶、世界平和のために具体的にどのようなことしているのか聞いたところ、バチカンでは自爆テロを行なっているような宗教と話し合いをしたりして、いろいろと平和に向けて働きかけているそうです。現在頻発している自爆テロに対しては、自爆テロを行なっているようなところには、それは宗教ではないと本当の平和に向けて勧告したりもするそうです。また、宗教は違っても宗教のほとんどは平和を大切にしているものなので、いろいろな宗教で協力しながら世界平和を求めるように活動したりしているそうです。

以前、神のためにと自爆テロを行う兄を大泣きしながら見ている弟の動画を見て、とても悲しくなりました。やはり自分の家族がなくなるというのは耐え難いことだと思います。

今はNPTの会議に参加して核軍縮について主にやっていますが、核兵器がなくなり、また他の国際問題についても解決していければと思ってきます。

そして夜は朝日新聞の記者さんが私たちのために手料理を振舞ってくださいました!

とても美味しかったです!

いよいよ明日はサイドイベントでの発表です。

私は司会です。うまくいくよう頑張りたいです!

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No.7, Wednesday, 10May

Today was the 7th day since we came here to attend NPT the First Preparatory Committee. I actually cannot believe that it’s already 7 days passed.

Today’s my schedule is like below.

9:00~Preparation for our side event

10:30~Side Event

13:00~Attend side events by German and Austria students

15:30~Listen NPT conference

Since last night, our members were keep working so hard to succeed our side event ‘Why is Youth Action so Important?’ ~Challenge of Japanese and Korean Youth~’. This time I decided not to give a presentation with other members, but from other member’s survey, I also learnt many things. Some members of Nagasaki Youth Delegation attended Nagasaki Peace Student Conference which is a conference between students from China, Hong Kong, USA and Japan to think about nuclear disarmament. I also joined the conference. From the conference, we found that the way of teaching about the atomic bomb is different in each country. From the experience, we decided to work on it as our theme. We sent to invitations to some deligates, and Mr. Takamizawa came to listen to our presentation on be half of Japanese delegates. I was very surprised because I actually didn’t expect that someone from Japanese delegates came to listen to us. So I was very very surprised and glad with it. Until today, honestly we had many troubles and we were very struggling with many things. However, at the end, we worked so hard and we would manage it somehow. Actually after the presentation, Mr. Takamizawa stated complement to us. He told us that it was very fresh for him and he was inspired from our activity. Since I came to Vienna, I had some chances to meet some people from Japanese Delegates. Before seeing them, I just had bad image on Japanese government, but after we talked with them, my impression on Japanese government was a bit changed. I’m not sure that they can step forward in terms of nuclear disarmament, while we had dialogues with them, they at least try to listen our ideas sincerely, and they encouraged our activities. They are working in the government, but they are also human being. I could guess they are also struggling with many difficulties and are stuck between a rock and a hard place. Yet, I just really wish them to work for nuclear disarmament for the world peace. I believe that nuclear weapon cannot make or keep peace for everyone in this world. Some people say there is a nuclear deterrence working so that there is not so many war happening, but it is not true!!

For everyone in this world, we should abolish nuclear world. Even though atomic bombs are not dropped after Nagasaki, there are many nuclear tests going on and many people are suffering from the effects. We should know the fact. Atomic bombs keep hurting us over many generation, it is completely inhuman. To attending NPT conference make me think about strongly.

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No.8, Thursday, 11May

書きたいことが多すぎて投稿が遅れてしまいましたすみません。

今日は会議8日目です。

最近は話し合う内容が割と早く進んでいるのか会議が「今日はハッピーフライデーではないですが、早く終わります!」のような感じで早く終わってしまうことがよく起こっていて、国連の会議こんな感じで大丈夫かな?と少し心配になっています(笑)

今日の流れはこんな感じでした!

11:00~会議

11:30~ランチ

13:15~サイドイベントに出席

16:10~会議

まず11時から会議ということで10:45ごろ到着して待っておりました。

ユースメンバーは何人か帰国してしまい、今日は全員で5人でした。中には昨日のプレゼンの準備からあまり寝ていなかったせいで、ベッドの上から動けなかったメンバーもいたようですが…(笑)

そんなこんなで、11時からの会議開始を待っていたのですが、なかなかはじまりません(笑)’なかなか始まらないな~’と思いながらもまっていると、11:20頃に議長が話し始めました。「レポートができあがっていないため、今日の午前の会議はありません。午後3時までには作り上げるので、午後3時から始めます。Have a nice lunch!!」ということで午前中の会議はなくなりました。日本ではこのようなことは普段起こらないので思わずわらってしまいました!

そして早く午前の会議が終わったので、初めて国連の食堂に行ってみました。すると今週はトルコウィークだったようで、トルコ料理がならんでいました。私はミニサラダとマカロニとツナとチーズが四角くなっている(説明が下手ですみません)トルコ料理を注文してみました!値段は忘れてしまいましたが、割と安かったです!たぶん日本円に換算して500円くらい?だと思います。味も美味しく、完食しました!

それから13:15からはサイドイベントに参加しました。Parliamentalians For Nuclear Non-proliferation and DisarmamentのAlyn Wareさん主催のイベントでした。Ban Treatyは大切である、多くの国はBan Treatyの交渉に参加すべきだ。参加しない国も、核軍縮のために最大限努力をするべきだと述べられていました。またイベントではオーストラリアの人類のリスクを減らすために活動されているJohnさんやイランの方とコラボレーションをされていて、いろいろな視点からのお話を聞くことができました。

その後、カザフスタン出身で、現在国連で仕事をされていらっしゃる方とお話をする機会がありました。カザフスタンはセミパラチンスク核実験場がある国です。セミパラチンスク核実験場は旧ソビエト連邦のかつての主要な核実験場です。1945年から1989年の40年間に合計456回の核実験にしようされたそうです。施設は最初の核実験からちょうど42年目にあたる1991年8月29日に正式に閉鎖されたそうですが、市民の被曝による影響はソ連政府によってい隠蔽され1991年の実験場の閉鎖間際まで明らかにされることはなかったようです。ソ連崩壊後はカザフスタンの所有となったため、世界の核実験場では唯一、他国による調査が可能となっているそうです。カザフスタンでは今でも旧ソ連によって行われた核実験による被害に苦しんでいる方が多くいらっしゃるようです。そういった背景から、彼女は国連で核軍縮のために働くようになったそうです。世界には日本のように核爆弾を落とされていない国以外にもたくさんの国や地域で核実験による放射線などで被害を受け苦しんでいる人がいます。核兵器を持ち続けるということは、核兵器を使用せずとも、核実験等によって被害を受ける人も比例して増えるということだと思います。核実験によって被害を受けている人たちのことも忘れず核軍縮に向けて取り組んで行きたいです。

サイドイベントが終わり、気を取り直して会議が行われる部屋にいったのですが、またもや15時になっても会議がはじまりません。正直「また~?」とも思いましたが、「いや、すぐ始まるかも」と自分に言い聞かせ待っていました。すると「15:10から会議をはじめます。」とのアナウンスが。国連の会議って毎回こんなにゆるいのかな、と驚いてしまいました。ようやく16:10になり、報告書が各国に配られました。報告書がすべての国に配られ、議長が「みなさん、少しお待たせしてすみませんでした。」と行ったことに対して、「ちょっとではなく、けっこう待ったけど(笑)」とユースメンバーで思わず突っ込んでしまいました。そして結局会議は終わってしまいました(笑)朝11時に集まったのと、15時からこんなに待たされたのは一体なんだったんだ、とひとりで突っ込んでしまいました(笑)

そんなこんなで会議が終わり、私はオーストリア赤十字で働いているベアトリクスさんと面談をしました。私は医学部ではないし、本当にTHE文系なのでぜんぜん医学の知識はありませんでしたが、医学は私たちが生きていくのに切り離せない関係なので、折角の機会なので会っていただくことになりました。

待ち合わせの場所は国立図書館があるホーフブルグというところでした。そこでは以前核軍縮に関する会議が行われたそうで、いろいろな国の旗が飾ってありました。

それからペストが収束したことを記念して建てられた記念柱などを案内してくださいました。

以前被爆者の方から、「原爆が落ちたあとにすぐ水で露出していた皮膚を洗ったのが、自分があまり放射線の被害を受けていない理由ではないか。」というふうに話されていたのが、とても印象的で、そのことについて質問をしてみました。すると「それはとても効果的だと思う。」というふうに回答がありました。直接核兵器が爆発して受けた放射線に関しては取り除くことはできないが、放射線をあびたホコリ等を取り払ったりするのには水は有効だとお話してくださいました。また放射線を浴びた時に来ていた洋服を脱ぐだけでも80%ほどの放射性物質を取り除くことができるそうです。現在でも除染作業には水を使われているそうで、水で放射線を取り除くことができることに私個人的には驚きました。しかし、彼女は内部被曝を起こしてしまうと、取り除くのは難しい、と内部被曝の恐ろしさを話してくださいました。原爆が落ちたあとに降った黒い雨というのは、たくさんの放射性物質を含んでいたので、その雨の水を飲んでしまった人は、内部被曝を起こしてしまったようです。もう二度と核兵器が使われたり、放射線を浴びるような事故が発生しないことを願いますが、もし発生してしまった際には、

・光を見た瞬間に目と耳を塞ぎ屈む

・1m以上あるコンクリートの場所にいく、または地下室に逃げる

・被曝してしまったら、水で露出した皮膚を洗う

・被爆してしまったら来ている洋服を脱ぐ

ということを頭にいれていたら良いかもしれません。

ベアトリクスさんは「一番大切なのは放射線のゴミを洗い流すことが大切!」だと教えてくださいました。

また、国際赤十字について話を聞いてみると、赤十字は国によってそれぞれ専門があるらしく、日本だと病院医療、オーストリアでは救急医療がそれぞれ専門だそうです。確かに考えてみると、日本には赤十字病院が結構あるなと思いました。オーストリアには赤十字病院は1つしかなく、それ以外はすべて個人の病院だそうです。だからもし核兵器が使われたときの対応をそれぞれの病院に教えたりなどをしているそうです。また、もしオーストリアで核兵器が落とされたときはどうするのか聞いてみたところ、「とても難しいとは思うが、できるだけ早急に多くの人を救急車で運び出す」というふうに答えられましたが、私はそれはとても困難だろうと思いました。救急車も爆風でやられ、建物も倒れたりすると車が通ることはすごく難しいでしょう。それぞれ核兵器が使用された場合の対応についてはもっと考える必要があるのかな、ともおもいました。しかし、赤十字は世界190カ国にあるそうなので、それぞれ連携しながらそれぞれの専門を活かして協力してやっていけるところが魅力的だなと思いました。

ベアトリクスさんとお話をしたあと、夜10時からはお昼にサイドイベントを行ったAlyn Wareさんが夜に核兵器廃絶への想いを音楽に乗せて歌うというイベントがあったのでそちらにお邪魔させていただきました。私も彼と同じように、被爆者の方の思いや若者の想いを歌にして世界平和のために貢献したいと思っていたので興味があり、行ってみました!私の想像していたものとは違い、割とポップな感じで核兵器廃絶への想いを歌にのせていて、いろいろな方でも聞きやすい曲だなとおもいました!私はどちらかというとポップは歌いづらいので、彼のような曲は書けませんが、いろいろな方の心や耳に残るような曲を作れるようになりたいなとおもいました。

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No.9, Friday, 12May

今日は会議最終日です。

今日の流れは、

アメリカ政府代表団にインタビュー

会議傍聴

といった感じでした。

私は今回NPT会議中、わりといろいろな政府の方とお話することができました。ある政府の方とお話をしている際に、「アメリカ政府は声かけたの?」と言われ、ずっと声をかけてみたいとは思っていたものの、ほかの政府と違いアメリカとなるとなぜだかすごくハードルが高く感じて声をかけていませんでした。しかしながら、ほとんどの政府が述べているように、核兵器を持っている国(北朝鮮や中国も含め)はアメリカが持っているから自分も!というふうに核抑止へと動いているので、アメリカが核弾頭数を減らさないことには、核兵器がこの世界からなくなるのはかなり難しいです。今回私がNPTの会議に参加したのは初めてだったのですが、よく国連というと目にする半円形の会議場で、政府関係者以外は2階席、というふうではなく、今回は普通の広い部屋にたくさん机と椅子が並べてあるというような会議室でだったので、私たちも政府の方々と同じように座って会議を傍聴することができ、結構政府の方々と近い位置にいたために声をかけやすい雰囲気でした。私はわりと人に声をかけて話を聞いたりするのが得意なので、前から疑問に思っていたことなどを政府の方に直接聞いてみようといくつかの政府代表団に声をかけてみました。最初、アメリカ政府に声をかけたとき、かなり忙しそうではあったのですが「今は急いでいるので」と断られ、やはり日本からや長崎から核廃絶に向けて動いている人から話しかけられるのは嫌で、もしかしたらそのまま逃げるのではないか?と勝手にユースメンバーは思っていました。「明日は来ますか?」と聞いてみると、「明日は来るけど忙しくて何時とは言えない。」と言われたので、「わかりました、では明日また来ます」といってその場をあとにしました。しかし、アポイントなかったらやっぱり逃げられそうだ、と思い、その日の午後アポイントを取るために話しかけました。「明日の会議前に少しだけでもお時間とれませんか?」と声をかけると、「少しなら大丈夫」とのことだったので、「明日お会いできるのをものすごく楽しみにしております!」と念を押しておきました。

そして今日10時から会議開始だったのですが、9:45になってもなかなかアメリカ政府の方は現れません。「やはりこれはギリギリにきて、あまり話をしない作戦だな」「ま、どっちにしても10時ぴったりから会議が始まるとも思えないから、会議が始まるまでにインタビューしよう!」などとまたもやユースメンバーで話をしていました(笑)10:50ごろようやくアメリカ政府代表団の方が現れ、即座にユースメンバーで駆け寄り、貴重な時間、機会を無駄にしないように練りに練った質問を投げかけました。

私たちはあらかじめいくつか質問を用意していました。質問の内容としては、

・被爆者を含めNGOの話を聞いてどう思ったか。

・原爆によってアメリカ兵も被害を受けていることについてどう思ったか。

・今後実際に自国または同盟国において核兵器を使う機会はあると思うか。

・核廃絶は出来ると思うか。

などです。

質問の答え全体を通して、最大の核兵器保有国であるアメリカも、やはり核兵器は廃絶したいとの思いが大きいことが対話を通じてわかりました。しかしながら、現在の世界情勢をみるとどうしても今すぐにというわけにはいかないという答えが帰ってきました。また、このような世界情勢にあって、やはり核の抑止力というものの必要性をアメリカ政府では強く感じているように感じられました。しかしながら、「被爆者の話は心を動かされた」「被爆者の方にも核兵器はいずれなくす」というふうにお話をされたらしく、また「もう二度と核兵器は使いたくない」というふうにはっきりと述べられたのを聞き、核兵器をなくしていきたい気持ちはどこも同じなのだなと思いました。しかし理想と現実の状況にかなり差があることを痛感しました。また、今すぐには難しいだろうが、核兵器はいずれなくしていきたいというふうにも述べられ、「若いあなたたちの世代のためにもよりよい世界をつくる責任があると思う」というふうにも述べられました。決して核兵器の保有は容認できませんが、とある国の現在の状況をみると核の抑止論が成立すると考えている方からすると、今すぐ核を手放すということが難しいというふうに考えられていることがわかりました。

しかし、今すぐには難しいとしても、核兵器はやはり存在するから使われるのであって、核兵器の存在自体をなくすことが、平和な世界の第一歩だと思います。

今回の新しい韓国の大統領の文在寅氏の今後の外交や、その他の国の外交でどうにかして北朝鮮ともうまくやっていければと願うばかりです。

北朝鮮も今は仲間がおらず孤立しているので、個人的には北朝鮮もある意味さみしく思っているのではないかと思います。外交と人間関係は違うものだと思いますが、全く別物とも言い切れません。キム・ジョンウン氏も国内でも孤独を感じているのだろうなといつも勝手に思っています。そういう孤独さが自暴自棄をもたらすということもあるのかもしれません。いつもニュースで見ているものも、あまりにもひどく容易に許せるようなものではありませんが、やはり北朝鮮のことももっと理解し、まずは近寄って、こちらから心を開いてあげることが、人間同士でも国同士でも大切なのかなとおもいました。

帰国後また会議期間を通して思ったことや感じたことをアップいたしますので、そちらも引き続きご覧下さい。

いつも応援していただきありがとうございます。今後ともナガサキユース代表団をよろしくお願いいたします。

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No.Final, Monday, 22May

こんばんは。

どうにか帰国しました!今回がNPTの最終レポートになります!

最終版ということもあり、かなり長いのですが、最後まで読んでいただければ幸いです!

やっぱり日本からヨーロッパまでのフライトは長くて大変ですね。足が死んでしまいました。

今回のファイナルレポートではNPT再検討会議第一回準備委員会に参加してみての全体の振り返りをしてみたいと思います。

私は今回初めてオーストリアに行きました!昔からクラシック音楽が好きな好きな私にとっては一度は行ってみたい憧れの地で、今回行くことができてとても嬉しかったです。ウィーンに2週間滞在してみて、すごくオーストリア人の人の良さと、住みやすさを実感しました。また、水がすごく綺麗なので水道水も飲むことができ、生きていく上で水がきれいというのはものすごく重要なポイントだなと思わされました(笑)今までもヨーロッパに来たことはありましたが、今回オーストリアに来たことでドイツ、オーストリア、スイスの全ドイツ語圏を制覇しました。私は異文化に興味があり、なぜか昔からドイツ語がすごく好きでした。今回オーストリアに来てみて、同じドイツ語を話す国の人々でもやはり方言もあるし、文化や気質が違うのがわかりすごく面白かったです。私個人的にはどのドイツ語圏の国も好きですが、一番今のところオーストリアがしっくりきています(笑)またぜひ行きたいです!

…というのは置いておいて、さて本題に入りたいと思います。

今回初めてNPTの会議に参加してみて、まず初めに一番驚いたことが会議が全体的にゆるかったことです。日本では会議といえば、緊迫した空気が漂っていて、私はあまり会議は好きではありません。「会議」という言葉を聞くだけでも、憂鬱になってしまいます。しかし国連の、というか今回参加した会議では、まず私が想像していたような張り詰めたような緊迫した空気は感じられず、割とリラックスした空気で会議が進行されていたので拍子抜けしてしまいました!しかしながら、やはり核保有国がステートメントを読み上げるときは、ほかの非核保有国の時と比べていろいろな国が注目しているなということもヒシヒシと感じることができました。核保有国の中でも特にアメリカがステートメントを読み上げるときはどの国もかなり真剣に耳を澄ましていたのがわかりました。そして日本は非核保有国ではありますが世界で唯一、原爆によって被害を受けた国ということ、それから現在の北朝鮮の活動などもあいまって、ほかの国々からかなり注目をされているということもはっきりと感じることができました。日本は会議初日のしょっぱなにステートメントを読み上げることになっており、その日はわざわざ日本から岸田外務大臣自らステートメントを読み上げられました。ニューヨークで行われた核兵器禁止条約の交渉会議において、「日本は誠実に交渉しない」「NPTを積極的にリードしていく」というふうに述べていたので、私はこれから一体日本はどうするのかと思っていました。普段このような会議に大臣自らが出席されるということ自体珍しく、日本がかなりNPTに力を入れていこうとしている姿勢を見ることができました。岸田外務大臣は「被爆地広島出身である」ということをステートメントの中で述べられておられましたが、その点は被爆者や核兵器廃絶を望んでいる人たちにとって彼は核廃絶への望みでもありますが、しかし現実あまり日本が核兵器廃絶に向けてあまり積極的に行動しているように思えてなかったので、広島出身であるならもっと頑張って欲しい、と正直思ってしまう部分でもありました。なにはともあれ、世界中が日本の動きにものすごく注目しているというのを会議を通してかなり感じられました。会議初日には、多くのメディア、特に日本のメディアの方が取材に来られたりしておられたので、おそらく日本人の割合が会議場の中で一番高かったと思います。この日はあまり海外にいるという感覚はなかったです(笑)

会議を通して、国や地域によって核軍縮に対してかなり意識の差があるなということも感じました。どの国も北朝鮮の核問題についてはかなり危機感を持っており、ほとんどの国のステートメントからも「北朝鮮」というワードが出てきていたので、多くの国が北朝鮮の最近の行動に関しては問題視しているというのもかなり分かりました。そしていくつかの国からは、NPTを脱退した北朝鮮をまたNPTに加盟させるように働きかけたい、という声も多く上がっており、世界の国々にある核兵器や核物質を安全に管理するためにもNPTがすごく重要な役割を担っているのだな、とNPTの存在の大切さについても知ることができました。また、中東の国々からは中東非核地帯の設立を求める声が大きく、さらにイスラエルについても多くの国が危機感を持っていることもかなり感じました。会議の終盤では大国主導でNPTが動いていることに対していくつかの国か不満の声も出ていましたが、今回の第一準備委員会については特に問題なく終わることができたと思います。現時点では、やはり緊迫した北朝鮮の核問題が中東の問題よりも取り上げられることが多かったかなと思います。もちろん北朝鮮の問題はすごく重要ですが、北朝鮮の問題がもう少し収まったら、ぜひ中東にももっと目を向けて、NPTが核兵器国中心で動くものではなく、NPTに加盟している国すべてに平等にうまく働くようにしていってほしいなと思いました。

そして今回は在ウィーン日本政府代表部の方々ともお話させていただく機会をいただき、いろいろと質問をさせていただきました。前述していますが、今までは日本政府は「核兵器廃絶を目指して」などと述べていましたが、NYの国連で「核兵器禁止条約には誠実に参加できない」と述べていたので本当に日本は核廃絶を目指す気があるのだろうか、言っていることとやっていることが矛盾してるのではないか、と考えていました。しかし日本政府代表部の方とお話をしてみたり、国際機関で働いていらっしゃる方々のお話などを聞き、日本が核兵器を廃絶したいというふうに考えているのは本当なのだろうと感じることはできました。しかし、現在の世界情勢を考えると実行に移すのはかなり現実的に難しいということもヒシヒシと伝わってきました。日本は実際軍隊を持っていませんし、現在はアメリカの核の傘がなければ無防備になってしまうことになるので、そこも現実的に考えて悩ましいところでもあるな、と思わざるを得ませんでした。しかし核兵器がだからこそいいというわけでもなく、やはり残酷な兵器であることには変わりはないので、核兵器以外の部分で国防を考えていく必要があるなと思いました。また、核抑止力という考えがありますが、核抑止力は100%働くとは思いませんし、存在する以上もし故意に使用しなかったとしても、間違いやテロリストによって使用されるという危険性もあるので、まず核兵器をなくしていくことが二度と核兵器が使われないための大前提になると思います。また、国連で核軍縮のために働かれている方とお話をして、核兵器が存在する以上この地球上では核実験も同時に行われ、またそれによって被害を受ける方がいるということも忘れてはいけないなと思いました。核兵器が戦争などで用いられなかったにせよ、核実験によって被害を受ける人がいるということはあってはいけません。いずれにせよ核兵器をなくしていくことが私たち人類全体にとって大切だとすごく思いました。そして、アメリカ政府代表団の方と会議終盤の方でお話をする機会があり、その際に「核兵器はもう二度と使いたくない」とはっきりと述べられ、しかし「核抑止は必要である」と述べられていたので、使うことのないものにものすごい額の金額を使うぐらいなら、戦争や核兵器の使用が如何に人類にとって悪影響を及ぼすのかということについて教えるよう教育などに使ったらどうなのだろうかと思わざるを得ませんでした。(特にアメリカは教育費が高いですし。)そしてそれよりも、その莫大なお金を国家間の信頼を構築するのに使うことはできないのか、とも考えました。今の日本は「平和」と言われていますが、この平和は人為的に維持されている平和であって、これは真の平和とは言えないと思います。この今、人の手によって維持されている平和が、維持されずに安心して暮らせるような世界が真の平和だと私は考えます。では、どうすればそれが達成できるのか?それはものすごく大きな問題で、長い時間がかかるとは思いますが、「周りの人を理解すること」がまず第一歩ではないかと思います。争いが起こることの原因の多くはミスコミュニケーション、コミュニケーション不足だと私は思っています。私たちの身近でもいざこざがあったりすると思いますが、その多くは誤解だったり、コミュニケーションがうまくとれていなくて事件や事故がおこることもしばしばあります。そういう時は、難しい時もあると思いますがお互いをきちんと理解するためにも話し合うことが非常に大切なのではないかと思います。お互いにきちんと話し合うことでお互いの考えを知ることができ、もし誤解があるのであれば誤解が解けるかもしれません。国家間においても、きちんと対話をすることによって、お互いの妥協点をみつけたり、よりよいアイデアが出るかもしれません。この話し合いをするときにはやはり自ら素直に心を開き歩み寄ることが非常に大切だと個人的には思います。国家間の話し合いであれば、100%全て正直に話すことはまず不可能だと思います。しかし、自分が心を開いた態度を見せないことには、相手が心を開くはずがありません。だから、身の回りにしても国家間にしても自ら歩み寄っていくことが大切だと思いました。

まとめ

今回のNPTで私は「対話」の大切さを非常に感じました。上でも述べていますが、日本政府は積極的に核廃絶する気はないのではと思っていましたが、実際に日本政府の方々と話をしてみて実は核兵器廃絶に向けて行動している、ということも知ることができましたし、また核兵器を無くしたいと本当に思っているということも知ることができました。アメリカも同様です。実際核兵器廃絶に向けての道のりはそう簡単ではないと思いますが、これから大切になっていくのはやはり「対話」だと思いました。武力や経済制裁でどうにかしようとしても、結局反発して悪い方向に行くだけで、まず相手の話を聞くことが、人間関係においても、国家間においても非常に大切なのではないかとこの会議を通して学べました。そしてそれぞれの国内でも国民と政府がよりよい関係を構築しより良い未来に向かっていくために、もっと国民と政府が近い関係になる必要があるなと思いました。日本では私たちの選挙によって国民の代表が選ばれるはずですが、日本国内でも割と政府の間での考えと国民での考えが違うことがあると思うので、まずは日本政府と国民がもっと交流できる場があればよいなと思いました。これからはそういうことも取り組んでいけたらと思います。その点ではスイスの直接民主主義は魅力的だなと個人的には思いました。

私は今回ウィーン以外にもイタリアとチェコにも足を運びました。そこで何人かの人たちに祖父の被爆体験や現在の核問題について、今まで原爆について勉強したことがあるかについてインタビューをしてみましたが、国によって原爆についての勉強の仕方が違い、そこもすごく勉強になりました。ある北欧の国では原爆について1週間も時間をかけて勉強をしたそうです。そういったこともこれからの活動に繋げていけたらと思いました。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回NPTに参加させていただき、いろいろと学ぶことができました。本当にこれはRecnaや協議会の方、周りの方のおかげだと思います!

本当に感謝申しあげたいと思います。

これからもユース5期生としての活動は9月まで続きますので、どうか応援を引き続きよろしくお願いいたします。

ナガサキユース代表団5期生

山田ゆり

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