日時: | 2017年2月18日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 全 炳徳(チョン ビョンドク)(長崎大学核兵器廃絶研究センター兼務教員・長崎大学教育学部教授) |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演する全先生 |
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平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第6回目(最終回)を,2月18日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて実施し,講師は,全 炳徳 教授(RECNA兼務教員)がつとめました。
冒頭,核兵器廃絶長崎連絡協議会の調 漸会長から,開会に際し,「今年度最後の市民講座であるが,全6回で多くの市民・学生の方々に参加いただき,来年度も盛りだくさんの講座を用意しているので,引き続き参加いただきたい」と謝辞があった。
「RECNAと平和教育」と題した講座において,平和教育について,長崎市教育委員会が実施した「平和に関する意識調査」,平和教育に対する若者の反応について先生が実際に学生から聞いた経験などを交えてわかりやすく説明があり,平和教育とはまず何でもいいから実行することが重要であるとお話しいただきました。
また,ICTを活用した平和教育の事例や人工衛星画像の平和教育への利用など,新しい技術の紹介もいただき,とても興味深い内容となりました。
講座には約50名の市民が集まり,講座終了後の質疑の時間には参加者から平和教育について多数の質問がありました。最後に,司会者から,5名の方々の本講座皆勤賞の報告があり,「RECNAと語ろう」には16名の市民の皆さんに残っていただき,平和教育について語り合いました。
<講演動画>
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
日時: | 2016年12月3日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 水本 和実(ミズモト カズミ) 広島市立大学教授・広島平和研究所 副所長 |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演する水本先生 |
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平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第5回目を、12月3日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて実施し、講師は水本 和実教授(広島平和研究所 副所長)がつとめました。
講座は、「広島に見る被爆体験と核兵器の危険性」と題し、広島原爆の影響の説明に始まり、音楽や映像を交えながら、被爆体験の継承の「これまで」と「これから」をつなげてお話しいただき、一人ひとりにできる継承のヒントをいただきました。
また、アジアやアメリカとの「原爆の記憶」の相違を克服し、核兵器の危険性を伝えるには、核兵器に限らないあらゆる非人道的な問題についてともに考える姿勢を示しつつ、核兵器の非人道性を訴えることが重要だとお話しいただきました。
講座には約30名の市民が集まりました。質疑応答では、広島の小中学校での平和教育やオバマ米大統領の広島訪問への評価など、多数の質問が出され活発な意見交換が行われました。
講座後、「RECNAと語ろう」を実施しました。
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
日時: | 2016年11月12日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和記念館 交流ラウンジ |
講師: | 広瀬 訓 (ヒロセ サトシ) RECNA副センター長・教授 |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演する広瀬先生 | 会場の様子 |
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平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第4回目を、11月12日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて行い、講師は広瀬 訓教授(RECNA副センター長)がつとめました。講座は「『核抑止』は有効か?―核の歴史をもう一度振り返る―」と題し、『核抑止』の安全保障としての有効性への疑問と、抑止のもつ矛盾について、わかりやすい身近な例を多く引用しながらお話しいただきました。いまだかつて核の抑止論を証明できた人はいません。これからの安全保障は、恐怖による抑止ではなく、「理性と信頼」による安全保障に変えるべきではないでしょうか。
講座には約60名の市民が集まりました。質疑応答では、高校生からも積極的に質問があり、盛会のうちに終わりました。講座後には「RECNAと語ろう」を行い、講座の数日前に決まったアメリカ次期大統領や彼が持ち歩くことになる核のボタンについて語り合いました。
〈講演資料〉
〈講演動画〉
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
日時: | 2016年9月10日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 中村 桂子 (ナカムラ ケイコ) RECNA准教授 |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
北朝鮮の核実験を解説する鈴木先生 | 講演する中村先生 |
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平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第3回目が、9月10日(土)に国立原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジにて行われ、講師は、中村 桂子 RECNA准教授がつとめました。プログラムにはありませんでしたが、講演の前に鈴木 達治郎RECNAセンター長から、前日に実施された北朝鮮の核実験についての解説がありました。講座は「核兵器廃絶に向けて:非核兵器国の役割」と題し、現在の核軍縮の交渉の場では過半数を超える非核兵器国が提言を出し、核保有国にとって『居心地の悪い』環境づくりをしていること、また、核の傘下にありながらも、非核兵器地帯条約締結国でもあるオーストラリアが抱えるジレンマなど、世界が核軍縮の方向を向いてきている中でジレンマを抱える国が日本以外にも存在する現状についてお話しいただきました。講座には約80名の市民が集まり、質疑応答では、高校生からも積極的に質問があり、盛会のうちに終わりました。講座後の「RECNAと語ろう」では、用意した時間内では収まりきれないほどの熱気でRECNAの今後について語り合いました。
会場の様子 |
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<講演動画>
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
日時: | 2016年7月9日(土)13:30~15:30 |
場所: | アルカスSASEBO 大会議室A |
講師: | 冨塚 明 (トミヅカ アキラ) RECNA兼務教員・准教授 |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
講演する冨塚先生 | 会場の様子 |
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平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第2回目が、7月9日(土)にアルカスSASEBOにて行われ、講師は、冨塚 明 准教授(RECNA兼務教員)がつとめました。「世界の核兵器の現状と近代化計画」と題し、戦後、米ロの核軍備競争によって核兵器が小型化された経緯に始まり、世界に存在する核兵器数は減ってきているけれども、実態はいまある核兵器を組換えて、新しく開発したものに置き換えることで数的縮小を実現していること、また一弾あたりの威力は増強されているという現状についてお話しいただきました。今回、市民講座としては初めて長崎市外で開催しましたが、講座には50名の市民が集まりました。講座後の質疑応答では、佐世保での開催を心待ちにしていたなどの熱い意見や、質問を多数受けました。
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。
日時: | 2016年6月4日(土)13:30~15:30 |
場所: | 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ |
講師: | 鈴木 達治郎 (スズキ タツジロウ) RECNAセンター長・教授 |
主催: | 核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC) |
共催: | 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) |
報告をする中村先生 | 講演をする鈴木先生 |
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平成28年度核兵器廃絶市民講座「核兵器のない世界を目指して」の第1回目(今年度初回)が、6月4日(土)に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジにて行われ、講師は、鈴木達治郎教授(RECNAセンター長)がつとめました。プログラムにはありませんでしたが、市民講座の前に中村桂子RECNA准教授からOEWGの報告を行いました。その後、「北東アジアの非核化にむけて;『ナガサキ・プロセス』の構築」と題し、はじめにオバマ米大統領の広島訪問について触れ、北東アジアが未だ核兵器に依存する現状の中で、いかにしてこの地域に非核兵器地帯を構築していくか、また、長崎発の民間外交『ナガサキ・プロセス』を確立していくかについてお話しいただきました。講座には約45名の市民が集まりました。北東アジアの核に依存する現状について知り、非核化を実現するプロセスについて考える大切な時間となりました。
講演後には「RECNAと語ろう」を行いました。RECNA教員と参加された市民が、講演の内容やRECNAの今後について語り合いました。
会場の様子 |
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配布資料①講師プロフィール
配布資料②講演資料
〈報告動画〉
〈講演動画〉
※本講演会の内容は講演者及び対談者個人の意見を表すものであり、主催団体及び共催団体等の見解を示すものではありません。