2017年5月8日
5月2日から5日にかけ、一般討論とそれに続くクラスター1(核軍縮)の議論が行われ、5つの核兵器国(P5)がそれぞれ発言の機会を持った。とりわけ注目されたのはトランプ新政権誕生後初のNPT準備会合出席となる米政府代表の発言であった。核軍縮に対する基本姿勢、とりわけ核兵器禁止のアプローチに対する考え方はどのように語られたのだろうか。
※本ブログは、RECNA教員(鈴木達治郎、吉田文彦、広瀬訓、中村桂子)の共同執筆となります。
2017年5月3日
5月2日午前10時過ぎ、2020年NPT再検討会議に向けた第1回準備委員会が始まった。湾曲した概観の建物が特徴的なオーストリアのウィーン国際センター(VIC)が会場である。同じ敷地内のビル群の中には国際原子力機関(IAEA)や包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)など関連テーマを扱う国際機関が入っている。会議室はやや小ぶりで、とりわけNGO関係者などが座る傍聴席が少ないことから、初日午前は「立ち見」が出るほどの混みようであった。
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2017年5月2日
2020年NPT再検討会議に向けての第1回準備委員会が5月2日からウィーンで開催される。今回はまだ第1回ということで、再検討会議へ向けての具体的な議論というよりは、論点を挙げ、「流れ」を確認するような展開になることも予想される。しかし、2015年の再検討会議が最終文書の採択に失敗したことで、より早い段階からの合意形成へ向けて、厳しい協議がいきなり始まっても不思議ではない。
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