Print Friendly and PDF

Yuko’s Blog ~私の言葉で、ありのままに伝えます。~

No.7 Monday, 6 May

日本時間の昨晩、帰崎いたしました。
NYで学び、考えたこと、そして私の信念を簡単にではありますがここで伝えたい思います。

《結論》
世界は変わる、否、変えられる。

《理由》
人々はみな、平和を望んでいるから。

ここで一番伝えたいのは、【核保有国やその傘の元にいる国も、平和な世界を創りたいと願っている】ということです。
世界には核保有国、核の傘にいる国、そして非核保有国があります。
非核保有国は核廃絶という手段によって、平和な世界を創りたいと願っているのは明らかです。
しかし同時に、核保有国やその傘の元にいる国も、核保有という手段によって平和な世界を創りたいと願っているのではないか、と私は思うのです。
なぜなら、核を保有するということは自国や同盟国の安全を守るためだからです。核の傘にいる国についても、保有こそせずとも核で安全を守られたいと考えています。
つまり両者も、平和な世界を創りたいと願っていると言えるのではないでしょうか?
核兵器という方法の善悪はさておき、「平和」という人類共通の願いは不変です。だからこの原点に立ち返ると、平和な世界に変える方法はたくさん見えてくると思います。

《世界を変えるためには?》
1.YesNoより、なぜかを考える
2.市民社会が主役になる

まず前者について、物事を善悪で議論してしまうと、議論はいつまでも平行線を辿ってしまい答えは出ません。人それぞれ異なる意見を持つのでそれは当然です。
ですから、なぜかを考えなければならないと思います。なぜ?という問いなら、意見の根拠が明らかになり、解決策が出てくるからです。
後者について、世界のほとんどを占めるのは政府関係者ではなく、市民です。 私達のような若者やNGOの人々が多く参加していたNPT会議で、彼らの行動力や発信力はとても説得力があり、力強いと感じました。占める人口が多く、力強い動きを見せる市民社会が主役となっていけば、世界は変わるのではないかと思います。

《まとめ》
NYでの活動を多くの人が応援・注目してくださったことは、私にとって大きな励みになりました。とりわけ、長崎から応援してくださる人々の存在は大きかったです。
自分が取り組んでいるこの活動が注目を浴び、期待されていることを身を以て感じました。皆様方の応援があってこそ、NYで頑張れました。お一人お一人に、心より御礼申し上げます。

きっと、いや、絶対に、核兵器よりも良い方法がある。
私はそう信じて、核兵器に対する様々な意見を学び検討しながら、あらゆる人々と共に世界を取り巻く核問題の解決法を模索していきます。
チーム長崎として、私はこれからも動き続けてゆく決意です。
いずれはチーム日本、チーム世界になるでしょう。

ー「そういえば、昔、核兵器なんてものがあったなぁ。」
こんなことを思える日が、生きているうちに来ますように。

Go back to top

No.6 Friday, 2 May

今日が最後の活動だと思うと、非常に寂しく感じます…

今日は朝から、ヤングパグウォッシュの学生2名とお会いしました。
パグウォッシュというのはカナダの地名です。パグウォッシュ会議とは、全ての核兵器および戦争の廃絶を訴える科学者による国際会議です。
2015年11月に当会議の年次総会を長崎で開くということが決定され、それに際して繋がりを持つことを目的に懇談をしました。

学生達は日本を訪れたことがなく、被爆者の方とお会いしたこともないとのことでした。彼らが来崎した際には、被爆者の方との協力による新たな核廃絶への行動が加速したら良いなと思います。

私は、2015年には社会人になっているため、RECNAのメンバーやユース代表団としての活動はできません。しかし、個人的にこの会議に興味があるので、お会いした学生達と連絡を取りながら協力をしたり会議に参加したりしたいなと考えています。

午後は、ドイツから来た学生達と「原発」をテーマにディスカッションを行いました。
「福島の事故があり、広島・長崎では原爆という形で放射能の被害があったが、原発についてどう思うか?」や「ドイツは、原発がたくさんあるフランスの隣だから危険」など、率直な質問や意見が飛び出しました。

ディスカッションの最後に参加者全体で出た意見を共有した際、「私達は平和という同じゴールを目指している」とドイツの学生が述べていたのがとても印象的でした。

原子力はウランやプルトニウムという、他でもなく核兵器の原料が使われています。それを考えると、原発の問題も核兵器の問題も表裏一体であり、私達の身近なところにある問題だと思います。

思い起こせば昨年、長崎の大学生500名に「核問題と原発のどちらに興味があるか」とアンケートをした際、原発の方に興味がある人が多かったことを思い出しました。
原発から入って核問題に興味・関心を抱いてもらうのも一つの手かな、とふと思いました。

Go back to top

No.5 Thursday, 1 May

今日も昨日と同じく、高校訪問をしました。
訪れた高校は、Martin Luther King Jr. Educational Campus です。
広い講堂に高校生が200名程度と被爆者の方が2名集まり、ニューヨーク在住の軍縮教育家キャサリン・サリバン氏の司会による講義が行われました。

講義には長崎市長もお越しになり、スピーチをなさりました。
市長は繰り返し、「核兵器はこの世界に必要なのか?を自分の頭で考えて欲しい」とおっしゃていました。その背景には、広島・長崎が核兵器の被害を受けていることや被爆者の方々による「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」の行動があるからだと思います。
「アフリカでもヨーロッパでも二度と核兵器が使用されないためには、原爆についての事実を知ることが大切。知ろうとする努力が大切だ。」と訴えかけていた姿がとても印象的でした。私も周りの人やこれからの人生で出会う人々に、被爆者の方から学んだ事実を伝えて行こうと思います。

この高校訪問の中で最も心に残ったのが、トルーマン大統領のお孫さんに質問ができたことです!!
私は、日本に原子爆弾を落とした大統領を祖父に持つことをどのように感じているか?と率直な質問を投げかけました。
彼は穏やかに「被爆者の方のお話に耳を傾けることに対する責任感を感じている。彼らはとても良い人々だから、寄り添っていきたい。」と答えてくださいました。
大統領の孫としての責任感なのか、それとも単に一人の人間としての答えなのかはわかりません。しかしこのお答えには、二度と核兵器の被害を受ける人を出したくない、平和な世界を創るために行動したいという強い思いが感じられました。

さて、私は明日で活動が最後となります。
長いようであっという間でした。最後の日は自分がずっと主導してきたドイツの学生とのディスカッションが行われます。
和気藹々と、かつ有意義な議論ができるように、全力で頑張ります!

Go back to top

No.4 Wednesday, 30 April

とうとう水曜日。国連での活動も折り返しの日になりました。
今日は活動を通して思ったことと、もう一つ、皆さんに質問があります。

一気に書くと長くなってしまいますので、今日の記事は活動報告と、質問の2つに分けて書きます。
それではまず活動報告からです。

今日の午後は、マンハッタンにあるfashion industriesという高校に行き、被爆体験を聴く授業に参加しました。
世界にある核兵器の数や核保有国はどこか、そのような基礎的な知識を先生が軽く導入として述べた後に、広島・長崎からお越しの被爆者の方より被爆体験講話がありました。

講話の中で印象的だったのは「戦争は、世界中のお母さんを悲しませる」という言葉です。戦争は、自分の子どもを戦争に駆り出す。食糧不足で苦しませる。そして、亡くならせてしまう。だから戦争はお母さんを悲しませるんだよ、との意味です。
お腹を痛めて産み育てた子どもがもし戦争でなくなったら?そう考えると、子どもがいない私でも胸が張り裂けそうなくらいつらくなります。

また、もう一つ印象的だったのが「アメリカに憎しみはないが、核兵器を持っている限りは許せない」という言葉です。その被爆者の方は日本が戦争に負けた当時、戦争が終わったことを嬉しく思われたそうです。なぜなら、空襲に怯えて外で遊んだり、勉強の邪魔をされなくなったからです。しかし、原子爆弾という核兵器の被害を受けているので、核兵器は許せない。そして、多くの人を傷つけた核兵器を保有しているアメリカは保有し続ける限り許せないんだとおっしゃていました。

「ヒバクシャというのは特別な言葉。ただの生き残りではない。」
授業の冒頭で先生がおっしゃった言葉が忘れられません。
身を持って核兵器の凄惨さを体験なさっているからこそ、核廃絶の必要性を訴えることができるのだと感じました。

核兵器には抑止力があり、ゆえに核兵器は必要だという意見があります。もちろんそれは一理あります。しかし、現実に被害を受けた方のお話を直に聴くと、核兵器以外の方法はあるのではないか、と思うのではないでしょうか。
そんなことを考えた1日でした。

Go back to top

No.3 Tuesday, 29 April

ー市民の力は大きいと感じた1日でした。

考えて今朝は平和首長会議、午後からはNGOサイドイベントと本会議NGOプレゼンテーションの傍聴と盛りだくさんでした。

平和首長会議とは、被爆地である広島や長崎の市長や平和活動を行っている若者の行動を、普段そこに来られない世界各国の方々のためにシェアする場です。
いろんな国から多くの人が参加しており、被爆地における平和活動が注目され、世界の人々も平和に向けて活動したいという強い思いが伝わってきました。

午後のNGOサイドイベントは、divestmentについてのものでした。
investment=投資する、の反対の訳ですが、どういう意味かご存知ですか?

これは、自分が銀行に預金したお金が、銀行によって核兵器の製造や流通に寄与している企業に投資をされているかもしれない。つまり、意図せぬところで核兵器と自分のお金が繋がっているということです。
核兵器と自分のお金が繋がっていると考えることは、非常に新鮮で新しい視点だと思います。これを防ぐためには預金をしない方がいいのか、それともその企業への投資を防ぐべきなのか、私自身帰結がわからないので、これからも詳しく勉強していきたいと思います。

このサイドイベントが終わってからは、NGOプレゼンテーションによる本会議を傍聴しました。被爆者の方、広島市長、長崎市長などがスピーチを行いました。
被爆者の方は被爆体験から「核兵器のない世界へ」と、広島市長も「核兵器は廃絶しなければならない」と、長崎市長はナガサキ・ユース代表団や広島県の高校生(平和大使)のような若者の平和活動に言及し、「2015年のNPT再検討会議で核なき世界の実現に向けて良い結論を出せるように期待」とおっしゃっていました。

被爆地に住む私たちの意見を代弁してくれたかのような、とても励みになるスピーチでした。被爆者の方、被爆地の市長、そして私達のような若者が核なき世界の実現に向けてリードしていきたい…そんなことを考えました。

Go back to top

No.2 Monday,28 April

ー今日は、「平和って何だろう?」と「真実って何だろう?」を考えた1日でした。

今日の午後は、ニュージャージー州にある日本人学校へ平和教育の授業をしに行きました。小学校5,6年生を対象に、「平和とは何か?」と、それを実現するために何ができるかを考えてもらいました。
最初は個人で考えて、そのあとはグループになって個々の考えをまとめてもらう作業をしました。

人それぞれいろんな「平和」の形がありますが、私の目に止まったのは「平和=共存、人種差別がないこと」という答えでした。
アメリカは多くの人種や文化が「共存」しているからであると思われますが、アメリカならではで非常に興味深いと感じました。
それと同時に、児童たちが平和について考えているその姿自体が「平和」そのものに見えました。

授業が終わった後は、日本政府主催のレセプションパーティーに参加し、軍縮・不拡散を担当する日本政府の方に「核物質の転用」について質問しました。

核物質の転用とは、核エネルギーであるウランやプルトニウムは核兵器に作り替えがられることです。しかも、日本は先進国で唯一原子力発電所で働く従業員のID(身分証明)を調べる制度がないため、仮にテロリストなどの危険な従業員の手に渡ると非常に危険であるということが世界的に危惧されています。
世界は日本に対して「警備を強化すべきでは?」とか「危険に対する認識が甘すぎる」と言います。しかし日本政府の方は「管理についてのガイドラインや条約の面から見ると、我が国は基準をクリアしている。確かにIDや警備の強化は改善の余地があるが、マスメディア側は国民の受けを考えるから基準をクリアしていることを報道しない。」とお答えなされました。

答えになっているような、そうでないような、もやもやが残ります。
真実は何だろう。もっと勉強して、政府の方の意見を聞いて、自分の頭で考えなければと思いました。

Go back to top

No.1 Sunday, 27 April

今日は午後から、私たちユース代表団と、NGO BANgのクリスチャンを初めとする海外の若者とのピクニックをしました。
お互いの自己紹介のあと、今後BANgが行うイベントや彼らの行動計画についての共有がありました。

ピクニックの後は、私は明日行われる日本人学校での平和教育の最終打ち合わせをしました。
流れや持っていく物の確認、通しの練習を行い、本番のイメージトレーニングを行いました。

本会議傍聴という仕事の他に、日本人学校での平和教育が、私の担当する初めての仕事です。
緊張もありますが、児童たちが平和とは何かを考え、積極的に平和を創造していく人材になるよう、精一杯の授業をしたいと思います。

さて、明日28日からがいよいよ本番です。
英語が難しく、心が折れそうになる時もあるでしょうし、スケジュールのハードさにクタクタになることもあるかと思います。
しかしそんな時こそ、「自分は何のためにユース代表団として活動しているのか?」を思い出し、決して折れたり諦めたりすることなく、自分にできることを精一杯やっていこうと思います。

Go back to top

No.0 Thursday, 24 April

先程NYに到着し、ホテルでブログを書いている田平です。
これからの仕事に一抹の不安を覚えるとともに、自分がこれを成し遂げた時にどう変わっているかに、とてもワクワクしています。

私は今回このブログを読んでくださる方々に「内なる問いかけ」ができたらな、と思います。

世界には核保有国や核の傘にいる国、非核国があり、核兵器ひとつとっても様々な意見や考え方があります。
核兵器に関してはもちろんですが、これからの世界を創造する主体である人間一人ひとりはどう行動したらよいのか。
これらを、私の経験の共有から少しでも考えてくださったり、世界を取り巻く核問題に興味を抱いてくれたら、ナガサキ・ユース代表団冥利につきます。

私は核問題を本格的に学び始めてまだ1年弱なので、精通しているとは言えません。
しかも難易度の高い問題であるので、全てを一気に理解するのは至難の業です。
そんな中、挑戦するからこそ、自分の人生にとって大きな糧になり、世界を少しでも変えいく原動力になると私はしんじています。

それでは、次の報告もご期待ください!
写真はNYのGrand Central Terminal です^^

Go back to top

このページのトップへ

  • 核兵器廃絶市民講座
  • 長崎市公式ホームページ