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Atsumi’s Blog 【挑む】

 

No.0, Wednesday, 26April

こんにちは~!!!
長崎ユース代表団五期生の福井敦巳です。
私は日本時間の24日の00:00時に日本を出て、現地時間の24日12:00にウィーンにつきました。いよいよ五月一日から国連の会議が始まります。今回の会議で起こること、また私が感じたことや思ったことをこのブログではぼやいていきたいと思います!

まず、久しぶりの投稿なので私が何者であるのかを説明します。

僕は平成十年生まれ、長崎県長崎市出身の十九歳です。

今は長崎大学・多文化社会学部・オランダ特別コースに所属しています。

趣味は野球観戦で、私は阪神タイガースのファンなので阪神の試合は毎日必ずチェックしてます!ウィーンで試合結果見たら、横浜に負けてて少しショックでした~(涙)

でも、次に期待! 藤波がんばれ~!!

すみません、話がそれました(;´・ω・)

さて、振り返ってみれば今私がウィーンにいる訳はたくさんありますが、そもそもこの活動を知ったのは何気ない部活の先輩からの誘いからでした。大学に入って思い切ってサッカー部に入部したものの、サッカー経験はないし、サッカー部内で同じ学部は少ないという状況の中で戸惑うことがたくさんありました。そんな中で、声をかけてくれたり、いろいろと教えていただいた先輩の一人は、長崎ユース代表団の三期生と四期生を務めていらっしゃった秀総一郎さんです。

秀さんは私と同じ多文化社会学部に所属していて、しかも学部一期生なので勉強・部活・バイトの掛け合いの中で苦労することが多くあっただろうと思います。そんな中でも秀さんはサッカーでもレギュラーとして素晴らしい成績を残し、勉強もしっかりとしていました。そんな人を身近で見ていて、私は「この人を目標にしよう!」といつの頃か決めていました。

しかし、サッカーは下手クソだし、学部の中でも成績が下のほうで入学した私にとって秀さんの背中は信じられないほど遠いものでした。追いつくために自分は無理をしました。中でも、サッカー初心者だったのでチームに迷惑をかけないため、またチームの一員として活躍できることを願って、サッカーを自分の中での優先順位として高めとしていました。なので、学生が本来やらなければならない勉強はおろそかになり、同時に入学当初に私が持っていた「誰もしないような独自の経験をたくさんしてやろう」という気持ちも忘れてしまっていました。

そんな時に秀さんがユース代表団という団体を私に紹介してくれました。ユース代表団という団体について説明してもらったとき、「この人はこんな活動もしているんだ~!」と感心しました。同時に、自分自身も参加したいと強く思いました。秀さんも視野が広がるから参加したほうがいいと強く勧めてもらいました。私自身、「長崎大学でしかできない独自なこと」ってこれだ!!と考えました。

私は長崎ユース代表団五期生の選考を受け、五期生として選ばれました。ただ、サッカー・勉強・ユースという三つを同時にこなすことは自分の今の能力では難しい、サッカー部かユースのメンバーのどちらかに迷惑をしまうということが予想できました。私は「大学ですべき優先順位」をもう一度見直しました。その決断として、サッカーはやめることにしました。サッカーをやめるとチームに告げた時にある四年生の先輩が掛けてくださった声を今でも覚えています。「秀を必ず越えろよ」という言葉は私のこれからの大学生活の指針になると思います。いつ超す日が来るか、そもそも超せたと言える日が来るのかはわかりませんが、今回やってきたチャンスをしっかりものにしていかないといけないのだと思います。

ウィーンではNPTの会議の傍聴をメインとしつつ、そこで多くの人と話す機会もありますし、私たち自身からも何かを発信するために国連でのサイドイベントを開く予定です。そこで得られるチャンスをしっかりものにしてやりたいと思います。

長々と自分を表してみました。

読んでいただきありがとうございました!

私のこのブログの名前「挑む」というのは2017年阪神タイガースのスローガンです。昨年からチームか金本政権に入り、「超変革」というスローガンを掲げ、選手の意識の変革・若手の育成を軸としてチームの再建を図りました。去年芽を出した花を咲かすことができるように「挑んでいこう」という思いが今年の阪神のスローガンに込められています。

まだまだ知らないことばかりで未熟な私ですが、「挑む」という思いを忘れずに今回の会議に臨みたいと思います!!!!!

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No.1, Tuesday, 2May

こんにちは!長崎ユース代表団五期生の福井敦巳です。
いよいよ2020年に向けたNPT再検討会議の新しいサイクルが始まりました。これからスタートする四年間は今後のNPTの行方を左右する重要な期間となります。2015年には成果文書が採択されませんでしたので、今回の会議ではNPTの意義を再確認し、これからNPTをどういったものにしていくのかを再度見直すものとなっていきます。全世界が注目する特別な会議です。
今回の会議が特別であるということを象徴する一つの出来事が会議の開始まもなく見られました。それは日本の外務大臣を務めておられる岸田外務大臣の会議への出席です。岸田外務大臣は会議始まってすぐに演説を行いました。三月の核兵器禁止条約交渉会議にて日本政府は「建設的な形で議論を行うことができない」と言って会議を後にしました。それを受けて日本国内、世界において怒りや驚きの声が聴かれました。岸田外務大臣は日本の禁止条約交渉会議への出席を強く求めていたこともあり、特別な思いをもって今回の会議への参加に乗り切ったことが想像されます。

さて、今回の会議で岸田さんは何を語ったのでしょうか?私が印象に残った事いくつか紹介していきたいと思います。まず、やはり日本政府として述べたのは北朝鮮の問題にでした。ニュースでもあっているように北朝鮮の相次ぐ核実験やミサイル発射は日本や韓国、他の近隣諸国にとって脅威となっています。日本政府は今自分たちがおかれている立場をしっかりと述べたかったのでしょう。日本政府はこのことを早い段階で説明していました。
この北朝鮮の問題について、他の演説を聞いていて改めて認識したのは北朝鮮の問題はもはや重要な世界問題の一つになっているということです。これまでのNPTの会議に比べて、北朝鮮を名指しで批判する国は増えていて、ほとんどの国が北朝鮮問題について話をしていました。
2003に北朝鮮はNPTの脱退を表明し、核開発を進めていきました。この動きはNPTが目標の一つとする不拡散ということに反しています。今回の会議ではこのような国際秩序を無視した北朝鮮に対して国際的にさらに圧力をかけていこうという姿勢が強く見えました。

さて次に、。日本政府は今後どのような役割を担っていくかについても言及していました。日本政府としては核保有国と非核保有国の間のつなぎとしての役割を担いたいと岸田外務大臣はおっしゃっていました。核兵器禁止条約をめぐって両者の溝は一層顕著なものとなりました。この溝を埋める役割を担いたいというのが日本政府です。今回の会議に官僚クラスの人が参加したのは日本だけです。このような姿勢から日本が核兵器国と非核兵器国を引っ張っていこうという姿勢が表れていたのだとも思います。

ただ、前回の核兵器禁止条約交渉会議にて日本政府は交渉への不参加を国際会議の場で公言しました。この姿勢というのはむしろ両者の溝を深くすることにもつながるのではないかなとも感じています。

この状況を見て私が感じたのは、日本政府はまだまだ橋渡しの役割を担うことはできていないと思いました。

そこで思ったのが、政府として動けないなら私たちが両者のつなぎ役をやってやりたい!という思いです。自分たちが話してみたい政府の方に自分たちでから働きかけて、話をしあう機会を増やしていきたいと思います!

今日から会議は二日目に入ります。挑むという気持ちを忘れずに会議に行きたいと思います!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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No2. Wednesday, 3May

こんにちは!長崎ユース代表団五期生の福井敦巳です。
昨日に引き続き私が今日気づいたことや感じたことを述べていきたいと思います。

私の今日のテーマの一番大きなものを上げるとするとオランダです!!

私にとってオランダは今回の会議の中で注目選手の一つとなっています。

なぜなら、私は長崎大学多文化社会学部の中でもオランダ特別コースというものに所属しています。

オランダ特別コースでは、オランダ語やオランダの文化や政治について、ととにかくオランダに関する多くのことを学んでいます。

三年の後期からはオランダに一年間の留学を計画しています。

私がなぜオランダコースを選択したかというと、高校時代に教育に興味を持っており、「生徒の学習意欲を向上させるためにはどうすればよいのか」という問いを立てて、その答えを本など読みながら模索していました。そこで興味を持ったのがオランダの教育でした。もっとオランダの教育について知りたいと思った私は、オランダコースで学んでみたいと考えました。

しかし、長崎ユース代表団で核兵器の学習を重ねるにつれてオランダ政策についても興味を持つようになりました。

一番のきっかけとなったのは自分が三月にニューヨークで行われた核兵器禁止条約交渉会議に参加した際に、NATOから唯一交渉会議に来ていたオランダの姿を見たからです。核兵器国はもちろん、核の傘の国々のほとんどがこの交渉会議に背を向ける中で、オランダのこのような姿勢はとても印象的でした。

核保有国や核の傘の国が条約の交渉に完全にそっぽを向くのではなく、向き合おうとする姿勢が核廃絶に向けて重要なのだと思います。難しい立場に立っているにも関わらず、なぜオランダは条約交渉に乗り切ることができたのかを知りたいと考えました。

私は思い切ってオランダ政府に直接話を聞きたいと考えました。思い立った私は今日の午前の会議が終わった後にすぐにオランダ政府の席に駆けつけ、ミーティングのアポイントメントをお願いしました。忙しいだろうし嫌がられるんじゃないかと不安に感じていましたが、気軽に受け入れてくれてとても安心しました(笑)

ブログに話した内容を書かせていただく許可ももらいました~!

私はオランダ政府の方にまず、核兵器禁止条約交渉会議に踏み切った理由を尋ねてみました。オランダ政府の方は一番の大きな要因として市民社会の声が強かったからということを挙げておられました。

元々政府としては禁止条約に対してあまり積極的ではなかったのですが、市民社会が核廃絶に向けた取り組みとして禁止条約を作ろうという声を発し続けたためにそれが政府を動かすことにつながったとおっしゃっていました。

私も前回の核禁条約交渉会議や今回の会議においてオランダのNGOの方が積極的に核廃絶に向けて声を発し続けている姿を見てきてました。このような市民社会の声があったからこそオランダ政府を動かす原動力になったのだと私も納得しました。

ただ、オランダは依然としてアメリカの核兵器に頼った安全保障政策をとっています。

そのため、核禁条約の交渉に参加したものの、NATOの条約に反しないような禁止条約にするようにという意見をニューヨークでの会議で発言していました。

今回、政府の方にどうすればオランダは禁止条約を支持するのかについて聞いてみたところ、現実の情勢を踏まえた上での核禁条約であれば支持できるとおっしゃっていました。

核兵器禁止条約が廃絶に向けて機能するかについても、P5が禁止条約に入らない限りは効果的とは言えないと語っておられました。このことからもNATOとして核廃絶を追求するけれども、現実にあるロシアを主とする国からの脅威を無視できない状況があることが分かります。

やはり、現実に存在する問題の壁は核禁条約に対して大きく立ちはだかります・・・

ただ、禁止条約締結に向けて大きく期待できるのはやはり市民の声です。

核禁条約に対するオランダの態度についてオランダの人々はどう思っているのかと尋ねたところ、オランダの市民一人一人が核兵器をめぐる問題についてそもそもあまり関心がないのだという答えが返ってきました。

政府が本格的に核の傘から抜けられない理由の一つとして、市民が核廃絶にまだまだ関心をもって声を上げられないからなのではないかとも考えています。

日本においても市民の核廃絶に向けた声は十分ではないと思います。

核の問題について日常的に触れることがない、または触れにくいなど様々な問題がこれまでありました。

しかし、現実を見てみると核兵器に対して向き合うべき時に来ているのだと思います。ニュースでは毎日のように北朝鮮の核兵器に関する報道がされており、日に日に緊張が高まってきています。

今まさに現実の問題に直面している私たち市民は真剣に核の問題について考えられるのではないでしょうか?

今日の午後の会議の中で長崎の市長である田上さんが「核兵器は我々人類一人ひとりにとっての問題である」ということを訴えかけていました。

いつしか国の枠を超えて人類一人ひとりの問題として核の問題を意識した先に核廃絶というものは達成し得るのかなと考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

オランダの核政策についてはまだまだ知らないことがあるので、これからオランダに留学した際には本格的に学んでいきたいと思っています。

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No.3, Thursday, 4May

こんにちは!
長崎ユース代表五期生の福井敦巳と申します。
今日もウィーンで気づいたこと感じたことを添えていきたいと思います。

今日は内容が盛りだくさん過ぎて、頭がパンパンになりそうな充実した一日でした。

まず午前中、会議の傍聴をした後にはIAEA(国際原子力機関)の事務局長である天野之弥事務局長とお会いさせていただく機会を設けていただきました。

IAEAは核の番人として知られており、NPTに加盟している国々に職員が赴き、核物質がどのように使用されているのかを調査する役割を担っています。今回のNPTの会議の中でも核の不透明性を担う役割としてIAEAは世界各国から注目されている存在です。

そんな機関の事務局長として仕事をされている天野さんのことを知った時にすごい人だなと思いました。

天野さんにはIAEAの役割や各国の核物質に対する調査方法などについて、今後期待される原子力の利用方法などについても語っていただきました。

天野さんは今回のNPT会議の始めのほうでも演説をされていて、そのような人とお会いさせていただいたのは貴重な体験であったなと感じています。

そのあとはドイツ人学生やオーストリアの学生とディスカッションをする機会がありました。

私たちは彼らの核の問題に対して取り組む姿勢に驚きを覚えました。

彼らは私たちとのディスカッションの前に被爆者の被爆証言を聞いていたのですが、彼らは被爆者の方の話を一生懸命に機構としていました、また、証言が終わった後の質問の時間には多くの学生が手を挙げていましたし、質問の時間が終わった後にも質問しようとする姿を見ました。

日本以外で、このように核問題に対して取り組む若い海外の学生たちとディスカッションを行う機会もなかなかないものだと思います。

今回は10ぐらいのグループに分かれて話し合いをしました。私のグループにはドイツの学生二人とオーストリアの学生一人、私というメンバー構成でした。

私たちの班では、「核抑止」「負の歴史についてどう向き合うか」というテーマについて話し合いました。

それぞれ難しいテーマでそれを英語でしゃべらなければなかったので大変でした(・_・;)

今回は自分の英語力を知るという意味でもよい機会だったと思います。言いたくても英語だから言えないもどかしさは私の英語に対する学習意欲に火を付けました!

日本で帰ってから修行しなおします!

それぞれのテーマについてはお互いに関心があり、一生懸命に互いの意見を聞きあいました。

まず、核抑止というテーマについては今日本でもタイムリーな話題だったのでたくさん質問されました。北朝鮮に対して日本の人々はどのような脅威を感じているのか、日本は核抑止は必要かという問いをされました。日本の置かれている状況を私が語ると、しばらく沈黙が訪れました。日本の置かれている状況を彼らも理解してくれたのだと思います。

私もNATOの核政策については興味があったので、ドイツの学生にもNATO国々が核の傘から抜けることができない理由を尋ねました。私はロシアの脅威が一番大きいのだと考えていたので、その点についても聞いてみました。

彼らはロシアに対しては実際に恐怖を覚えることは少ないと答えました。それならなおさらなぜNATOの国々は核の傘から抜けることができないのかと尋ねると、NATOの条約を無視するわけにはいかないからと答えていました。

日本もアメリカとの同盟関係があることが核の傘から抜けられない一つの理由になっているのだと思います。これらの状況を見た時に、核抜きの同盟関係の構築をどのように進めることができるのかを考えてみるのも面白いと思いました。

次に、負の歴史とどう向き合うかについての話です。日本とドイツやオーストリアもそれぞれ第二次世界大戦時に様々な被害を世界にもたらしました。このような過ちを二度と繰り返さないため、また被害にあった方々に対して戦時には産まれていなかった私たちには何ができるのかについてお互いの考えを知り合いたいと思っていたので、興味深いテーマでした。

まず、私たちにできることとして過去に何があったのかを知ることが重要であるので、お互いの教育の違いについて語り合いました。ドイツやオーストリアの歴史の授業と日本の歴史の授業は大きく異なることを確かめることができました。ドイツやオーストリアの歴史の授業では、日本の歴史の授業のように年号、人や出来事の名前を覚えさせる授業とは異なり、どうしてその物事が起こっていったかについて突き詰めることを重視しています。そこに何が正解というものはなく、自分自身で深く考えることが求められます。

それに対して、日本ではやはり受験というものに対応する教育にしていかなければならないので、何が正解かを暗記を通して覚えなければなりません。その結果、私の周りにいる学生たちも高校時代に覚えていた歴史の内容はほぼ忘れてしまったという人たちは多くいます。日本の歴史教育のスタイルを聞いたときに、ドイツやオーストリアの学生たちはびっくりしていました。ほんとにそのような教育で良いのかという疑いの声もありました。負の歴史と向き合うにあたって、過去の歴史としてとらえるのではなく、自分たちにも起こりうることかもしれない、怒らないようにすればどうすればいいのかをイメージできるような歴史教育でなければなりません。日本の歴史教育も見直すべきところがあると思いました。

ドイツ人学生とのディスカッションでは、自分が知らなかったことをたくさん気づくことができました。日本の中でディスカッションしていくのも大切ではあるけれども、海外の視点から物事を見るためにも海外に足を運んでみたりして話し合ってみるのも面白そうです。

その後には、日本政府との意見交換の時間がありました。

なかなか政府の方と直接話す機会はないのでこれもまたまた貴重な体験でした!!

ウィーン国際機関日本政府代表部の北野大使はまず、日本が今後各なき世界に向けてどのように進めていくのかを語ってくださいました。日本政府の考えや今後の方針について改めて知ることのできる機会となりました。

私たちからも質問をさせていただく機会を設けていただいたので、日本政府の方に疑問に思うことをユースからたくさん質問することができました。

日本政府の方に直接話を伺って思ったことは、やはり私たちと政府の考えは異なるものが多くあるなと感じました。例えば、核兵器禁止条約に参加しないという姿勢に関しては私たちの思いと異なりますし、被爆者の方々も核兵器禁止条約に参加してほしいという思いを持っています。

このような考えの溝をどのように埋めることができるのか国内で対話を重ねていかなければいけません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後に田上市長と食事会をさせていただきました!

ウィーンのおいしい食事も堪能できたとても良い一日でした!

明日もより良い一日にしていきたいです!

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No.4, Friday, 5May

皆さんこんにちは!
長崎ユース代表団五期生の福井と申します。
今日もウィーンでの出来事をつぶやいていきたいと思います。

今日の日程は以下の通りでした。

① 会議の傍聴

② 日本人学校訪問

③ IAEAブリーフィング

今日もとても充実した一日で、脳と心にたくさん栄養をもらっている気がします!

今日の一日は会議傍聴から始まりました。

今日の会議からはいよいよ一般討議から軍縮・不拡散・安全保障について焦点をあてたクラスターⅠに移りました。各国がこれから核兵器とどう向き合っていくかという点について、一般討議の演説よりも具体的で考えることがありました。

私が多くの国の演説を聞いていて思ったのは各国の意見が違いすぎる~!まとめるの大変そう!!という事でした。特に核保有国と非核保有国は依然として意見の対立が続いています。スイスの一般討議の演説において、核兵器武装国の間でNPTの条約に反したことを言っている国が増えてきているという点を指摘していました。

核禁条約を強く望んでいる非核保有国に対して、核兵器国は自らの核兵器を近代化させ、核の寿命を延ばそうとしています。核廃絶が大事と言っているのに核を近代化させることに自分自身納得がいきません。

日本においても、「核廃絶は強く推進するけれども、核抑止は必要だよね」という矛盾した政策をとっています。核抑止を正当化し、核の必要性を訴え続ける中で核廃絶などできる気がしません。北朝鮮が仮に核武装をやめたとき、日本政府がどのような姿勢をとるのか気になります。

とにかく、私が感じるのは2020年にむけて各国の意見をどのようにまとめていくのかという点についてです。

今日のオランダ政府の演説ではこのような議論停滞状態に陥りそうな中で必死に議論の促進を呼びかけていました。オランダ政府は「いったいどうすればいいんだ?」と核廃絶にむけての問題をたくさん提起していました。その上で、もっとこれらについて話し合おうということを訴えかけていました。

今回のNPTではもっと各国が成果文書の合意に向けて積極的な議論をしていくことが必要だと思います。

その後、昼には日本人学校を訪問しました。

私たちは日本人学校を訪問し、核兵器について考えてもらう授業を実施しました。

今まで、平和教育を受ける立場だったので不思議な体験でした。

これもまたなかなか経験できないものでした。

授業は教育学部の二人がメインで行っており、私と他のメンバーはサポートとして授業に参加していました。

その後、私はホームルームの時間に一つの教室を訪問したのですが、先生が「あとは任せた」みたいな感じで先生の代理を任されてしまいました(笑)

生徒たちは僕に核兵器についてたくさんの質問をしてきました。よほど今日の授業が心に来たのだと思います。

「北朝鮮は怖いの?」とか、「アメリカが核兵器を使ったらどうなるの?」といった疑問がたくさん投げかけられたときに、説明するのは難しかったです。

皆が分かるような言葉で説明することも、これから核の問題を多くの人に考えてもらう中で必要かもしれません。

今回の体験は教育学部でない私にとっていい体験でした。

一度先生になってみたかったので(笑)

ほんとに子供ってカワイイ~!!!!!って思いました。

純粋で好奇心旺盛な子供たちと触れ合ってすごく元気をもらいました!

自分も子供だった頃を思い出して、たくさんのことを吸収できるウィーン滞在にしたいと思いました。

最後にIAEAのブリーフィングです。

IAEAの取り組みについて職員の方から直接お話をしていただきました。

今回のブリーフィングにおいて特に興味深かったのは原子力の技術を様々に応用した平和利用についてです。

今まで原子力の平和利用と言えば、原子力発電についてでしたが、原子力にはそれ以外にも様々な利用方法があり、それらはとても魅力的であると感じます。

アイソトープや放射能による自然変態を利用した植物飼育法などという技術はとても興味深かったです。

原子力を使ったものには核兵器という負の一面はあるものの、様々な魅力的な面も持ち合わせているのだと思いました。

原子力とどのように向き合っていくのかは今後の課題になりそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

あと、私のウィーンでの活動も残り少ないものになっていきますが、最後まで「挑む」気持ちを忘れずに頑張ります!

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No.5, Monday, 8May

こんにちは!
長崎ユース代表団5期生の福井敦巳です。
今日もよろしくお願いします!

ウィーンにいる時間もすでに2週間近くとなり、帰国までの日にちはあと2日となりました。

ウィーンの街はホントに綺麗だし、人とも気軽に話せる雰囲気で第二の故郷にしたいくらい…笑

あとちょっとしかないけど、ソーセージでも堪能したいと思います。

今日は3期生を務めていらっしゃったジョウさんと、3期生・4期生を務めていらっしゃったヒデさんと合流しました!

NGOルームをする私たちのために駆けつけてくれたようです!

日本にいる間の準備期間の間も、特に3期生と4期生の方々にはお世話になりました。

本当に感謝しています!

自分自身もOBになった時には先輩方にしてもらったように、現役生をサポートして行きたいと思います。

さて、今日はIAEAとCTBTOの専門家の方々にショートトレーニングプログラムを開いていただきました。

お忙しい中、私たちのために時間を割いていただいて感謝しています。

今回のプログラムは英語で行われました。今まで自分が知らない難しい内容を英語で理解するのって大変!!

帰ったらやはり英語力を鍛えないと。

自分なりに今日のプログラムを受けて感じたのは、まだまだ核廃絶への道は遠いと実感しました。

まず、核兵器の発展を止めるCTBTの発行はいつになるのかという疑問がウズウズと湧いてきます。

今回のNPT再検討会議を受けていて多くのフランスなどの核保有国を含めて多くの国がCTBTの発行を求めていますが、アメリカ、中国、インド、パキスタン、イラン、北朝鮮、エジプト、イスラエルといった国がCTBTに批准をしておらず、その見通しもたちません。

さらに、NPT加盟国はIAEAによる補償措置を受けることになっていますが、その補償措置の対象となる施設に核の軍事施設は入りません。これでは核の透明性は完全に信頼できるものとは言えません。仮に核廃絶が達成されたということが言われたとしても、軍事施設への視察なしに核なき世界であると立証することは難しいと思います。

メンバーの何人かと話していて、それぞれがやはり廃絶に向けた道のりは険しいものだと感じています。前回のNPT再検討会議では成果文書を提出することができませんでしたが、今回のNPT再検討会議においても同じことになるんじゃないかと疑問に思っているメンバーもいます。

今の世界の現状をどうやって変えることができるのだろうと考えてみると、自分にできることは少ないかもしれません。

でも、自分が優先的にできるとしたら、反核の声を日本でもっともっと広げ続けることが重要です。

核に対して反発する動きが市民の間で広がれば、政府を動かす原動力になると信じています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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No.Final, Monday, 15May

こんにちは!
長崎ユース代表団五期生の福井敦巳です。
ブログの更新信じられないくらい空いててすみません!
原稿はできていたのですが投稿するのを忘れてしまっていました(涙)

さて、とうとうウィーンでの活動が終わってしまいました。
早く日本食食べた~いと言っていた私ですが、帰るころになってウィーンが恋しくなりました。
でも、帰って日本食を食べたら、日本っていいな~とも思いました。

(最終日)
最終日は怒涛のスケジュールでした。
五月十日は朝十二時から始まっています(笑)
午前十時半に控えたNGOルームの準備に向けて準備をしていると、気が付くと日が昇っていました。前日に秀さんやジョウさんからたくさんアドバイスをもらったのでそれらの修正に時間をかけました。
ユースの先輩であるお二人には本当に手伝っていただいて感謝しています。
お二人の協力に感謝し、最高な発表にしたいという気持ちが最後まで僕たちの心を支えてくれていました。
その日は九時ごろに国連に着き、そこからNGOルームで使う機材の準備をしたりしていました。私はNGOルームで読む原稿を音読していましたが、気づいたらそのままよだれを垂らして寝ていました(笑)

十時半が近づき、思っていた以上に多くの人が私たちの発表に足を運んでくれていました。
さらに、以前にお誘いしていた高見沢国連軍縮大使も来てくださったので、ますますやる気
になってきました!

発表の題名は“Why Is Youth Action So important? ~Challenge of Japanese& Korean Youth~”というものでした。
韓国の学生とコラボということで発表を行いました。
今北東アジアは世界の中で核の脅威にもっともさらされている地域と言っても過言ではありません。北朝鮮の問題は日本や韓国、中国やアメリカなどの核兵器国も巻き込んだ問題となっています。北東アジアの核兵器問題は極めて厳しい状況にあるということがヨーロッパのニュースを見ていても感じました。ウィーンの人に自分は日本人であるというと、「北朝鮮に行ったことはあるのか」という質問を受けています。
このような状況の中で、日本と韓国の若者が自分たちの思いを伝えるというのはなかなかないと思います。高見沢大使が来られた時に、自分たちの思いを伝えたいという強い思いがこみ上げてきました。

全体の発表は四つのグループによって構成されていて、それぞれのテーマは①日本国内における市民の声②日中韓の若者における核兵器に対する認識の違い③朝鮮半島における核兵器をめぐる現状(韓国の学生たちによる発表)④国同士での不信感を乗り越えた和解 というものです。

私と酒井、中川は①の班として発表を行い、日本国内の市民の声を届けようと試みました。
ただし、私たちが伝えたかったのは、若者が現在の難しい状況に置かれてる中で核兵器に対してどう向き合っているのかという現状です。
日本では平和教育が推進されており、核がいけないものだという認識は多くの人が持っているのだと思います。
しかし、現状を前にしたとき若者の正直な気持ちはどうなのかな?と疑問に感じました。
日本は今年三月に行われた核兵器禁止条約交渉会議において「誠実に交渉を行うことは難しい」と大使の方は述べていましたが、それに対する世論の賛否は割れました。反対派の意見を聞いたときに、「今の現状では仕方ないよね」という声も多いように感じました。
さらに、最近では「核は必要である」「日本も核兵器を持ったほうがいい」などの意見も若者の間で多く出てきています。

私はこの状況を変えたいと強く思っています。
若者の間で核の攻撃も保有も脅しも許されないと強く感じてほしい。二度と広島と長崎のような被害を生まないためには核廃絶しかありません!
現在のように核抑止に頼った安全保障のやり方の中で、核が使われる可能性はますます増しています。核抑止では核の使用を否定できないことは明らかです。

確かに、現在の緊張状態において核廃絶をすぐに行うことは難しいかもしれません。しかし、だからと言って廃絶に向けて背を向けるような姿勢をしていてはいけないと思います。「廃絶は不可能」と決めつけてしまうのではなく、核なき世界は実現可能であり、そのプロセスとして何が必要かということを意識していくべきだと思います。
では、なぜ核廃絶へのイメージを若者が描けずに、やりたいけどできないものだと感じるのでしょうか?
それは日本の平和教育に問題があると考えています。
日本の平和教育では広島・長崎の原爆に偏重したものとなっており、現代の核問題に触れていません。ユースの三期生が行ったアンケート調査の中で長崎と他県の平和教育が現代の問題について触れられているか調査したのですが、調査結果の中でどちらも世界にある核兵器の数や核を持っている国を正確に答えることがでできていませんでした。日本において確かに平和教育は盛んに行われていますが、その内容を見てみると現代の核の問題については触れられていませんでした。
現代の核問題に触れることなしに、核廃絶に向けた具体的なプロセスはイメージできないと思います。私自身、ユースに入るまでは核廃絶がどうやって達成されるか、またそもそも達成されるのかイメージできませんでした。
ユースに入ってから現代における核兵器をめぐる動きを知る中で、こんなにも多くの国が核兵器を禁止することを望んでいるということを望んでいることを知り、今では核廃絶は可能であると感じています。
この私の経験からも核廃絶と正面から向き合うには、現代の核の問題について知ることが不可欠です。広島と長崎の原爆の被害について学ぶことはもちろん大事だけれども、同じく現代についてもしっかり目を向けることができていないと、核廃絶を目指すための教育とは言えません。日本の平和教育を変えていかないといけないのです。

現代の核の問題についても触れる平和教育はできておらず、いきなり国全体や県や市の平和教育を変えるのは難しいのが現状です。
だから自分たちがまずはどのような平和教育が核の非人道性について認識するとともに、現代の核問題について考えられるきっかけにつながるのかを模索し、実践するべきだと考えています。

ウィーンから帰ってきてだいぶ時間が経ちました
実は私は今回の会議を通して、各国の意見があまりにも違うこと、それぞれが難しい現状を抱えていることを実感しました。
会議の終盤になると、「今回も成果文書はできないのではないか?」、「今回成果文書が締結されなかったらNPTはどうなるのだろう?」、「そもそも核廃絶はできるのか?」とネガティブな気持ちに苛まれていました。

でも、時間を空けていろいろと考えて、核廃絶は可能であると確信しています。
ユースのメンバーには、核なき世界に向けて熱い気持ちを前面に出して活動をし続けている人が大勢います。
メンバーの前向きな姿勢を見ていつも励まされます。

帰ってきて自分がウィーンでやったこと感じたことを話した時に、真剣に話を聞いてくれたり、共感してくれたり、「自分も何かしたい!」と思ってくれる周りの人間はたくさんいます。

自分も核廃絶に向けて「挑む」という姿勢を忘れずに、今後の活動に熱い気持ちをもって取り組みたいと思います!!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ナガサキ・ユース代表団5期生

福井 敦巳

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