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Yuno’s Blog

Monday, 29 April

SAKURAプロジェクトをしました。いつもはNGOルームの前でするのですが、今日は、午前のセッションが終わったあとの本会議場で行いました。ニュージーランド、イエメン、ロシア、オーストラリアの政府関係者にSAKURAプロジェクトに協力をお願いしました。

ニュージーランド、イエメンの方は、協力してくださいました。しかしロシアは核保有国だからという理由で協力はできないと言われました。オーストラリアの方からは時間がないと言われましたが、はっきりと協力できないとは言われていません。

明日もいろいろな人に協力をしてもらい、長崎に満開の桜を持って帰れるように頑張ります。

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Saturday, 27 April

今日は、ジュネーブ日本語補修学校へ行きました。先日は小学生に授業をしましたが、今回は中学生(1年生~3年生)に授業をしました。内容は、小学生への授業を少し変えて、ディスカッションの時間と鶴を折る時間を設けました。

ディスカッションの内容は、①被爆者の証言を聞いてどう感じたか。②今後核兵器をなくしていくために自分には何ができるか。でした。

残念ながらディスカッションは十分な時間が取れませんでしたが、核廃絶について考えてもらえたと思います。

子供たちと折りづるを折りましたが、作ったことがある子がほとんどで、みんな上手に鶴を作ることができていました。中には、折り紙が得意な子がいて、その子は、普通の鶴ではなく、クジャクのような鳥を折っていました。クオリティーの高さに驚きました。

授業が終わったあとに、フランス語を少し教えてもらいました。中学生は思っていたよりも、可愛くていい子でした。

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Friday, 26 April

今日はニュージーランドの方からお話を聞く機会がありました。ニュージーランドはかつて、日本と同じようにアメリカの核の傘に依存している国の1つでした。しかし、核兵器の決別こそが自国に安全をもたらすという政策をとり、現在では非核兵器地帯となっています。その政策を支えたのは市民の力であり、市民の力は「非核化」のために重要なものであることを改めて感じました。

また、ニュージーランドは核の傘から抜けたことによって、核の傘によって自国をまもるのではなく、南太平洋非核地帯という多国間との協調によって安全保障をより一層強めました。核の傘から抜け出せない日本にとって新しい道を示してくれるのではないかと思います。

そして今日もSAKURAプロジェクトをして、多くの人が協力してくれました。長崎に帰ったら、学生や市民の方々に見てもらえるように展示することを考えています。

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Thursday, 25 April

今日は、私が企画したSAKURAプロジェクトと斉藤さんの企画を行いました。SAKURAプロジェクトとは、「『あなたの大切なもの』を核兵器は一瞬にして破壊してしまう」という考えをシェアしてもらう企画です。場所は、国連内のNGOセッションが行われている部屋の前で、対象は会議に参加しているNGOや政府代表の方々です。SAKURAプロジェクトは、前川さん、下田さん、斉藤さんが手伝ってくれて、1時間ほど行いました。想像していた以上に人が集まってくれて、とてもうれしかったです。『nice idea!!』と言ってくれた人もいました。また被爆者の証言と広島・長崎の原爆による被害状況をまとめたものを配布するという斉藤さんの企画も、興味を持ってくれる人がたくさんいて、資料を一生懸命読んでくれました。

また、ピースボート(NGO)の代表である、川崎哲さんとお話しする機会がありました。今回日本が、「核の不使用」についての共同声明に署名しませんでしたが、そのことについて川崎さんに質問をしたり、詳しく説明していただいたりしました。

この一週間、日本政府の意見、NGOの意見を同時に聞く機会があったり、日本の大きなニュースにもなるようなことが、目の前で動いていたりと、自分は今すごいところに立っているんだなということを感じます。

(SAKURAプロジェクトの様子)

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Wednesday, 24 April

今日の主な出来事として、ジュネーブ日本人補習学校の訪問、授業がありました。
ここには、小学生から中学生までの約300人の生徒が週1回通っており、今日は、5,6年生の生徒17人を対象に、下田さんが中心となって授業をしました。長崎大学をはじめ、長崎の方々が折ってくださった千羽鶴を見て、子供たちはとても喜んでくれました。

話は大きく変わりますが、今回南アフリカから出された共同声明に日本は賛同しませんでした。日本政府の対応にとても残念に思います。日本はアメリカの核の傘に入っていて、核抑止力を認めています。私は核抑止力が効果を持っているようには思えません。例えばテロに対する核抑止力、核抑止力が本当に効果を持っていたならば、9.11は起こらなかったのではないでしょうか。核兵器を使用したところで未然にテロを防ぐことは不可能です。むしろ核兵器が存在するせいで、核兵器を使ったテロが起こる危険性が高まるのではないでしょうか。今回の日本政府の姿勢、また今後の日本の動向に対して、国民一人ひとりが考えて、そして声をあげていかなければならないと思います。

NPT準備委員会では、そうした一般市民の声を伝えるNGOの意見発表の枠が用意されています。被ばく地の声、被ばく者の声、若者の声を各国政府へアピールする場です。今回、私たちも若者の声を伝える声明の起草プロセスに参加したのですが、なんと私たちが提案した一文が発表された声明に盛り込まれていました。

“We have not experienced the same suffering as the Hibakusha, but we can imagine the inhumanity of these nuclear weapons by listening to their testimonies.”
(私たちは被ばく者と全く同じ経験はしていませんが、被ばく者の証言を聞くことによって、どれほど核兵器が非人道的なものであるか想像することは出来ます。)

核廃絶のためには各国の政府の力だけでなNGOなどの市民の力も、とても重要だと感じます。私たちの意見が、本会議での正式な場で発表されて、とてもうれしかったです。そして、このstatementで核廃絶の動きがさらに大きくなることを期待しています。

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Tuesday, 23 April

今日は、私たちNagasaki Youth Delegationのセッションがありました。

約30人が参加し、その中の半分ほどが私たちと同じ年代の若者でした。

Discussionでは『the ultimate wish』を見ての感想や、日本の核政策に対する姿勢、原子力発電についてなど、さまざまさ意見が交わされました。国連内での初めてのセッションはとても緊張しましたが、とても貴重な体験ができたと思います。

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Monday, 22 April

今日から2015年NPT再検討会議第2回準備委員会が始まりました。各国の政府代表団が1つの場所に集まる国際的な会議に、参加できて光栄です。

本会議のopening sessionは本来の予定ならば、10:00スタートでしたが大幅に開始時間が遅れ、10:50からスタートしました。また、各国の政府代表団は全体の3分の2ほどしか出席していませんでした。今日の様子を見ていると会議自体に少し活気が感じられなかったように思います。一方で、先日からICANのセッションをはじめいくつかのNGO 団体の様子を見てきましたが、彼らは核廃絶にとても積極的な姿勢です。NPTへの関心には国家間、または国家とNGO団体の間で差があるのではないかと感じました。

午後は軍縮会議日本政府代表部特命全権大使である天野大使にお会いしてきました。

日本の核政策は、アメリカの核抑止力に依存する形であり、段階的な核軍縮に努めていくという姿勢です。近々南アフリカから核兵器の非人道性に関する共同声明が出される予定ですが、核軍縮分野で特別な発言力を持つ日本に賛同して欲しいということで、今回は人道的影響に関する記述のみが書かれています。天野大使に今回日本はこの声明に賛同するのかと聞いたところ、賛同するとはおっしゃらなかったのでとても残念に思います。また、天野大使は核兵器禁止条約が作られてそれが効果を持つかどうかわからないので、日本政府は簡単にYESとは言えないともおっしゃっていましたが、実際に制定してもないのに、それが効果を持つか否かはわからないのではないかと思いました。

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Sunday, 21 April

今日は、昨日から開催されていたICAN MEETINGとそのあとのレセプションに参加しました。ICAN MEETINGについては、他のYouthが詳しく書くと思うので、私はレセプションについて書こうと思います。

レセプションでは、さまざまなNGO団体の18歳から80歳ぐらいまでの幅広い年代の人、50人ほど参加していました。私は、主にその中のヨーロッパの若い人と話す機会があり、私たちNagasaki Youth Delegationの紹介をはじめ、今回のジュネーブの滞在期間や、長崎、日本のことなどを話しました。

今回、ICAN MEETINGと、レセプションに参加することで、ヨーロッパでは若者、また女性が中心となって核廃絶に積極的に活動しているということを感じました。

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