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第64回国連総会:新アジェンダ連合(NAC)決議
核兵器のない世界へ:核軍縮に関する誓約の履行を加速する

2009年12月2日採択、A/RES/64/57

共同提案国:ブラジル、エジプト、アイルランド、メキシコ、ニュージーランド、南アフリカ、スウェーデン、オーストリア、コモロ、コスタリカ、フィジー、ガイアナ、マルタ、ノルウェー

 

総会は、

2008年12月2日の決議63/58を想起し、

核兵器使用の可能性によって人類がさらされている脅威を、繰り返し深く憂慮し、

とりわけ2009年9月24日に開催された核不拡散及び核軍縮に関する安全保障理事会首脳会議において、国際的な指導者有志が表明した核問題への関心の表明を、満足を持って留意し、また、これと関連して、核兵器のない世界の実現に向けた具体的、透明、検証可能でかつ不可逆的な歩みの重要性を強調し、

核軍縮と核不拡散は相互に補強し合う過程であって、両面における緊急かつ不可逆的な前進が求められていることを再確認し、

核軍縮及び核不拡散の目標に向けた前進には、包括的核実験禁止条約※の早期発効が引き続き死活的に重要であることを認識するとともに、レバノン、リベリア、マラウイ、モザンビーク並びにセントビンセントおよびグレナディーン諸島による最近の同条約批准を歓迎し、

2000年NPT再検討会議がその最終文書において、とりわけ非核兵器地帯を設立することが「世界の、また地域の平和と安全を強化し、核不拡散体制を強化し、核軍縮の目的の実現に貢献する」との確信を再確認したことを想起し、

2009年3月21日の中央アジア非核兵器地帯条約の発効、及び2009年7月5日のアフリカにおける非核兵器地帯を設立するペリンダバ条約の発効を歓迎するとともに、これらの重要な前進に引き続く、他の地域、とりわけ中東における非核兵器地帯創出のための国際的な協調した努力を期待し、

 1995年NPT再検討・延長会議で採択された「条約再検討プロセスの強化」、「核不拡散

と核軍縮のための原則と目標」、「核不拡散条約(NPT)の延長」と題された諸決定、ならびに中東に関する決議、および2000年NPT再検討会議の最終文書を想起し、

また、NPT第6条に基づく誓約にしたがい、核兵器国が核軍縮へと繋がる保有核兵

器の完全廃棄を達成すると明確に約束したことを想起し、

ロシア連邦大統領及びアメリカ合衆国大統領による最近の声明で表明された、戦略兵器削減条約の後継条約に向けた進捗を歓迎し、

また、2010年のNPT再検討会議に向けて、暫定議題と議事構成に関連する決定を採択した第3回準備委員会の成果を歓迎し

1. 核軍縮及び不拡散を達成するために、NPT※の中心的役割及びその普遍性の重要性を引き続き強調し、すべての締約国にその責任を尊重するよう強く求める。

2. すべての国に対し、核軍縮と核不拡散に関する誓約を完全に順守するよう、また、新たな核軍備競争を誘発したり、それに結びついたりするようないかなる行為もおこなわないよう求める。

3. 2000年NPT再検討会議※の成果によって核軍縮に向けた体系的かつ前進的な努力の枠組みが作られたことを再確認するとともに、核兵器国に対してそこで合意された実際的措置の履行を加速し、それによってより安全な世界を作ることに貢献するよう改めて要求する。

4. すべての締結国に対し、NPTの普遍性の達成に向けて最大限の努力を払うよう繰り返し求めるとともに、インド、イスラエル、パキスタンに対して非核兵器国として早急かつ無条件に条約に加盟するよう求める。

5. 朝鮮民主主義人民共和国に対して、NPTからの脱退声明を撤回し、IAEAとの協力を再確立するとともに、平和的手段による朝鮮半島の非核化を実現するとの認識をもって6か国協議に復帰するよう強く求める。

6. すべてのNPT加盟国に対して、2010年NPT再検討会議の成功と建設的成果を確かなものとするための努力を惜しまないよう求める。

7. 2010NPT再検討会議の成果は、1995年及び2000年の同会議の積極的成果の上に達成され、これら会議の成果の具体的な履行に重要な貢献をなし、 核兵器のない世界という目標を推進し、すべての側面においてNPTを強化し、NPTの完全履行と普遍化に貢献するものでなければならないことを強調する。

8. NPTの全加盟国に対して、1995年の再検討会議で採択された中東決議の全面的履行のために努力するよう求める。

9. またCD(軍縮会議)の全参加国に対して、2009年5月29日の作業計画採択を導いた気運を持続させるため、同会議の積極的進展を追求し、2010年会期の開始と時を同じくして実質的の作業を早期開始する努力を惜しまないことを求める。

10. 第65回会合の暫定議題に「核兵器のない世界へ:核軍縮に関する誓約の履行を加速する」と題された項目を含め、現存する決議の履行状況を同会合で点検することを提案する。

 

(翻訳:特定非営利活動法人ピースデポ)

※印には参照するべき文書の名称等が記載されているが省略した。

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