Print Friendly and PDF

メンバー紹介

 片山 桂維(Kei Katayama)

 長崎大学 教育学部2年

片山

私は、愛媛県の愛南町という小さな町から長崎大学へ入学しました。長崎に来たからには長崎らしいことをしたいという思いから、1年の5月ごろから核兵器関連のボランティアに参加するようになりました。昨年の12月ごろからはRECNAにも足を運び始め、ユース4期生の活動の一部にも参加していました。特に4期生の活動の一つであった「PEACE CARAVAN(ピース・キャラバン)」に同行したことは教員志望である私にとって貴重な体験だったと思います。真剣なまなざしで授業を受けてくれた子どもたちの姿を見ていると、核兵器廃絶が叫ばれている現在の社会において、若い世代に核兵器の恐ろしさとその現状を伝え、ディスカッションの中で自分の考えをシェアすることは、核兵器廃絶に向けた動きとしてとても有効な手段であると感じました。そのため、今期でもピース・キャラバンは続けていき、さらに対象を広げていきたいと考えています。被爆72年目を迎えるナガサキで若い世代の底力を見せることができるよう、このような機会を与えてくださったことに常に感謝の心をもって、新しく出会う仲間とともにアクティブに行動していきたいです。1年後、様々な経験を積んだ先にどんな景色が見えているのか楽しみです。自分らしく、頑張ります!

 

北里 友佳(Yuka Kitazato)

長崎大学 多文化社会学部2年

北里

私は小学校の頃から長崎で平和教育を受けてきました。そのなかで被爆者が私たちのために体を張って話をされるのはただ戦争や原爆の恐ろしさを知ってほしいだけではなく、未来を担う若者たちの平和に対する考え方や行動に期待をしておられるのだと感じています。それはすべて私たちの未来のためです。
しかし、外に目を向けてみると長崎では当たり前だと思っていた「核兵器は廃絶すべき」とは違う考え方の人々や国がたくさんあります。また核兵器の問題は様々な問題と絡んでいてとても複雑な問題です。そんな中でもやはり、長崎で育ったものとして核兵器の非人道性は無視できないし、人々の気持ちを大切にしたいです。ユースの活動では核軍縮やそれに絡むファクター達をクリティカルに学び考え、そして、その分野の最前線では実際にどのように物事が動き、どのように人々がアクションを起こしているのか自分の目で見て学び自分の行動に繋げていきたいです。被爆者の高齢化が進んでいる中、被爆者から話を聞いた一人として彼らや人々の思いを大切にし、核兵器の問題に私らしく一生懸命向き合っていこうと思っています。みなさんの応援に感謝します。

 

酒井 環(Tamaki Sakai)

長崎純心大学 人文学部比較文化学科1年

酒井これまで数多く報道されてきた世界各国の核兵器に関する会議での発言や、世界情勢のニュースを見るたびに、私の思う平和や核兵器に対する考えの違いに気づかされました。だからこそ、被爆地長崎で学び、被爆校でもある城山小学校の6年間での経験や、被爆者の方々の生の声を聴いてきたこと、そして私自身の考えを何かに生かせないかと考えるようになりました。被爆者の方々の高齢化が進み、そう遠くない将来、生の声を聴けなくなるのではないかと思います。そのためにもナガサキ・ユース代表団の一員として参加し、自分の意見、被爆者の方々の思いを継承すべきだと考えました。 被爆者の方々の思いはもちろん、私自身が考える平和、核兵器についても深く議論し、私と同世代の若者たち、そして後世へと長崎から平和の尊さと核兵器の非人道性を発信していける一つの通過点になればと思います。これまでは、学びをうまくいかせずにいましたが今回のユース代表団を機に、長崎の代表として堂々と、胸を張って議論、交流をしていきたいと思います。

 

立石 丞(Susumu Tateishi)

長崎県立大学 国際情報学部3年

立石

みなさん初めまして。私は宮崎県出身で長崎に住み始めてから今年で3年目になります。
大学生活をせっかく長崎に住むのだから何か長崎ならではのことをしたいと思い、ピース・ボランティアに参加したところから私の平和活動が始まりました。ボランティアを通して被爆の実相や核兵器の現状を目の当たりにし、「核兵器のない世界」を願う意志の強さを感じました。戦後被爆者を始めとする多くの方々の絶え間ない努力により、その願いは原爆が実際に投下された広島・長崎だけにとどまらず世界中に広がっています。ところが、国際社会では核兵器に対する立場は同じというわけではなく、複雑に分かれている現状があります。ユース代表団では日々の勉強会や国際会議に参加することを通じ、核兵器を巡る各国のスタンスを把握したうえで、核問題について自分なりの解決策を模索していきたいと考えています。

 

西垣 あすか(Asuka Nishigaki)

長崎大学 医学部2年

西垣

初めまして。奈良県出身の西垣あすかです。
先の大戦が終わり、71年。テロが各地で多く発生し、イギリスがEUを脱退するなど、第二次世界大戦前に起きたナショナリズムを想起させる流れを最近感じます。オバマ大統領が広島を訪問しましたが、その際にも核のスイッチは広島に持ち込まれましたし、核を容認する発言をしているトランプ氏がアメリカ次期大統領選を制しました。世界はどこへ向かうのでしょうか。
“賠償金・世界恐慌などの原因から始まった第二次世界大戦。これを途中でやめるタイミングはなかったのか。原爆は落とされなくてはいけなかったのか。欧米では原爆投下正当化論があるが、それでは日本は各国からどう見られていたのか。原爆についてどういった教育をするのか、被爆者の症状・影響について知る機会はあるのか。被爆者のその後。どういった治療が有効だったのか。今現在の核保有国。核の持つ影響力。核兵器を減らすためにはどこが主導権をとるべきなのか。核廃絶についてどういった意見があるのか。核なき世界が作れないのなら、人類は核で滅亡するのか。”
様々な中立的視点から第二次世界大戦、原爆、核兵器についてしっかり考え、自分の持つ疑問にある程度の答えを出したいと思い、今回応募しました。この機会を最大限に生かし、多くを学ぼうと思います。よろしくお願いします。

 

野村 梨紗(Risa Nomura)

長崎大学 多文化社会学部1年

野村

私は沖縄で生まれ育ち幼い頃から身近に基地があり、道路には戦車が通っていたり、学校の近くでは枯れ葉剤が遺棄された物が見つかったり、日本では普通考えきれない生活をしてきました。また、沖縄では日本の平和、世界の平和を願い平和教育が毎年行われ、戦争経験者の生の声を聞く機会も多くあり、「平和」という言葉が私の周りには常に身近にありました。その事もあり、私は幼い頃から戦争または戦争を可能にしてしまう核兵器がなぜ未だに存在しているのかと疑問に思っていました。なので、ナガサキ・ユース代表団の話を聞き、これはやるしかないと思い応募しました。世界から戦争、核兵器をなくすため、「平和な世界」をつくるための手助けをしたいです!!
また、私は何事にも積極的で様々な事に挑戦する事が好きです。今回も自分は何が得意なのか、何の能力が不足しているのかを知り、これからの大学生活で身につけなければならない事など多くの発見、学びがあると思うので自分のベストを尽くしたいです。

 

福井 敦巳(Atsumi Fukui)

長崎大学 多文化社会学部1年

福井

生まれも育ちも長崎である私にとって、原爆の話題は常に身近なものでした。学校で受けてきた平和教育は原爆や戦争の恐ろしさについて考えるきっかけになりました。しかし、私の受けた平和教育は核兵器や太平洋戦争の内容に偏重したものとなっており、平和実現のために解決すべき貧困や差別などの問題についてはほとんど触れられていませんでした。他県で行われる平和教育に関しても同じことが言えます。貧困や差別の解決なくして、平和の実現はありません。貧困や差別が争いを求め、争いが核兵器を求めることにもなります。現状の平和教育では世界平和を考えるにあたって十分でありません。世界に存在する様々な問題について視野を向けることが、核兵器をなくしていくためにも、平和を目指すためにも重要なことであると考えます。
私は今回のナガサキ・ユース代表団第五期生の活動を通じて、核問題や戦争について広い視野でみることのできる力を付けていきたいと考えています。そのために、平和・軍縮問題の専門家や世界各国の政府の方々との交流を積極的に行うつもりです。そうして学び考えたことを教育の場で還元し、核廃絶や世界平和実現に向けて将来の世代が主体的に考えるきっかけを作りたいと思っています。

 

光岡 華子(Hanako Mitsuoka)

崎大学 教育学部3年

光岡

 

海外ボランティアでマレーシアに行った際、紛争の影響で逃げるように生きる人たち、不法移民であるために国から必要とされず、国籍も持たない子たちと触れ合ったとき、私は目の前の一人の男の子を笑顔にすることができませんでした。もちろん言葉は通じなくて、こちらが笑いかけても笑うことはなく、風船を投げてみても無反応でした。私は、自分には何もできないと思い、その場にいることが怖くなりました。後から考えると、ほんの数十分しかなかったその時間に、自分のことで精いっぱいになってしまったことが情けなくて男の子に申し訳なくなりました。
この経験を通して、これまで自分が知らなかった現実を知った時、知ってどうするのかを考えなければならないと思うようになり、彼らや、平和のために何かしたいという思いでユースへの参加を決意しました。
私は、核兵器のない世界の実現のためには、枠にとらわれない教育、もっと広い意味での教育、教育の持つ役目と大きな可能性がカギになると思います。国や組織という枠組みを越えて、教育の視点から可能性を広げたいと思っています。よろしくお願いします。

 

山田 ゆり(Yuri Yamada)

社会人(ゲストハウス勤務)

山田はじめまして。長崎出身の山田ゆりです。現在はJR長崎駅の近くのゲストハウスで働いています。
実は3年前からこのナガサキ・ユース代表団に参加したいと思っていました。私は長崎の被爆3世で、被爆した祖父は戦争や核兵器の使用がどれだけ多くの人たちに悲しみと絶望をもたらすのか、そして平和に安心して暮らせることがどれだけな幸せなのかということを何度も何度も話してくれました。そしてずっと祖父や他の被爆者の方々のような思いをする人をもう二度と生み出さないために、なにか自分ができることはないかと考えていました。そんな時にナガサキ・ユース代表団について知り、自分もぜひ参加したいと思い今回応募しました。

現在被爆者の方々の高齢化が進み被爆者の方から直接、被爆体験や平和への思いなどを聞く機会は減ってきています。被爆地長崎にいる私たちはそんな被爆者の方々の体験や思いを後世に伝えていく使命があると思います。私は声楽家になるという夢があるので、被爆者の方々の思いを歌に乗せて、核兵器使用のもたらす悲惨さや平和の大切さについて伝えていきたいと思っています。

このページのトップへ

  • 75thProject
  • 核兵器廃絶市民講座
  • 長崎県公式ウェブサイト
  • 長崎市公式ウェブサイト