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Haruka’s Blog ~NPT PrepCom 2014~

No.8 Friday, 9 May

先ず、最後の日の本会議のことを書いていなかったので少し。
7日は本会議が3時からということで、間に合うように会議場に入ったのですが、なんと15分足らずで会議が終わってしまいました。議長が文書を提出して終了でした。あまりに短くて驚きしかありませんでした。

そうしてNY最後の日を迎え、日本に帰ってきたわけですが、
この2週間、本当にあっという間でした。沢山の素敵なオトナや同世代の人々に出会いました。まだまだわからないことが沢山あるし、出来ないこともありましたが、この出会いだけでも自分の財産だといえます。

ここに送り出してくださった人々、支えてくださった全ての人に感謝しています。本当にありがとうございました!

今日から報告会に向けて頑張っていきます!皆さんぜひお越しください!お楽しみに!

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No.7 Monday-Tuesday, 5-6 May

早くも会議が2週目に入りました。

今日は9.11メモリアルとマウントサイナイ大学病院を訪問したことを書きたいと思います。

9.11のことは私はテレビを通して見た出来事だったので、どこか自分から遠いこととして考えていたんだと思います。今回、NYに実際に来てその現場へ訪れることができて本当に良かったと思いました。

1番驚いたのは写真の多さです。9.11で大切な人を失った人々が、その大切な人の幸せそうな笑顔の写真を集めて展示されているところがありました。それらを見たとき、涙が止まりませんでした。急に9.11を身近に感じました。

そして、マウントサイナイ大学病院へ訪問した際、福島の被災者の方々と9.11のご遺族の方々との交流があったとお聞きしました。どういう方向に交流会が進んで行くのか不安だったそうですが、思っていた以上に成果があったそうです。

形こそ違いますが、お互いが、何もしていないのに突然大切な人を奪われた悲しみ、やるせなさ、絶望を分かり合える存在となれたようだと。もちろん全てがいい結果とはならなかったが、『どうやって乗り越えていくのか』などを話せていたそうです。

理不尽に幸せを奪われた人は本当に沢山いるということ、そんな人を増やさないために自分にできることがあるかもしれないということを改めて感じました。

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No.6 Friday, 2 May

*遅くなりました…

会議5日日、前半の最終日です。
今日も沢山の人々との出会いがありました。

パグウォッシュ会議に携わっている方とそれについて学んでいる学生たち、国連で働いている方、NGOのひとつでノルウェーのICANの若い人たちに、ドイツの学生たち…

パグウォッシュ会議は年に1度あるそうなのですが、2015年は長崎の硫黄島で開催されるそうです。この会議は正式には、科学と世界問題に関する会議といいます。冷戦が極点に達しているときに水素爆弾が出現し,核戦争の危機が間近に迫っていることを憂慮した,ラッセル、アインシュタイン,湯川秀樹ら11名の科学者が,〈人類が直面する悲劇的な情勢〉を克服するため,国家やイデオロギーを超えて〈ヒトという種の一員として〉集まり,〈世界の諸政府に,彼らの目的が世界戦争によっては達成されないことを自覚し,このことを公然とみとめるよう勧告する〉決議を出すよう訴えたものです。

多くの学生たちもその会議に同行し学びながら、何か企画も考えているようです。長崎の学生と何かできるかもしれないと話していました。

ノルウェーの人たちとは、ランチをしながら日本とノルウェーのいかに核兵器廃絶に向けて市民が動いているかについて話しました。その中で、日本は東日本大震災を受けて原発についても除去の方向を考える人が増えているという話をすると、私たちはNPT(主な柱は核軍縮、不拡散、原子力の平和利用)はとてもいい条約だと思っていて、原発と核兵器は別だと考えている。とにかく核兵器廃絶に向かって行動していると言っていました。私は原発の利点も分かっていますが、やはり震災後の様子を見ると、何かが起こった時にはコントロールが出来ないもの、放射線の恐怖に関しては核兵器も原発も一緒なのではないかと思っていたので、やっぱり考えは人それぞれなんだと感じました。面白い議論が出来たねと言ってくれました。

ドイツ学生とは、ユースが以前から企画していたディスカッションをしました。日本側からは原発についての、ドイツ側からは原発と核の傘についてのプレゼンを行いそれらについて3つのグループに分かれて議論し合うという企画です。

ドイツは東日本大震災のことを受けて原発政策を完全に辞める方向に動いています。それは国民の力が大きかったと聞いていました。

ドイツの学生からは
震災の際、十分な情報提供は成されたのか。
日本政府が原発を再稼働しようとしてることに対して、国民はどう思っているのか。
東電を今でも信用できるか。
核の傘のもとにいることと、被爆国であることで政策に矛盾を感じるか。
中国に対する感想は。
など様々なことを聞かれました。

逆にこちらからは原発をなくして、新たに問題がないか。
近くに核保有国があることについてどう思うか。
などを質問しました。

原発をなくす政策をとったが、風力や太陽光発電は気候によって電気の供給量が違うし、それらの装置はとても高価で、それが今後の課題だと言っていました。

ドイツは日本と周囲の状況が似ています。このように率直に議論を交わして打開策のヒントを見つけられたらと思いました。

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No.5 Thursday, 1 May

会議4日目。NGOや私たちが本会議を傍聴する席はいつも人が多いのですが、政府関係者たちが座っている席は空席が目立ちます。これを見るだけでも、各国のNPTへの関心の度合いがわかります。関心の高い低いにかかわらず、国際会議の場には条約に批准している国は来るべきだと思うのですが…。

今日は、オランダの政府関係者、ICRC(赤十字)、NGOのひとつであるICANの人にあってお話しすることができました。

オランダはNuclear Sharingという政策をとっています。これは「核兵器の共有」という北大西洋条約機構(NATO)の核抑止における政策上の概念です。一方でNPDI
(核兵器の廃絶に向けて、核兵器や核保有国を増やさない取り組みを着実に進めるために、核保有国と非保有国の橋渡し役を担う、地域横断的な有志国の集まり。)にも入っています。よってこの国は、核の傘のもとにありながら核廃絶を目指している、日本と酷似している状況だといえます。日本もアメリカの核の傘のもとにありながらNPDIに入っています。

4月30日の General Debate ではNPDIがいかに重要かということと、IAEA(国際原子力機関)の追加議定書などについて述べていました。

実際にあってからのお話は、核兵器の非人道性から、軍縮と不拡散を進めなければならないということでした。全ては聞けませんでしたが、日本と同じステップバイステップの考えを持っている印象も受けました。ただ、様々な国やNGOが協力して核廃絶を進めなければならないと言っていました。

今年12月には核の非人道性についての会議がオーストリアのウィーンで行われます。今後オランダがどう動いていくのか興味が湧きました。

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No.4 Wednesday, 30 April

会議3日目、国連の空気にもだいぶ慣れてきました。

今日はNGOのひとつ、Hibakusha Storiesの企画で、NYの高校、High School of Fashion Industriesに訪問し、被爆者の方が被曝講話をしている様子を見学させていただきました。とても歓迎してくれ、被爆者の方のお話もとても真剣に聞いていました。質疑応答では時間内に終わらないくらいたくさんの質問が出ました。

アメリカを憎んでいるか。
被曝を経験した当時、人生の中でアメリカに自分が行くと思ったことがあったか。
原爆投下後、日本の歴史教育はどのようになっていったか。

被爆者の方は、アメリカ人を憎んでいるわけではないが、アメリカが核保有国である限り許すことはできない。戦後の日本はとても貧しかったので、まさか自分か今こうしてアメリカの子供達に自分の体験を聞かせるとは思っていなかった。
などと話していらっしゃいました。

このような活動も大事な継承のひとつ。とても真剣だった学生たちの姿を見て、私もNYにいる間より一層頑張ろうと思いました。

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No.3 Tuesday,29 April

会議2日目、NGOのセッションのひとつ、平和首長会議に出席しました。そこでは、広島の高校生たちと、長崎市ユース代表団の2人がプレゼンテーションを行いました。被爆者の方々の高齢化とともに、被曝の記憶の継承が問題となっている現在、私たち若い世代の行動が本当に注目されていると改めて感じました。高校生もユースの2人も立派に英語でのプレゼンテーションをやり遂げました。

午後には、エルサルバドル政府、NGOであるHibakusha Stories, Peace BoatによるThe Humanitarian Voice in the Global Movement to Abolish Nuclear Weapons というセッションが行われました。私とみなみがこの場で10分間のスピーチの時間をいただき、若い世代の「継承」について話すことができました。

このセッションの中で、軍縮教育家のキャサリン•サリバンが、現在世界に存在する核弾頭の数を同じ数のBB弾を金属の板に落とす音で、その多さを表現するデモンストレーションを行いました。これは、以前私たちも教わったやり方で、去年の8月10日、11月3日のイベントにも使用したものでした。やり終わった後に彼女がいいました。

「だから私たちは今ここにいるのです」

19,700発もの核弾頭がある世界、これを変えていけると信じているからこそ、ここにいる皆さんは集まっているのです、と。

核問題に関わるようになっていろんな人々に出会いましたが、今までそんな人たちと関わってきた時間が、かけがえないものに感じました。

この問題は複雑で難しく、終わりが見えません。それでも、これだけ一緒に立ち向かっていこうとする仲間がいるということが、国際会議の本場にきて圧倒されていた自分の背中を押してくれた気がしました。

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No.2 Monday, 28 April

会議1日目、朝8時前から入場パスをとるため国連の前に多くの人が集まりました。去年ジュネーブで会った面々が1年ぶりの再会を喜び合いながら、今期の会議のことについて軽い議論が行われていました。これから、こんな中で活動すると思うと、期待と不安でいっぱいになりました。

議長であるロマン・モレイ大使(ペルー)の進行の下、会議が始まりました。

午前中、気になったStatementを発表していた国が3つ。
インドネシア、マーシャル諸島共和国、コスタリカです。
特に、マーシャル諸島共和国は今月、国際司法裁判所に核兵器を保有または保有の疑惑がある米国やロシアなど9カ国に対して、NPTなどに基づいて早期に誠実な核軍縮交渉に取り組むよう求める訴状を提出しました。

このこともあって、マーシャル諸島共和国の発表後、拍手があったほど注目されていたようでした。

今日の夜、日本政府主催のレセプションが行われたのですが、その前に吉川大使とお話しする機会をいただきました。その際に、マーシャル諸島が9ヶ国を訴えたことについてどう考えるか、9ヶ国はどう動くと思うかお聞きしました。

「これは、非常に新しい動きでもあり今後重要になってくることだと思う。イギリス、インド、パキスタンでは裁判に発展する可能性はあるが、他の国ではどうなるか分からない。NPTに批准していない国、イスラエルや北朝鮮に対してはNPTにおける交渉も必要だ。」とのこと。

確かに、これはとても新しい革新的な動きであると私も思います。是非、マーシャル諸島の政府関係者にお話が聞ければと思っています。

会議はまだまだ始まったばかり。他の気になった国とその関連国はもちろん、明日以降の本会議にも注目していきます。

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No.1 Sunday, 27 April

私たちの滞在しているホテルにも続々と去年ジュネーブのPrepComで会った顔ぶれが集まってきていました。会議開始前日、それぞれの団体や人々が、それぞれの目的に向かって動き出します。

私たちも朝から明日から始まる会議に向けたMTGを私たちの事前勉強会にも尽力してくださった軍縮教育家のキャサリン・サリバンさんを交えて行いました。NGOのひとつ、Hibakusha Stories のメンバーにもお会いできました。

午後は、NGOのひとつであるBANgのゴーディネーター、クリスチャンの呼びかけで、BANgのメンバー数人と会うことができました。一人ひとりが核問題に対してしっかりした意見を持っていて、そうしながらも他人の意見を理解しようとしてくれる素敵な人たちでした。会議が始まる前に話すことができて、よりいっそうこれからのことに期待が高まりました。
また、彼らは各国の政府関係者と若者の議論の場を作ろうと尽力してくれています。そんなアクティブな人たちのなかで、私も好奇心に忠実に、積極的に行動していこうと思います。

いよいよ明日からNPT再検討会議第3回準備委員会が始まります。

何が起こるのか、何がどう動くのか、今の私には分かりませんが、全てのことにおいて最善をつくすことを忘れずに臨みます。

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No.0 Tuesday, 22 April

ナガサキ・ユース代表団2期生、長崎大学経済学部4年の前川陽香です。

今からNY行きの飛行機に乗ります。
NPT再検討会議準備委員会の場に行くのは2回目になります。ユース2期生の選考から今までが、今思い返してみると長いようで短かったと感じています。

この期間は、PCU-NCの方たちをはじめとする多くの人々の支えとともに準備を進めてきました。NPTやそれに関わる国々のこと、長崎と広島の被爆の記憶、世界における日本の立場、専門分野からみた核問題など、多くのことを学ぶことができました。

今回の目標は、とにかくいろんな人と話して自分の視野をより広げること、世界の若い世代とのネットワークをより広く、より強い繋がりをつくることです。

私がRECNAと関わって約3年、様々な素敵な出会いや貴重な経験をさせていただきました。これまで関わった全ての人に感謝してNYでの時を有意義なものにできるよう、精一杯楽しんで頑張ってきます。

毎日の議事録も、出来るだけ現場の空気が伝わるように工夫するつもりなので、楽しみにしていてください。

行ってきます^ ^

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