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Jo’s Blog  【Time in NY】

No.11 Friday, 8 May

今日は私の国連最終日です。と同時にRECNA主催のサイドイベントがおこなわれる日でもありました。主題は「北東アジア非核兵器地帯」の提案でした。元米国政府高官で核兵器戦略の専門家であるハルペリン氏、モンゴルの非核兵器地帯的地位を立案・確立に貢献したエンクサイハン元国連全権大使という2人の大物ゲストを招いての開催でした。余談ですが、ハルペリン氏はこのイベントのためだけに国連パスを取得したらしいです(笑)。「日本、韓国、北朝鮮の非核兵器地帯候補に米国、ロシア、中国の核兵器保有国3カ国を加えた6カ国での協議の再開が北東アジア非核兵器地帯の実現につながる」と梅林先生がおっしゃっていました。この他、停戦中の朝鮮戦争の終結、日本、韓国、北朝鮮の3カ国に核兵器を使用しないという宣言の要請など、7つの具体的な提案がされていました。ニューヨークにきてこれだけ具体的なステップを含んだ発言を聴いたのは正直これが初めてでした(笑)。ハルペリン氏は、「北朝鮮が核攻撃受けないということが保障されれば北東アジア非核兵器地帯の実現可能性は十分にある」と評価されていました。日本が非核兵器地帯のひとつとなれば、日本にとって米国の核兵器の価値が下がり、核兵器廃絶に積極的に動きやすくなるのではないかと思います。このような、核兵器の「質的」削減が核の傘の国にとっては大きな鍵になるでしょう。「北東アジア非核兵器地帯」の話がNPTを通じて進んでほしいと思います。

ニューヨークでは、多くの「現実」を見てきました。NPTの歩みが非常に遅いという現実、それでも核兵器廃絶に向けて強い思いを持って動き続けている人々が政府、NGO含め世界中にいるのだという現実などなど…。私自身の中でもここには書ききれないほどの様々な思いが巡り、考え込むこともありました。ただひとつ言えることは、こういった活動を続けていきたいという思いが固くなったということです。長崎での事前勉強やニューヨークでの活動で出会った人達がそうさせてくれたと思っています。そして本当に感謝しています。これからは自分も周りの人々を巻き込み、みんなの思いの実現に近づけていきたいと思います。

最後に、このブログを読んでくださった方々、ありがとうございました。これから別の形で再会できることを楽しみにしています。

 

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No.10 Thursday, 7 May

ナガサキ・ユース代表団第3期生の集大成の日を迎えました。そうです。NGOroomでの主催イベントです。多くのメンバーがこの日のために必死に準備をしてきました。15時からなので、今日も朝から集まって最終確認や原稿を読み上げる練習などをおこないました。その様子を見ていると、サポートや雑務しかできないのが少しもどかしくもなりました(笑)。

内容は、平和教育の在り方、日本がとるべき政策方針、なぜ若者が核問題に興味を持つのか・持たないのか、の3本立てです。完成形として見るのは私も初めてでした。どのトピックもひとつの答えを出すのは簡単ではありませんが、それぞれの担当のメンバーが努力してひとつの提案を絞り出したことがよくわかりました。 本当に立派なメンバーに囲まれているんだな、と改めて感じました。 会場に来てくださった方からもコメントを頂くこともできました。長崎の若者の声として、このプレゼンのメッセージが何か・誰かを動かすきっかけとなってほしいと強く思います。

多くのメンバーが明日、日本に向けて出発するということで、サイドイベントの後には今いるメンバーと桂子先生でラストミーティングをおこない、最後は一本締めでした。

P.S. 全て終わったということで夜はメンバー数人でパーリナイでした(笑)。

 

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No.9 Wednesday, 6 May

今日は初めて”Main Comittee”を傍聴しました。私が傍聴したのは、軍縮についてのものです。”General Assembly”に比べて格段に活発な議論になるだろうと期待していましたが、GAと同じようにステイトメントの発表で午前中の会議は終わりました。4週間しかない会議の期間の多くをステイトメントに費やしていて、不毛な時間を過ごしているように思えて仕方ありません。本当にあと2週間程で少しでも前に進めることができるのだろうか。非公開にされていた午後の会議で何かしら動きがあっていることを切に願うばかりです。

さて、明日はナガサキ・ユース代表団が主催するサイドイベントがあります。このイベントの準備に膨大な時間をかけてきて、今も必死におこなっているメンバーが多くいます。私自身は直接関わってきたわけではありませんが、サポート面でできることをしっかりとやります!

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No.8 Tuesday, 5 May

今日はユースのニューヨークでの3大プロジェクトとして掲げているもののひとつ、ドイツ人学生との交流会がありました。主な内容は、日本、ドイツそれぞれの原子力発電の政策についてミニプレゼンの後、小グループ別れてディスカッションをおこなうというものでした。ドイツには8基の原子力発電所がありますが、そのうち4基は現在活動停止していて、動いている4基も2022年までに全て停止させる方針をとっています。これはチェルノブイリでの事故を受けて脱原発の機運が高まり(ドイツとウクライナは近いので)、福島第一の事故がそれを助長しました。ここで思ったのが、経験や見聞がその後の動きに与える影響は大きいな、ということです。たとえば、オーストリアは核兵器の非人道性を強く訴えていますが、そうなった大きな理由は冷戦時代に、地理的に西陣営と東陣営(ソ連と西欧)の間に位置していたため、ソ連の核兵器の脅威がとても大きく、現実的なものであったというものです。こういったことを考えると、核兵器の被害を直接受けた日本が核廃絶を強く推し進めないのは妙なものです。確かに、長崎と広島では核廃絶を訴えるこえが大きいですが、その他の地域ではそうでもないというのが現実です。都道府県が違えば経験していないということになりうるのでしょうか。ここは明らかに教育が不十分であることが原因なのでしょうが…。さて、本題に戻ります。ドイツ人学生と話していて印象的だったのが、ドイツでは原発についての議論が市民間では活発でないということです。私は、脱原発を強く推し進めているドイツでは国民もよく考えていると思っていたので、肩すかしをくらった感じがしました。ただ、ドイツの政策について聴いていると、日本と決定的に違うのは目先の赤字にはすこし目を瞑り、長いスパンで考えられているという点でした。そういった点は日本も見習うべきだ!….と言いたいところですが、電力会社が半分民営であることを考えれば言い切れないものです。考えれば考えるほど次の問題やネックが出るばかりです。

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No.7 Monday, 4 May

NPT RevCon2週目に入りました。各国がなステイトメントを発表する”General Assembly”は終わり、今日からはNPTの3本の矢である核軍縮、核不拡散、平和利用の分野に別れておこなわれる”Main Comittee”が始まりました。今日はその場に行くことはできませんでした。7日(木)にユースが主催するNGOroomでのサイドイベントのミーティングをしたり、明日に控えたドイツ人学生との交流会の準備を進めたりしていました。

今日唯一参加したのが、Action22という平和教育に関するサイドイベントです。そのときに聴いた言葉でひとつ印象に残ったものがあります。広島で高校生を主な対象に平和教育をおこなわれている方が言われた言葉です。”We are the ones who make the world without nuclear weapons.” シンプルですがとても力強いメッセージを感じました。そして思いました。このように本当に強い思いを持った人がNPTを進めればよいのに、と。General Assemblyを聞いた限りでは、本気で核兵器ゼロの世界を目指していると感じられた国は数えられる程度にしかありませんでした。正直なところニューヨークに来てから私自身の中でNPTの存在意義を見失っています。5年後の再検討会議がおこなわれている時には今回の再検討会議がバネとなった大きな進歩があるのか。その可能性は政府にNPTを任せるよりNGOに任せたほうが圧倒的に高いでしょう。そういったことを考えているときにこの言葉を聞いてピンときました。政府とNGOの違いはこれなんだと。今日Action22の場にいた数人の政府関係者を少しでも動かすきっかけにこの言葉がなればと思いました。

p.s. Action22では中村桂子先生もお話しされる時間があり、RECNAの教育活動やユースの紹介をされました。

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No.6 Friday, 1 May

今日もとある学校を訪問させてもらいました!今日訪問した学校は、ニューヨークにある私立学校で、一般的な学校と違って生徒が自分の興味にあわせて受ける授業を選択するという、まるで大学のような高校でした。なぜここを訪問することになったのかというと、26日(日)のPeace Rally, Festivalで知り合った方がその学校で歴史を教えていらっしゃっていて、26日のことを数人の生徒に話したところ、私達に是非会いたいと言ってくれた生徒がいるということでオファーくれたからです。私達の活動にすこしでも興味を持ってくれているということがとても嬉しく、二つ返事でOKしました(笑)。彼らはNPTの存在も、世界の核兵器の数を知らないくらいに知識がなかったのですが、私がNPTについて簡単に説明すると、「なぜ5カ国(米露英仏中)だけが核兵器保有が認められているのか」「なぜ非核兵器保有国はこの不公平な条約に加盟しているのか」など、とてもクリティカルでとても高校生とは思えない質問を飛ばされました!昨日から年下に頭が下がってばかりです(笑)。余談ですが、そこの生徒に年齢を訊かれ、19だと答えると、「私より年上なのか!」驚かれました(笑)。

夜はニューヨークの長崎県人会「ばってん会」の会食に参加させていただきました。様々なキャリアをもつ人のお話をお聴きすることができたり、田上市長とお話ししたりできて、貴重な時間でした!会長の山口さん、私とお話してくださった皆さん、ありがとうございました!

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No.5 Thursday, 30 April

今日は私はほとんど国連にはおらず、ニューヨーク育英学園という日本人学校を訪問していました。そこでは、レクナサポーターとしてニューヨークに来ている溝越史恭さんが小学5、6年生20人を対象に平和に関する授業をおこないました。私も授業の企画に関してサポートさせてもらっていたので、非常に楽しみにしていました。授業の内容は、ひとつの物事であっても個人によって思うことや持つ意見は異なるからこそ、きちんと相手の話に耳を傾け、理解しようと努めることが大切であるということを伝えるものでした。授業といっても講義のような形はとらず、あくまでも主体は児童たちでした。児童たちはとてもアクティブで飲み込みも早かったため、授業は活気があるものになっていました。長崎の被爆者である吉田勲さんの講話を聴いたり、BB弾を使って現存する核兵器がどれだけのものなのかを感じたりするセッションもありましたが、それを受けた児童たちは、私もハッとさせられるような意見や感想を持っていました。授業の後に中村桂子先生もおっしゃっていましたが、大学生である私たちは彼らから感じたことを受けて反省できる部分もあると思いました(笑)。

夕方からは、地球市民集会という長崎からニューヨークに来ている人々主催のイベントに行きました。そこでは我らがユースから、ちささんとともえさんがスピーチをおこないました。2人のスピーチの訴える力はとても強く、かっこよかったです!

そして夜はユースメンバーと調先生でJapanese Izakayaに!調先生、ごちそうさまでした(笑)。

 

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No.4 Wednesday, 29 April

今日は、アメリカ政府代表、メキシコ政府代表、イラン政府代表との面会の予定が入っていました。渡航前から、政府関係者との会合を一番の楽しみにしていた自分にとってこの上ないスケジュールです!が、一発目のアメリカ政府代表とのものがキャンセルに!!集合時間を過ぎた後のドタキャンでした(笑)。John Kerry氏に会えるのかとワクワクしていたのですが、残念!

メキシコ、イランは無事に行われました。内容をここで書くことはできませんが、いくつか思ったことを書きたいと思います。これらの会合は、他の国の若者も参加していました。僕自身はその彼らに完敗したと感じています。積極性や勢い、質問のクリティカルさなどの面においてです。知識量やクリエイティブさの違いを見せつけられた感じがしました。彼らの中には既に大学をはじめとする卒業している人もいましたが、ここではそういったことは関係なく、核兵器や平和に関して活動している人間として同じように見られます。そこで他の人に負けていたら淘汰されるだけです。もう負けたくない、と単純にそう思いました。少なくとも、今回の国連滞在期間では二度と負けないように、日々成長していきたいと思います。

※会談の内容は外で話さないようにと相手方から言われました。

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No. 3 Tuesday, 28 April

NPT Review Conferenceの2日目です。今日は特に大きな行事があったわけではありませんが、NGOroomという、本会議場とは別の部屋(写真)で行われるサイドイベントに初めて参加しました。内容は、核兵器の影響を飢餓や気候変動などといった医学・科学の面から見るというものでした。自分はこの分野に関してまったく知識がないので、英語が分かっても内容が理解できない部分が非常に多かったです。これは本会議の傍聴をしていても思うことがあります。各国のスタンスや考えを知ることも大切ですが、浅くてもよいので他の分野の知識も幅広く持っておく必要があると痛感しました。

本会議に関してですが、今日は、英国がNZのオークランド諸島に軍を配備して力を持っていることを、アルゼンチンが非難するという場面がありました。昨日も米国とロシアがステイトメントで非難しあっていました。ロシアに至っては、パラグラフまるまる1つ分を米国批判にあてていました。レクナの広瀬先生に聞いたところ、これまでの再検討会議や準備委員会ではここまであからさまに批判があることはなかったそうです。今回の再検討会議、不穏な空気が漂っています…。

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No.2 Monday, 27 April

NPT再検討会議が本日、開幕しました。私は本会議場での各国代表によるステイトメントの発表の傍聴を主に行いました。

感じたことをひとつを挙げると、論点がずれていないか、ということです。とりわけ核兵器保有国に関してです。核兵器保有国は、核軍縮に向けたこれまでにおこなってきた努力を強調して話します。しかし、NPTは核兵器のない世界を目指すものが多く参加している、未来に向けた条約です。故に、ゼロにならなければ努力が高く評価されることはありません。非核兵器保有国も含め、NPT加盟国はその存在意義や目標をもう一度目を向け、それに見合った努力を真摯におこなわなければならないと感じました。

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No.1 Sunday, 26 April

今日は、午前中は国連に入るための許可証を受け取りに行き、午後は核廃絶や平和を訴える”Peace & Planet Rally, Festival”というデモ行進に参加しました。国連パス取得の時にもデモの時にも感じたのが、日本人が予想以上に多いということです。被爆70年というものの意味の大きさを強く感じました。

また、そのときには外国人の方とも話し、友達になることもできました!彼らのなかにも私達と同じようにNPT Review Conference に参加する方がいました。明日からは彼らと協力し、また、会議には参加できない方の熱い想いを背負って有意義な時間を過ごしたいと思います。

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No.0 Friday, 24 April

こんにちは。ナガサキ・ユース代表団第3期生の竹田穣(たけだじょう)です。現在成田空港で1時間遅延した飛行機を待っています。

昨年の11月にナガサキ・ユース代表団に選ばれてから、勉強会やMTGなどをを重ねてきました。その成果を発揮する時が近づいていて、ワクワクしています!不安もありますが、期待や楽しみの方が上回っています。

これまで準備したことを全部出し切れるように最大限の努力を尽くしたいと思います!

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